私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.175 守護霊とはどういう存在ですか。
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質問者様のお知り合いがスピリチュアルのカウンセリングで、「あなたにはあなたを守ってくれる守護霊がいる」と言われたそうです。
聖書には守護天使が登場しますが、スピリチュアル界で言う守護霊とは、何が違うのでしょうか?
175 守護霊とはどういう存在ですか。
Q:元カトリックの方が、最近、いわゆるスピリチュアルに関心を持って、実際にカウンセリングを受けたりしています。その中で「あなたにはあなたを守ってくれる守護霊がいる」と言われたそうです。こういうスピリチュアル界の守護霊というのは、天使や悪魔のどちらだと考えるべきなのでしょうか。
A:これは、守護天使に関する質問です。いつものように3つ申し上げます。
1番目に、聖書によれば、天使も悪魔も存在しています。
天使は、神と人に仕えるために造られました。ところが、天使長が神に反抗して堕落し、悪魔となりました。さらに、天使の3分の1が悪魔に従って堕落し、悪霊となりました。
天使一般は、信者を守ったり、神の啓示を伝えたり、導きを与えたりしています。問題は、特定の個人を守る働きに任命された守護天使が存在するかどうかです。
2番目に、マタイの福音書18章10節は、守護天使の存在を教えています。
マタ18:10には、こうあります。「あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい。まことに、あなたがたに告げます。彼らの天の御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです」
「この小さい者たち」とは、子どもたちのことです。あるいは、イエスを信じる者たちのことかもしれません。神さまは、子どもたちを愛し、特別な配慮を示しておられます。いずれにしても、守護天使の守りは、子どもたち、あるいは、信者に与えられているものであって、すべての人がその守りの下に置かれているわけではありません。
3番目に、スピリチュアル界の守護霊は、聖書がいう守護天使ではありません。
では、なんでしょうか。2つの可能性が考えられます。
(1)守護霊という言葉だけで、実体がない場合が考えられます。証明も否定もできないわけですから、主観的な判断が入り込む余地が大いにあります。
(2)もし守護霊に実体があるなら、それは悪霊です。聖書的には、死者の魂が守護霊になることはありません。悪霊の最大の武器は、欺きです。悪霊は、光の天使に変装し、守護霊の存在を信じる者たちを束縛の中に置くことができます。
結論としては、イエス・キリストを信じる者には、スピリチュアル界からの助言を受ける必要はないということです。
参考になる聖句
「御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか 」(ヘブ1:14)
スピリチュアル界の守護霊は、聖書がいう守護天使ではありません。
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