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使徒の働き(35)―ペテロが見た幻―

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このメッセージでは...

ペテロが見た幻について学ぶ。

「ペテロが見た幻」

使徒10:9~23a

1.はじめに

(1)2つの幻が、コルネリオとペテロの出会いを作り出す。

①コルネリオが見た幻

*カイザリヤにいた百人隊長コルネリオは、幻の中で天使の御告げを受けた。

*ヨッパに人を遣って、皮なめしのシモンの家に滞在しているペテロを招け。

*コルネリオは、早速3人の使者をヨッパに遣わした。

②ペテロが見た幻

*これは、これから起こることに対してペテロを準備するための幻である。

*異邦人がユダヤ人を家に招くことはあり得る。

*ユダヤ人がその招きに応答するかどうかは、別問題である。

(ILL)異邦人に招かれたユダヤ人が、弁当持参でやって来た。

 

2.アウトライン

(1)幻のタイミング(9~10節)

(2)幻の内容(11~16節)

(3)幻の適用(17~23節a)

 

 

結論

(1)恵みの時代における食物規定

(2)3度繰り返される教え

(3)ヨナとペテロの比較

ペテロが見た幻について学ぶ。

 

Ⅰ.幻のタイミング(9~10節)

1.9節

Act10:9 その翌日、この人たちが旅を続けて、町の近くまで来たころ、ペテロは祈りをするために屋上に上った。昼の十二時ごろであった。

 

(1)「その翌日」

①コルネリオが幻を見た翌日

②コルネリオの使者たちの旅の2日目

③使者たちは、町の近くまで来た。

④そのタイミングで、ペテロは屋上に上った(外階段)。

 

(2)「屋上」

①当時のパレスチナの家には、屋上があった。

②木の梁を組み、その上に泥と藁を混ぜたものを置いた。

③泥が固まると、強固な床となった。

⑤日陰を作ると、食物を保存する場所となった。

⑥一人で静まるためには、最適の場所である。

 

(3)「昼の12時頃」

①ユダヤ教の祈りの時間は、午前9時と午後3時であった。

②昼の12時は、自発的な祈りの時間であった。

③ペテロは、悪臭から逃れ、海風を呼吸しながら祈ろうと思ったのであろう。

 

2.10節

Act10:10 すると彼は非常に空腹を覚え、食事をしたくなった。ところが、食事の用意がされている間に、彼はうっとりと夢ごこちになった。

(1)ペテロは、空腹を覚えた。

①祈ろうと思っているときに空腹を覚えるのは、誰にでもある経験である。

②その時間に、食事の用意がされていた。

*当時は、午後の食事が一番手間をかける食事であった。

*その食事の準備がされており、その匂いが漂ってきたのであろう。

 

(2)「彼はうっとりと夢ごこちになった」

 

①訳文の比較

(新改訳2017)
「人々が食事の用意をしているうちに、彼は夢心地になった」

(新共同訳)
「人々が食事の準備をしているうちに、ペトロは我を忘れたようになり」

(口語訳)
「人々が食事の用意をしている間に、夢心地になった」

(文語訳)
「人の食を調(ととの)ふるほどに我を忘れし心地して」

(KJV)
「whiletheymadeready,hefellintoatrance,」

②ギリシア語で「エクスタシス」。

*直訳すると、「Anecstasycameuponhim.」である。

③神は、空腹のペテロに、食物を用いて霊的教訓を教えようとされた。

 

Ⅱ.幻の内容(11~16節)

1.11~13節

Act10:11 見ると、天が開けており、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。

Act10:12 その中には、地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などがいた。

Act10:13 そして、彼に、「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい」という声が聞こえた。

(1)巨大な亜麻布の敷布が、四隅をつるされて地上に降りてきた。

①船の帆のような巨大な布である。

②ペテロは、ガリラヤ湖で乗っていた船を思い出したことであろう。

 

(2)入れ物の中には、地上のあらゆる種類の動物が入っていた。

①四つ足の動物

②はうもの(は虫類)

③空の鳥

④魚はいなかった。敷布の中では泳げない。

 

(3)「ペテロよ、立ち上がり、屠って食べなさい」(新改訳2017)

①これは、バット・コルである。

*パウロは、ダマスコ途上でバット・コルを聞いた。

*ペテロは、ヨッパでバット・コルを聞いた。

②このバット・コルは、モーセの律法にある食物規定に反する命令を与えた。

③清浄食物(コシェル)(レビ11章)

*反芻する四つ足動物で、蹄が分かれ、割れているもの。

*特別な種類の鳥

*それ以外の動物は、不浄食物である。

 

2.14~15節

Act10:14 しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」

Act10:15 すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」

(1)ペテロは、丁寧に、しかし、はっきりと神の命令を拒んだ。

①ペテロは空腹であったが、そこまで空腹ではなかった。

②敬虔なユダヤ人として、ペテロは食物規定を守ってきた。

③敷布の中に入っていたのは、ほとんどが不浄な動物であった。

④さらに、清浄な動物であっても、食物規定に従って屠る必要があった。

⑤命令を拒んだ理由は、まだ一度も不浄な食物を食べたことがない、であった。

 

(2)「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない」

①2度目のバット・コルがあった。

②神がきよめた物なのだから、食べてよい。

③マコ7:19

Mar7:19 そのような物は、人の心には、入らないで、腹に入り、そして、かわやに出されてしまうのです。」イエスは、このように、すべての食物をきよいとされた。

*「イエスは、このように、すべての食物をきよいとされた」という部分は、

マルコの福音書だけに出て来る。

*マルコの福音書の情報源は、ペテロである。

 

3.16節

Act10:16 こんなことが三回あって後、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。

(1)同じことが3回繰り返された。

①しかし、ペテロは自分の意志を曲げなかった。

②巨大な敷布は、すぐ天に引き上げられた。

 

