私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.170 聖書は火葬を禁止していますか。
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ご質問をいただくまで編集Mは知りませんでしたが、クリスチャンの中には、火葬に反対の方もいらっしゃるのだそうです。でも、火葬については聖書は特に何も触れていません。
さて、こういった「聖書に書かれていないけれど議論されている問題」について、どう考えたらよいでしょうか。
170 聖書は火葬を禁止していますか。
Q:火葬について 聖書はどう説明していますか。クリスチャンの中には、火葬反対の人もいるようですが。
A:確かに、クリスチャンの中には火葬に反対する人がいます。では、聖書はどのように教えているのでしょうか。いつものように3つ申し上げます。
1番目に、聖書のどこにも火葬に関する教えはありません。
聖書時代においては、火葬の習慣がありました。ただし、イスラエル人は一般的に火葬を避けて、横穴式の墓や地面に掘った穴などに遺体を埋葬していました。旧約聖書の中には、火に焼かれて死んだ例や、骨が祭壇の上で焼かれた例が出て来ますが、これは火葬とは異なります。モーセの律法には、火葬を禁じる命令はありません。また、火葬は呪いの象徴であるといった教えもありません。つまり、聖書を根拠に火葬に反対するのは難しいということです。
2番目に、火葬されても、死後の復活になんの影響もありません。
火葬に反対する人たちは、死体が残っていないと復活するのが難しくなると主張します。しかし、神にとっては、死体が残っているかどうかは問題ではありません。神は、火葬された人も、埋葬された人も、同じように復活させることができます。埋葬された人であっても、1000年も経てば遺体は完全に土に戻っています。火葬とは、遺体が朽ちていくスピードを埋葬の場合よりも速めたものだと言えます。
3番目に、このテーマは、クリスチャンの自由に関するものです。
聖書に明確な教えが書かれていない場合、クリスチャンには選択の自由があります。その場合、以下のような点に留意する必要があります。①神からの知恵を祈り求め、平安のある選択をする。②信仰をもってそれを実行する。信仰によらないことは、罪である。③他の人が別の選択をしても、それを批判しない。その人にもまた、選択の自由が与えられている。④隣人につまずきを与えないように注意する。
参考になる聖句
「すべてのことは、してもよいのです。しかし、すべてのことが有益とはかぎりません。すべてのことは、してもよいのです。しかし、すべてのことが徳を高めるとはかぎりません 」(1コリ10:23)
火葬をするかどうかは、各人の自由に委ねられています。
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