私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.123 死の恐怖について
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今回は、クリスチャンの方からの質問です。主イエスを信じてもまだ死への恐怖が消えないので、自分は本当に救われているのだろうかと不安を感じておられるそうです。いつもの通り、救われているかどうかについては「福音の三要素」を確認します。
そして、死への恐怖を乗り越えるための、とても現実的な対策もご紹介。死と真剣に向き合うのは大変なことですが、きっと、今の生き方もさらに素晴らしいものになるはずです。
Q. 質問
123 死の恐怖について
A. 回答
Q:私は、約20年前に洗礼を受けましたが、未だに死ぬことが恐いです。イエス様の十字架の死、死からの復活を信じたのですが、死への恐怖は変わりません。私は、実際は救われていないのでしょうか。パウロのように死を喜びとするにはどうすればよいですか。
A:霊的に成長したクリスチャンであっても、時には、死の恐怖を覚えることがあります。従って、死ぬことが恐いかどうかは、救いとは無関係です。「福音の三要素」を信じているなら、その人は救われています。ただし、日常的に死の恐怖を覚えいるなら、不信仰とは言えます。では、どうすれば死の恐怖を乗り越えることができるのでしょうか。ヒントを3つ申し上げます。
(1)死とは、なんであるかを理解しましょう。
①死の恐怖は、未知なるものへの恐怖である。
②死は、最初の創造の秩序に含まれていたものではない。
③アダムが罪を犯したために、死がこの世に入ってきた。
④死とは、消滅ではなく、魂が肉体と分離することである。
(2)死とは、必ずしも悪いものではないことを確認しましょう。
①死がなければ、私たちはいつまでも罪に満ちたこの世で住むことになる。
②死がなければ、悪人がいつまでも生き続けることになる。
③死ななければ、人類は謙遜を学ぶことがなくなる。
(3)死ぬための準備を、始めましょう。
①死後、自分がどこに行くかを確認しよう。
②死ぬと、私たちはより素晴らしい所に行きます。
③遺言を書き、自分がいなくなってからどうして欲しいか、意思表示をしよう。
④遺族のために、必要な書類を整理して残そう。
参考になる聖句
「もしひとりの違反により、ひとりによって死が支配するようになったとすれば、なおさらのこと、恵みと義の賜物とを豊かに受けている人々は、ひとりのイエス・キリストにより、いのちにあって支配するのです」(ロマ5:17)
神の恵みによって、死の恐怖を乗り越えましょう。
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