私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.105 「聖なる口づけをもって挨拶をしなさい」とはどういう意味ですか。
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聖書を字義通りに解釈することをモットーにしているハーベスト・タイムですが、このように「聖書にそう書かれているからといって、実際に日本では実行されていないこと」については、どのように判断すれば良いのでしょうか。
聖書を自分で読み、解釈するトレーニングに最適な質問です。
Q. 質問
Q:パウロもペテロも手紙のなかで、「聖なる口づけをもって互いに挨拶をなさい」と書いていますが、そんな事をしている教会は見たことがありません。どうしてですか。
A. 回答
A:確かにパウロは「聖なる口づけ」と言っています。ペテロの場合は「愛の口づけ」と言っています。このふたつは、同じことを意味しています。この質問は、解釈学に関わる大変重要な質問です。いつものように、3つ申し上げます。
1.「聖なる口づけ」とは、互いの間にある平和と愛を確認するための行為です。
(1)当時の文化的背景では、「口づけ」は親密な挨拶の方法でした。
(2)その習慣に、キリスト教的な意味が付加されました。
(3)クリスチャンの「口づけ」は、キリストにある平和と愛の「しるし」となりました。
2.ある文化の枠組みの中で命じられていることは、そのまま適用する必要はありません。
(1)私たちが住んでいる社会では、「口づけ」の習慣がありません。
(2)ただし、ロシアやフィンランドでは、今でもその習慣があります。
(3)もし日本で「聖なる口づけ」を実行したとすると、それはつまずきの原因になります。
3.「聖なる口づけ」を、私たちの文化の枠組みの中に置き換えて適用する必要があります。
(1)心のこもったお辞儀
(2)にこやかな笑顔
(3)握手
(4)ハグ
参考になる聖句
「聖なる口づけをもって、互いにあいさつをかわしなさい。すべての聖徒たちが、あなたがたによろしくと言っています」(2コリ13:12)
文化的な命令は、自分の文化に置き換えて理解する必要があります。
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