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使徒の働き(69)―第三次伝道旅行の始まり―

  • 2019.07.22
  • 使徒の働き 18章23~28節
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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第三次伝道旅行について学ぶ。

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「第三次伝道旅行の始まり」
使徒18:23~28

 

1.はじめに
(1)第三次伝道旅行の概略
 ①使18:23~21:17(紀元53年の春から56年の春)
 ②パウロは、ひとりで出かけている。
 ③未信者への伝道ではなく、フォローアップが主な目的の旅である。
 ④第一次伝道旅行で立てられた諸教会(ガラテヤ地方とフルギヤ)を訪問した。
  *目的は、弟子たちを力づけるためである。
  *大宣教命令の最終目的は、イエスの弟子を育てることである。
 ⑤第三次伝道旅行の中心地は、エペソである。
  *第二次伝道旅行の中心地は、コリントであった。
  *エペソは、小アジア全域に福音が宣べ伝えられる基地となる。
 ⑥パウロは、伝道者、教師、牧師として奉仕し、その働きにはしるしが伴った。
 ⑦パウロに対する敵対は、ユダヤ人からではなく、異邦人からやって来る。
 ⑧パウロは、最後にエルサレムに上る。
  *アンテオケ、小アジア、ギリシア、エルサレム
 ⑨使21:18~28:31で、パウロは逮捕され、ローマに行く。

 

(2)アウトライン
 ①第三次伝道旅行の始まり(23節)
 ②アポロの紹介(24~28節)

 

結論:
(1)アポロの信仰
(2)アクラとプリスキラの信仰

 

第三次伝道旅行の始まりについて学ぶ。
Ⅰ.第三次伝道旅行の始まり(23節)
1.23節
Act 18:23 そこにしばらくいてから、彼はまた出発し、ガラテヤの地方およびフルギヤを次々に巡って、すべての弟子たちを力づけた。
(1)「そこにしばらくいてから、」
 ①ルカは、アンテオケでのパウロの活動については報告していない。
  *当然パウロは、宣教報告を行ったことであろう。
 ②アンテオケに戻って約6か月で、彼は第三次伝道旅行に出かけることにした。
  *紀元53年春である。天候が穏やかになる季節。
 ③今回の伝道旅行の最終目的地は、エペソである。
 ④使18:20~21
Act 18:20 人々は、もっと長くとどまるように頼んだが、彼は聞き入れないで、
Act 18:21 「神のみこころなら、またあなたがたのところに帰って来ます」と言って別れを告げ、エペソから船出した。
 ⑤第二次伝道旅行では、エペソに向うことを超自然的に禁じられた。
 ⑥今回は、同行者なしに、単独でエペソに向う。
 ⑦旅の途中で、シラスやテモテと再会することを期待していたのであろう。

 

(2)「ガラテヤの地方およびフルギヤを次々に巡って、すべての弟子たちを力づけた」
 ①第一次伝道旅行と第二次伝道旅行での宣教地を巡った。
 ②デルベ、ルステラ、イコニオム、ピシデヤのアンテオケ
 ③弟子訓練を行った。これは、主に教師としての奉仕である。
 ④このようにして、徐々にエペソに近づいて行った。

 

Ⅱ.アポロの紹介(24~28節)
1.24節
Act 18:24 さて、アレキサンドリヤの生まれで、雄弁なアポロというユダヤ人がエペソに来た。彼は聖書に通じていた。
(1)ここで場面は、エペソに切り替わる。
 ①ルカは、パウロがエペソを去って以降にエペソで起ったことを記録している。
 ②アポロというユダヤ人伝道者が、エペソで顕著な働きを展開していた。

 

(2)アポロについて
 ①ディアスポラ(離散)のユダヤ人で、エジプトのアレキサンドリア出身。
 ②アレキサンドリアは、学芸の一大中心地で、大きなユダヤ人共同体もあった。
  *アテネ、アレキサンドリア、タルソが3大大学都市。
 ③アレキサンドリアは、ディアスポラの地でのユダヤ教の中心地であった。
 ④その町出身のアポロは、雄弁な伝道者で、ヘブル語聖書に精通していた。
  *アレキサンドリアで、弁論術の訓練を受けたのであろう。

 

2.25節
Act 18:25 この人は、主の道の教えを受け、霊に燃えて、イエスのことを正確に語り、また教えていたが、ただヨハネのバプテスマしか知らなかった。
(1)彼は会堂で、聖書に基づいて、イエスこそメシアであることを正確に教えていた。
 ①「主の道」とは、キリスト教信仰のことである。
 ②彼のイエスに関する知識は正確であったが、十分ではなかった。

 

(2)「ただヨハネのバプテスマしか知らなかった」
 ①彼の理解度は、十字架以前の弟子たちと同じようなものであった。
 ②彼は、バプテスマのヨハネの弟子であったと思われる。

 

3.26節
Act 18:26 彼は会堂で大胆に話し始めた。それを聞いていたプリスキラとアクラは、彼を招き入れて、神の道をもっと正確に彼に説明した。
(1)プリスキラとアクラは、会堂でアポロのメッセージに耳を傾けていた。
 ①妻の名が先に出ている。理由は分からない。
 ②アポロが語る内容が不十分であることは、すぐに分かった。

 

(2)彼らはアポロを自分の家に招いて、より正確な福音理解を提供した。
 ①アポロは、霊に燃えていた。
 ②この夫婦が提供する新しい情報を喜んで受け取ったことであろう。

 

