Q.106 信仰が成長すると偏った人になるのか。

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このメッセージでは...

本来は信仰が成長するにつれて、時間をかけて少しずつ「愛の人」に変えられていくはずですが、逆に「ああはなりたくない」と言われてしまうのはちょっと・・・。

 

聖書が命じていないことを重視したり強調しすぎていないかどうか、クリスチャンにも反省すべき点がありそうですね。

 

また、この動画では、あらゆる文化がある中で、「なぜキリストだけが唯一の道だと信じられるのか」についても解説しています。

Q. 質問

Q:信仰が強ければ強いほど、考え方が偏った人になっているように見えて、どうしてもそうはなりたくないと思ってしまいます。ありとあらゆる文化が存在してきた/存在している中で、どうしたらキリストだけが唯一の道だと信じそれ以外をはっきりと否定できるようになるのですか?

A. 回答

A:これは、クリスチャンでない方からのご質問です。ある意味では、和を重んじる日本人がキリスト教を拒否する際の代表的な理由だと思います。

 いつものように3つ申し上げます。

1.信仰が強ければ強いほど、考え方が偏った人になっているように見えるということについて

 (1)これは、クリスチャンにとって大いに反省すべき点です。

 (2)聖書が命じていないことを重視し始めると、説得力のない人物になってしまいます。

   教会外の人たちは、そういうクリスチャンに違和感を覚えるのだと思います。

 (3)本来、信仰が強くなるとは、イエス・キリストに似た人物に変えられることです。

 つまり、信仰が成長すると、その人は愛の人に変えられるのです(マザー・テレサ)。

2.あらゆる文化が存在する中で、なぜキリストだけが唯一の道だと言えるのかということについて

 (1)これは、キリスト教と文化の関係についての質問です。

 (2)「福音の文脈化」(contextualization)という言葉があります。

   ①福音のメッセージを、聞く側の文化の枠組みの中で提示するというものです。

 (3)福音伝達には、2つの極端な立場があります。

   ①西洋文化を相手に押し付けるような立場

    *かつての宣教師たちは、このような立場を取っていました。

   ②相手の文化を考慮するあまり、真理に関して妥協するような立場

 (4)この中間に正しい立場があります。

   ①真理に関して妥協することなく、

    相手の文化的枠組みを尊重しながら伝道するのが正解です。

   ②19世紀、20世紀の宣教師たちは、正しい方法を採用するようになりました。

3.クリスチャンがキリスト教を真理だと確信する理由について

 (1)イエス・キリストがそう宣言されたから

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」(ヨハ14:6)

 (2)福音書に記されたイエス・キリストの人格は、信頼に値するものです。

   ①その教え

   ②その行為

    *十字架の死、埋葬、復活

 (3)イエス・キリストの復活を目撃した弟子たちの証言は、信頼できるものです。

 (4)キリスト教は、超文化的な信仰です。

   ①キリスト教は、世界観であり、歴史観でもあります。

   ②それゆえ、特定の文化に束縛されるものではありません。

    キリスト教は、特定の文化に束縛されるものではありません。

参考になる聖句

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」(ヨハ14:6)

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