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使徒の働き(34)―コルネリオが見た幻―

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コルネリオが見た幻について学ぶ。

「コルネリオが見た幻」

使徒10:1~8

1.はじめに

(1)ペテロの巡回伝道

①ペテロは、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの町々を巡り、教会を建て上げた。

②ルダでの奉仕

*8年間床に着いていたアイネヤが、中風から癒された。

③ヨッパでの奉仕

*タビタ(ギリシア語ではドルカス)が死んだ。

*ヨッパの弟子たちは、ペテロを呼びに使いを送った。

*タビタは、死からよみがえった。

*ペテロは、ヨッパの皮なめしのシモンの家に滞在した。

 

(2)物語は、2つの幻に移行していく。

①コルネリオが見た幻とペテロが見た幻

 

2.アウトライン

(1)コルネリオの紹介(1~2節)

(2)コルネリオが見た幻(3~6節)

(3)コルネリオの応答(7~8節)

 

結論

(1)コルネリオの信仰

(2)聖書に登場する百人隊長たち

(3)天使の役割と人間の役割

 

コルネリオが見た幻について学ぶ。

 

Ⅰ.コルネリオの紹介(1~2節)

1.1節

Act10:1 さて、カイザリヤにコルネリオという人がいて、イタリヤ隊という部隊の百人隊長であった。

(1)カイザリヤ

①ヨッパから約50キロ北に位置する港町である。

②カイザリヤは、ユダヤにおけるローマ総督の滞在地であった。

*ユダヤを統治するためのローマ帝国の首都

③元はストラトの塔(Strato’sTower)と呼ばれていた。

④ヘロデ大王がこの町を拡大し、ギリシア・ローマ風の都市に造り替えた。

*ヘロデは、前25~13年に、人工の港を備えた巨大な都市を建設した。

*その結果、カイザリヤはローマ帝国のどこにでも行ける港町となった。

⑤さらにヘロデは、20キロメートル以上に及ぶ導水橋を建設した。

*カルメル山系から水を運んだ。

⑥紀元41~44年、ヘロデ・アグリッパ1世は、自分の軍隊を駐留させていた。

*コルネリオが幻を見たのは、紀元41年以前である。

⑦カイザリヤは異邦人の町であったが、ユダヤ人も多く住んでいた。

*紀元66年、1日で2万人のユダヤ人たちが殺された。

*第1次ユダヤ戦争へとつながって行く。紀元70年にエルサレムが崩壊。

 

(2)百人隊長コルネリオ

①兵士から昇進し、百人隊長になる。

*通常は、15年以上の実績が必要であった。

*一般の兵士の15倍の給料をもらっていたと言われている。

*好戦的でなく、冷静な判断ができる。攻撃された場合、断固戦う。

②ローマ軍の組織

*百人隊長は兵士100人の指揮官である(80人の場合もあった)。

*cohort(歩兵隊の一隊):100人×6=600人(6人の百人隊長)

・カイザリヤには、5隊が駐屯(3000人の兵士、30人の百人隊長)。

・エルサレムには、1隊が駐屯(600人の兵士、6人の百人隊長)

 

・ヨハ18:3

Joh18:3 そこで、ユダは一隊の兵士と、祭司長、パリサイ人たちから送られた役人たちを引き連れて、ともしびとたいまつと武器を持って、そこに来た。

*legion(レギオン、軍団):600人×10=6,000人(60人の百人隊長)

③コルネリオは、イタリア隊の百人隊長であった。

*600人から成る一隊全員が、イタリア出身。

*イタリア隊には、百人隊長が6人いた。

④兵士の勤務は、通常17歳~37歳の20年間。

*給料は良いが、20年間を生き延びるのは、約半数。

 

2.2節

Act10:2 彼は敬虔な人で、全家族とともに神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつも神に祈りをしていたが、

(1)コルネリオの特徴

①敬虔な人

②神を恐れかしこむ人

*改宗者ではない。

*割礼は受けないが、ユダヤ人の神を礼拝している人である。

*彼は、「神を恐れる異邦人」である。

・ユダヤ教の会堂で礼拝していた。

*全家族が、同じ信仰を持っていた。

・兵役に就いている者は結婚が許されなかった。

・コルネリオが結婚していたかどうかは不明である。

・家族とは、奴隷まで含めた概念である(household)。

③ユダヤ人に対して多くの施しをしていた。

*内的敬虔の外的表現である。

*彼は、アブラハムの子孫に愛を示していた。

*彼は、施しの習慣をユダヤ人から学んだのであろう。

*今日でも、ユダヤ人ほど施しをする民族はいない。

*什一献金は、モーセの律法の一部である。

・恵みの時代である今は、喜んで捧げる時代である。

・旧約時代は、3種類の什一があったことを知らねばならない。

④いつも神に祈っていた。

*神に依存して生活していた。

Ⅱ.コルネリオが見た幻(3~6節)

1.3節

Act10:3 ある日の午後三時ごろ、幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。御使いは彼のところに来て、「コルネリオ」と呼んだ。

(1)午後3時(第9時)は、ユダヤ教の祈りの時間である。

①午前9時と午後3時は、神殿でいけにえを捧げる時間。

②この時間に、コルネリオは祈っていた。

 

