私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.102 聖餐式に参加できるのは洗礼を受けた人だけですか。
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
編集Mが子供の頃通っていた教会では、月に一回、礼拝の後に聖餐式がありました。牧師が「したがって、もし、ふさわしくないままでパンを食べ、主の杯を飲む者があれば・・・」という第一コリントの聖書箇所を朗読するところから始まり、子供ながらにドキドキした思い出があります。
さて、洗礼は聖餐式に与るための条件になるのでしょうか。
今回の解説動画には、キリストが初めての聖餐式を行った時と、使徒たちが初めて洗礼を受けた時のお話しが登場し、「聖書に書かれたことからシンプルに物事を理解する」という考え方の、良い事例を見ることができます。
Q. 質問
Q:聖餐式に参加できるのは洗礼を受けた人だけですか。
A. 回答
A:この質問は、クリスチャンになり立ての方か、求道中の方からのものでしょうね。念のために申しあげますと、聖餐式とは、イエス・キリストの死を記念するためにパンとぶどう酒をいただく儀式(聖礼典)です。
では、いつものように3つ申し上げます。
1.洗礼が聖餐式に与るための条件になるかどうか、聖書には明確な教えがありません。
(1)洗礼を聖餐式に与るための条件と考える人もいます。
(2)洗礼は、信者が行うべき最初の従順な行為だと考えられます。
(3)それゆえ、洗礼を受けていない者が聖餐式に与ることなど考えられないのです。
(4)この考え方には、一理あります。
2.私自身は、洗礼を受けていなくても聖餐式に与ることができると考えています。
(1)歴史的経緯を振り返ってみましょう。
①聖餐式は、イエスが最後の晩餐の席で命じたものです。
②洗礼は、復活のイエスが大宣教命令の中で命じたものです。
③時間的には、聖餐式の命令が先で、次に洗礼の命令が与えられました。
(2)聖餐式は、キリストの恵みによる招きです。
(3)個人的には、洗礼を受けていなくても聖餐式に与っていいと思います。
3.最も大切なことは、その人が信仰と恵みによって救われていることです。
(1)もし救いを経験していないなら、聖餐式や洗礼には、なんの意味もありません。
(2)イエス・キリストの福音を信じる信仰によって、人は救われます。
参考になる聖句
「また、彼らが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。『取って食べなさい。これはわたしのからだです。』また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。『みな、この杯から飲みなさい。これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです』」(マタ26:26~28)
救われているなら、まだ洗礼を受けていなくても聖餐式に与ることができます。
週間アクセスランキング
コリント人への手紙第二(13)批判する者たちへの反論10:1~18
Q421 天国でも性別は存在しますか。
イスラエル旅2023#088中川牧師とめぐる旅:【エルサレム旧市街】4つの地区とエルサレムの再統一
コリント人への手紙第二(14)パウロと偽使徒の違い(1)11:1~15
コリント人への手紙第二(12)エルサレム教会への献金(3)-喜んで与える祝福―9:1~15
Q420 頭に燃える炭火を積むとはどういう意味ですか。