Ⅲ.幻の適用(17~23節a)

1.17~18節

Act10:17 ペテロが、いま見た幻はいったいどういうことだろう、と思い惑っていると、ちょうどそのとき、コルネリオから遣わされた人たちが、シモンの家をたずね当てて、その門口に立っていた。

Act10:18 そして、声をかけて、ペテロと呼ばれるシモンという人がここに泊まっているだろうかと尋ねていた。

(1)ペテロは、幻のことを考え、思案に暮れていた。

①幻が示しているのは、食物のことではなく、異邦人のことである。

②神は異邦人を清くされた。それゆえ、ユダヤ人と異邦人の関係が回復された。

③この議論は、カル・バホメル(大から小へ)の議論である。

*あるいは、小から大の議論である。

*小とは、不浄な動物の清めである。

*大とは、異邦人の清めである。

 

(2)コルネリオの使者たちの到着により、この幻の適用が明らかになる。

①彼らは、シモンの家をたずね当てた。時間がかかったのである。

「ちょうどそのとき」とある。これもまた、神の計画通りであった。

「門口」とは、道路から家の内庭に入るための門の前である。

*中に入らないのは、ユダヤ人に対する配慮である。

 

(3)彼らは、ペテロと呼ばれるシモンがこの家に滞在しているかと尋ねた。

①この時ペテロは、外の喧噪に全く気づかなかった。

②彼は、幻の意味について集中して考えていたのである。

 

2.19~20節

Act10:19 ペテロが幻について思い巡らしているとき、御霊が彼にこう言われた。「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。

Act10:20 さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らといっしょに行きなさい。彼らを遣わしたのはわたしです。」

(1)聖霊がペテロに語りかけた。

①3人の人がペテロを訪ねて来ている。

②立って、下に降りて行け。

③彼らといっしょに出発せよ。

④彼らを遣わしたのはわたしなので、疑う必要はない。

 

3.21~22節

Act10:21 そこでペテロは、その人たちのところへ降りて行って、こう言った。「あなたがたのたずねているペテロは、私です。どんなご用でおいでになったのですか。」

Act10:22 すると彼らはこう言った。「百人隊長コルネリオという正しい人で、神を恐れかしこみ、ユダヤの全国民に評判の良い人が、あなたを自分の家にお招きして、あなたからお話を聞くように、聖なる御使いによって示されました。」

(1)ペテロは、門のところに降りて行って、使者たちと対面した。

①私がペテロである。

②用件は何か。

 

(2)使者たちは、コルネリオの紹介をした。

①地位は、百人隊長。

②人格は、正しい人。

③信仰は、神を恐れる異邦人。

④ユダヤ人との関係は、ユダヤ人に評判がいい。

⑤使者を派遣した理由は、天使の御告げを受けたから。

 

4.23節a

Act10:23 それで、ペテロは、彼らを中に入れて泊まらせた。

(1)ペテロは、翌朝早く旅立つ前に、彼らを家に招き入れた。

①これは、食事への招待である。

②ペテロはまだ食事を終えていなかった。

③皮なめしのシモンのもてなしを、異邦人の使者たちにも提供したのである。

 

(2)ペテロと皮なめしのシモンは、3人の異邦人を家に迎え入れた。

①彼らは、ユダヤ人と異邦人の間にあった壁を乗り越えたのである。

②しかし、より高い壁があった。

*ユダヤ人が異邦人に招かれ、その家に滞在するというのがそれである。

 

結論

1 .恵みの時代における食物規定

(1)ペテロが見た幻に抵抗を覚えるユダヤ人信者が、いまでもいる。

①彼らは、異邦人を教会に受け入れることには同意している。

②しかし、食物規定が終わったことには反発を覚えている。

③大(異邦人の清め)が真理であるなら、小(食物の清め)も真理である。

 

(2)食物規定も含めたモーセの律法は、無効になった

①2コリ3:6~11

②ヘブ8:6~13

③それゆえ、食物規定に縛られる必要はない。

④ただし、ユダヤ人信者には、食物規定を守る自由はある。

*そのことが、救いや清めに貢献するわけではない。

 

2 .3度繰り返される教え

(1)ペテロの訓練には、3度という数字がよく登場する。

①キリストを3度否んだこと(マコ14:66~72)

②キリストへの愛を3度告白したこと(ヨハ21:15~17)

③この箇所での、3度の幻

 

(2)ペテロは、この幻によって、自分が試されていると感じたのであろう。

①決して、「はい、食べます」と言ってはならないと思ったのであろう。

②このテストに合格しなければならないという思いが強かった。

③この幻には「落ち」がなかった。それで、思案していた。

 

3 .ヨナとペテロの比較

(1)ヨナ1:1~3

Jon1:1 アミタイの子ヨナに次のような【主】のことばがあった。

Jon1:2 「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって叫べ。彼らの悪がわたしの前に上って来たからだ。」

Jon1:3 しかしヨナは、【主】の御顔を避けてタルシシュへのがれようとし、立って、ヨッパに下った。彼は、タルシシュ行きの船を見つけ、船賃を払ってそれに乗り、【主】の御顔を避けて、みなといっしょにタルシシュへ行こうとした。

①ヨナは、異邦人伝道の使命を受けた。

②しかし、彼はニネベとは逆のタルシシュに逃れるために、ヨッパに来た。

 

(2)ペテロは、今ヨッパにいる。

①異邦人伝道の召命に、どう応答するかが問われている。

②彼は、ヨナの失敗から教訓を学んだはずである。

 

(3)私たちも今、霊的ヨッパに置かれている。

①神の栄光をクリスチャン生活のゴールとせよ。

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