4.27~28節
Act 18:27
そして、アポロがアカヤへ渡りたいと思っていたので、兄弟たちは彼を励まし、そこの弟子たちに、彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。彼はそこに着くと、すでに恵みによって信者になっていた人たちを大いに助けた。
Act 18:28 彼は聖書によって、イエスがキリストであることを証明して、力強く、公然とユダヤ人たちを論破したからである。
(1)この夫婦は、エペソの信者たちと一緒になってアポロをコリント教会に推薦した。
 ①「兄弟たち」という言葉は、エペソに教会が出来ていたことを示唆している。
  *パウロが立てたのか。
  *アクラとプリスキラ夫婦が立てたのか。

 

(2)アポロは、パウロがエペソに着く前に去った(意図的かどうかは分からない)。
 ①やがて彼は、コリントで雄弁な教師として活躍するようになる。
 ②その影響力は、コリント教会に「アポロ派」ができてしまうほどであった。
 ③1コリ1:12
1Co 1:12 あなたがたはめいめいに、「私はパウロにつく」「私はアポロに」「私はケパに」「私はキリストにつく」と言っているということです。

 

(3)コリントでのアポロの奉仕
 ①彼は、コリント教会の信者たちを大いに助けた。
  *「すでに恵みによって信者になっていた人たち」
  *ルカは、救いは恵みによることを強調している。
 ②アポロは、コリントのユダヤ人共同体に大きな影響を与えた。
  *彼は、公然とユダヤ人たちを論破した。
  *福音の全貌を知ったので、さらにパワーアップした。
 ③彼は、聖書によって論じた。
 ④パウロと同じく、メシア預言を用いてイエスがメシアであることを証明した。

 

結論:
1.アポロの信仰
(1)使18:25
Act 18:25 この人は、主の道の教えを受け、霊に燃えて、イエスのことを正確に語り、また教えていたが、ただヨハネのバプテスマしか知らなかった。
 ①彼の理解度は、十字架以前の弟子たちと同じようなものであった。
 ②アポロは、イエスがメシアであると信じていた。
 ③しかし、イエスの十字架の死、復活、昇天、聖霊降臨に関しては無知であった。
 ④ユダヤ教からキリスト教への移行期においては、このような人が多くいたと思
われる。

 

(2)彼の知識の中から、過去20年間に起ったことの情報が欠落している。
 ①彼は、バプテスマのヨハネの奉仕を知っていた(ヨハネの弟子であった)。
 ②バプテスマのヨハネがイエスをメシアだと指し示したことも知っていた。
 ③イエスが公生涯に入ったことも知っていた(イエスの弟子となった)。
 ④彼は、公生涯の結末を見る前に、イスラエルを去ったのであろう。
 ⑤彼のメッセージは、悔い改めてイエスをメシアとして受け入れよという段階で
留まっていた。

 

(3)彼は、聖霊によるバプテスマを受けていなかった。
 ①つまり、救われていなかった。
 ②普遍的教会の一員になっていなかった。
 ③聖霊の内住がなかった。

 

(4)福音を理解したアポロは、パウロが築いた土台の上に自らの働きを積み上げた。

 

 ①1コリ3:4~8
1Co 3:4
ある人が、「私はパウロにつく」と言えば、別の人は、「私はアポロに」と言う。そういうことでは、あなたがたは、ただの人たちではありませんか。
1Co 3:5
アポロとは何でしょう。パウロとは何でしょう。あなたがたが信仰に入るために用いられたしもべであって、主がおのおのに授けられたとおりのことをしたのです。
1Co 3:6 私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。
1Co 3:7 それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです。
1Co 3:8 植える者と水を注ぐ者は、一つですが、それぞれ自分自身の働きに従って自分自身の報酬を受けるのです。

 

(5)見落としてはならないもの
旧約聖書→バプテスマのヨハネ→キリスト教という流れ

 

(6)アポロの信仰から学ぶ教訓
 ①イエスは救い主だと信じるだけでは、救われていない。
 ②「福音の三要素」を理解し、信じることが必要である。
 ③コロ2:12
Col 2:12
あなたがたは、バプテスマによってキリストとともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、キリストとともによみがえらされたのです。

 

 ④ロマ6:3~6
Rom 6:3
それとも、あなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスにつくバプテスマを受けた私たちはみな、その死にあずかるバプテスマを受けたのではありませんか。
Rom 6:4
私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。
Rom 6:5 もし私たちが、キリストにつぎ合わされて、キリストの死と同じようになっているのなら、必ずキリストの復活とも同じようになるからです。
Rom 6:6
私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅びて、私たちがもはやこれからは罪の奴隷でなくなるためであることを、私たちは知っています。

 

2.アクラとプリスキラ夫婦の信仰
(1)仲の良い夫婦である。
 ①常に、2人の名前がいっしょに出てくる。
 ②良き人生のパートナーであり、神の国のための同労者である。

 

(2)献身的な夫婦である。
 ①ロマ16:3~4
Rom 16:3 キリスト・イエスにあって私の同労者であるプリスカとアクラによろしく伝えてください。
Rom 16:4
この人たちは、自分のいのちの危険を冒して私のいのちを守ってくれたのです。この人たちには、私だけでなく、異邦人のすべての教会も感謝しています。
 ②1コリ16:19
1Co 16:19
アジヤの諸教会がよろしくと言っています。アクラとプリスカ、また彼らの家の教会が主にあって心から、あなたがたによろしくと言っています。

 

(3)状況に対応する柔軟さを持った夫婦である。
 ①ローマからコリントへ
 ②コリントからエペソへ
 ③エペソからローマへ

 

(4)謙遜な夫婦である。
 ①彼らは、アポロの足りない点を、公の場ではなく、個人的に指摘した。
 ②神学校を出たての若い牧師は、霊的に成長した信徒の助言を必要としている。
 ③謙遜と恵みに満ちた者でなければ、良き助言者にはなれない。

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