(2)コルネリオは、神からのメッセージを携えて来た天使を見た。

①「輝いた衣を着た人が、私の前に立って、」(使10:30)

②ぼやけた天使像ではなく、はっきりと(鮮明に)見た。

③天使は、「コルネリオ」と彼の名を呼んだ。

 

2.4節

Act10:4 彼は、御使いを見つめていると、恐ろしくなって、「主よ。何でしょうか」と答えた。すると御使いはこう言った。「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。

(1)歴戦の強者であるコルネリオが、恐ろしくなった。

①神に対する畏怖の念であろう。

*自分の前に立っているのが神から遣わされた天使であることを理解した。

②彼は、「主よ。何でしょうか」と答えた。

*「主よ、なんでございますか」(口語訳)

*「主よ」(キュリエ)は、「ご主人さま」(英語のsir)であろう。

*謙遜な応答の言葉である。

 

(2)天使の答え

①コルネリオの祈りと施しは、本物である。

②それゆえ、神に覚えられている。

③マタ26:13

Mat26:13 まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、この福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。」

 

3.5~6節

Act10:5 さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。

Act10:6 この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」

 

(1)天使の命令

①ヨッパに使者を送る。

②シモンという人を招く。

*彼の名はペテロとも呼ばれている。

*これは、皮なめしのシモンと区別するための情報である。

③この人は、皮なめしのシモンという人の家に泊まっている。

*その家は海ベにある。町の外にあるという意味である。

Ⅲ.コルネリオの応答(7~8節)

1.7~8節

Act10:7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリオはそのしもべたちの中のふたりと、側近の部下の中の敬虔な兵士ひとりとを呼び寄せ、

Act10:8 全部のことを説明してから、彼らをヨッパへ遣わした。

(1)天使がいなくなると、コルネリオは3人の使者をヨッパに派遣した。

①信頼できるしもべ2人

②敬虔な兵士1人(彼も、神を恐れる異邦人である)

*兵士が2人のしもべの護衛に当たる。

(2)コルネリオは、使者に全部のことを説明してから、彼らをヨッパに派遣した。

①コルネリオは、彼らに判断力と動機を与えた。

②コルネリオは、すぐれた指導者であった。

 

結論

1 .コルネリオの信仰

(1)福音を聞かないで死んだ人はどうなるか。

(2)コルネリオの信仰から、その答を探ろう。

(3)ロマ1:19

Rom1:19 それゆえ、神について知られることは、彼らに明らかです。それは神が明らかにされたのです。

Rom1:20 神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。

(4)ヨハ1:9

Joh1:9 すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。

(5)コルネリオには、まだ福音の光が届いていなかった。

(6)しかし、彼は自分に与えられている光に応答していた。

(7)そのような人には、神は福音の光を届けてくださる。

2 .聖書に登場する百人隊長たち

(1)コルネリオは、ユダヤ人を祝福した。

(2)ルカは、福音書の中で2人の百人隊長を紹介している。

①ルカ7:2~5

Luk7:2 ところが、ある百人隊長に重んじられているひとりのしもべが、病気で死にかけていた。

Luk7:3 百人隊長は、イエスのことを聞き、みもとにユダヤ人の長老たちを送って、しもべを助けに来てくださるようお願いした。

Luk7:4 イエスのもとに来たその人たちは、熱心にお願いして言った。「この人は、あなたにそうしていただく資格のある人です。

Luk7:5 この人は、私たちの国民を愛し、私たちのために会堂を建ててくれた人です。」

②ルカ23:47

Luk23:47 この出来事を見た百人隊長は、神をほめたたえ、「ほんとうに、この人は正しい方であった」と言った。

 

(3)パウロは2人の百人隊長と出会っている。

①使22:25~26

Act22:25 彼らがむちを当てるためにパウロを縛ったとき、パウロはそばに立っている百人隊長に言った。「ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むち打ってよいのですか。」

Act22:26 これを聞いた百人隊長は、千人隊長のところに行って報告し、「どうなさいますか。あの人はローマ人です」と言った。

②使27:3

Act27:3 翌日、シドンに入港した。ユリアスはパウロを親切に取り扱い、友人たちのところへ行って、もてなしを受けることを許した。

3 .天使の役割と人間の役割

(1)天使は、コルネリオに福音を直接伝えることもできた。

①しかし神は、天使にその役割を与えなかった。

②天使は、神の命令に従って奉仕をしている。

 

(2)福音を伝えるのは、ペテロの役割であった。

①キリストはペテロに、天の御国の鍵を与えておられた(マタ16:19)。

②ペテロが、異邦人のために天の御国の扉を開く。

 

(3)コルネリオとペテロの出会いが、教会の歴史を大きく変えた。

 

(4)人生とは邂逅である。

『絶望からの出発』(亀井勝一郎大和出版)(昭和の文芸批評家)

「もしこのとき、この人(あるいは書物)に会わなかったならば、自分はどうなっていたであろうと思うことがある。そこに生ずるのは謝念である。人生に対する謝念とは邂逅の歓喜である。たとい貧苦病身災難のうちにあろうとも、邂逅の歓喜あるところに人生の幸福があると私は思っている。私はそれ以外の人生の幸福を信じない」

①邂逅とは、偶然の出会いである。

②クリスチャンにとっての邂逅とは、神の摂理による出会いである。

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