私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.99 殺人犯と被害者の救いについて、どう考えたらいいでしょうか。
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聖書には、すべての人には罪があるので地獄で滅ぼされるが、福音を信じればどんな人でも必ず救われると書かれています。
その論理で行くと、今回のご質問のような極端なケースでは、あまりにも不公平じゃないですか、というわけですね。たしかに人間の目で見ると、例えば殺人者と万引き小僧の罪には大きな差があるように思えます。
しかし罪というものの深刻さ、永遠の命の大きさ、神の赦しの力の大きさ、全体的にスケールをずっと大きくして、今回の解説を聞いてみて下さい。
Q. 質問
Q:たとえば、殺人犯が福音を信じて救われたとします。しかし、クリスチャンではない被害者は地獄に堕ちます。これをどう考えたらいいでしょうか。私には不公平としか思えません。
A. 回答
A:お気持ちは分かります。しかし、ここには論理のすりかえがあります。問題を整理しながら、いつものように3つ申し上げます。
1 .罪を犯した者は、深刻な結果に直面させられます。
(1)殺人犯の場合は、法的に裁かれます。
(2)道徳的な罪の場合は、人間関係が破壊されます。
(3)人は、種を蒔けばその刈り取りをすることになります。
2 .神は、いかなる罪でも赦すことができます。
(1)小さな罪だけなく、どんな大きな罪でも赦されます。
(2)キリストの十字架がそれを可能にしました。
(3)人はキリストを救い主として信じた瞬間、過去、現在、未来のすべての罪が赦さ
れます。
(4)殺人犯でも、信じるならその罪が赦されます。
(5)でなければ、私の罪が赦されているかどうか確証がないことになります。
3 .殺された人は、殺されたから地獄に堕ちるのではありません。
(1)大変不幸なことですが、その人の人生はそこで終わりました。
(2)その人は神の前で裁きを受けます。
(3)裁きの基準は、地上生涯の間、神からの語りかけにどのように応答したかです。
(4)裁きの程度は、その人が知り得た情報量によって決まります。
(5)もしその人がイエス・キリストを信じる可能性のある人なら、神は死ぬ前にその
人を救いに導くことがおできになります。
参考になる聖句
「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」(ロマ6:23)
キリストの死は、いかなる罪をも赦す力があります。
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