世界の三大宗教 ダイジェスト

  • 2007.04.03
  • 第一コリント15章:3〜7
  • スピーカー 中川健一
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このメッセージでは...

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のどこに真理があるかを探る。

「世界の3大宗教:どこに真理があるか」

イントロダクション

1.ハーベストUSA放映20周年記念で、セミナーを企画した。

2.世界の3大宗教を理解せずに、国際問題を論じることは不可能。

3.対決を回避しようとして「相対主義」に立つのはよくない。

(1) 人間関係については寛容

(2) 真理については厳格

(3) イースターを祝った直後の集会:どこに真理があるかを考えよう。

4.このメッセージで、3つの質問に答える。

(1) ユダヤ教の神、キリスト教の神、イスラム教の神は、同じか?

(2) ユダヤ教の救い、キリスト教の救い、イスラム教の救いは、同じか?

(3) キリスト教は、私たちに何を与えてくれるのか?

Ⅰ. ユダヤ教の神、キリスト教の神、イスラム教の神は、同じか?

  1.ユダヤ教

(1)神の啓示に対して、常に2つの応答があった。

*反抗と従順

*肉のイスラエルと霊のイスラエル(イスラエルの残れる者)

*前者は後者よりも圧倒的に多かった。

(2)ユダヤ人の性格を変えたのは、バビロン捕囚:偶像礼拝が消滅した。

(3)帰還期以降、現在ユダヤ教と言われている形が誕生した:律法学者エズラ

(4)イエス時代のパリサイ人が、その継承者

(5)神殿崩壊以降、ユダヤ教はラビ的ユダヤ教になり、現在に至る。

 2.キリスト教

(1)イエスは旧約聖書の成就として来られた。

(2)イエスの福音は、旧約聖書の成就であり、極めてユダヤ的なものである。

(3)初期の信者は、すべてユダヤ人であった。

(4)ユダヤ人の指導者たちは、イエスを拒否し、聖書信仰とは別の方向に進む。

(5)やがて、異邦人伝道が進む。

(6)紀元70年にエルサレムが滅びる。

(7)それ以降、異邦人中心の教会が発展する。

(8)MJたちは、ユダヤ人からも異邦人クリスチャンからも疎外される。

(9)異邦人中心のキリスト教は、片肺飛行の状態にある。

(10)教会の歴史は、分裂の歴史でもある。

3.イスラム教

(1)7世紀前半、アラビア半島で誕生

(2)約360の偶像と、12万4千人を超える預言者がいた。

(3)マホメットは偶像礼拝を嫌った。

(4)ユダヤ教徒とキリスト教徒に友好的

(5)後に、敵対的姿勢を取る

(6)アブラハムの一神教は、イスラム教において復活したとの主張

(8)経典

*コーラン

 神(アッラー)がおよそ20年にわたってマホメットに与えた啓示

 彼の死後、人々が記憶していたものを結集し、定本確定。

*スンナ(マホメットの言行録)

*ハディース(伝承)

(9)コーランは難解

*イスラム教徒にとっては、神の永遠なることば

*イスラム教の基本は「神への服従」、「コーランのことばに従うこと」 *物語性がない。歴史的背景が分からないと、理解できない。

*旧新約聖書の知識を前提としている。

*矛盾と思われるような箇所が多い。

*信条:神、罪、救い、死後の裁き、天国と地獄

*倫理:行動原理

    *法的規範:神に対するものと、人間に対するもの

 4.3大宗教の相関関係

(1)イスラム教は、後に出たものほどよいとする。

(2)一般的に日本人の理解:3大宗教の神は、同じ神である。

(3)ユダヤ教は脱線しているが、最終的には復帰する。

(4)キリスト教は片肺飛行であるが、なくなっていた肺が戻りつつある。

(5)イスラム教はカルト。光の部分と、闇の部分を合わせ持つ。

Ⅱ. ユダヤ教の救い、キリスト教の救い、イスラム教の救いは、同じか?

 1.ユダヤ教

(1)共通理解として、ユダヤ人であれば救われているとの考え。

(2)律法を遵守することで、天国の位を確保できる。

 2.イスラム教

(1)イスラムの基柱

*信仰告白 アッラーのほかに神はなく、マホメットはその使徒である。

*礼拝 日に5回神を礼拝する。

*喜捨 貧困者への施し

*断食 第9月、ラマダン月は、日の出から日没まで断食する。

*巡礼 一生に一度はメッカを巡礼する。

(2)基本的には、業による救い

(3)ジハードで殉教すると、パラダイスに行ける。

 3.キリスト教

(1)ヨハネ3:16

(2)神の側の責任

(3)人間の側の責任

(4)信仰により、恵みによって救われる。

Ⅲ.キリスト教は、私たちに何を与えてくれるのか?

 1.安心して死ねる。

(1)安心して死ねないことが、長寿時代の大問題。

(2)人生で最大の不幸は、安心して死ねないこと。

(3)死ぬことは、さほど悪いことではない。

(4)キリスト復活の可能性は97パーセント

(オックスフォード、リチャード・スワインバーン教授)

(5)私たちは、弟子たちの証言によって信じる。

 2.生き方が変わる。

(1)ゴールから今を見る(中嶋プロの話。ピンから戦略を練る)。

(2)ゴールよりもプロセスを楽しむ。

(3)「永遠の今」を生きる。

 3.人生の目標が定まる。

(1)Ⅰコリント13:13 愛

(2)キリストに似た者になる。

(3)神を賛美するにふさわしい民となる。

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