私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.122 異言について
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異言(いげん)って、何だかご存じですか?使徒行伝2:4で「人々が聖霊に満たされて、他国の言葉で話し出した」とあるように、今でも聖霊によって、自分が学んだことのない言葉で話すクリスチャンがいらっしゃいます。
今回はまさに、そのような方からのご相談です。すごい賜物ですよね。そのような賜物を行使する時に、注意すべきこととは、何でしょうか。
Q. 質問
Q:自分は、異言で祈ることがあります。それを知り合いのクリスチャンに話したら、しっかりとした知識が必要だと言われました。自分では、異言で祈れているとは思うのですが、今はあまり教会に行っていないのでわかりません。やはり異言には、しっかりとした知識がなければならないのですか。自分はクリスチャンなのですが、ご教授して頂ければ幸いです。
A. 回答
A:これは、クリスチャンからの異言に関する質問です。3つのポイントに分けてお答えします。①異言の定義。②異言の種類。③異言の使用法。
(1)異言の定義
①異言のギリシア語は、「グロッサ」です。英語では「toungue」と言います。
②ギリシア語の意味は、「言語」(language)です。
③異言の賜物とは、他の人の必要に仕えるために、
学んだことのない言語を話すことです。
④話している本人には理解できなくても、それを聞く人には理解ができます。
⑤異言は言語なので、単発的に音を発しただけなら、
異言を語っているとは言えません。
(2)異言の種類
①歴史的出来事としての異言
*聖書に異言が初めて登場するのは、使徒2:1~4です。
*これは、ペンテコステの日に聖霊が降臨したことの証拠となりました。
*この意味での異言は4回出て来ますが、そこから普遍的適用をしてはなりません。
②御霊の賜物としての異言
*この意味での異言は、今も存在しています。
*どの賜物を誰に与えるかは、聖霊ご自身の判断です。
(3)異言の使用法
①公の場での使用法
*すべての御霊の賜物は、教会全体を建て上げるために与えられています。
*礼拝で異言の賜物を行使する条件は、異言を解き明かす人が
そこにいることです。
*神からの語りかけがある→異言で語る→解き明かしがある→会衆が理解する。
*もし解き明かす人がいないなら、沈黙すべきです(1コリ14:28)。
②個人的使用法
*異言は、祈りの言葉として使用することができます。
*「異言を話す者は、人に話すのではなく、神に話すのです。というのは、
だれも聞いていないのに、自分の霊で奥義を話すからです」(1コリ14:2)
参考になる聖句
「ではどうすればよいのでしょう。私は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう」(1コリ14:15)
異言は、教会を建て上げるために与えられている御霊の賜物です。
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