人類はどこから来て、どこへ行こうとしているのか

  • 2008.07.08
  • 創世記1〜3章
  • スピーカー 中川健一
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創世記1章〜3章から、私たちがどこから来てどこに行こうとしているかを学ぶ。

人類はどこから来てどこに行こうとしているのか

創世記1章~3章

イントロ:

1.ハーベストフォーラム東京では、創世記の講解メッセージに入った。

2.今回は、創世記1章~3章を1回で語りたい。

3.きょうのメッセージをなぜ聞かなければならないのか。

(1)日本は自殺大国

 ①自殺者数は、2007年に33,093人。連続10年3万人以上(警察庁統計資料)

②交通事故死。2006年に6,352人。

③3分の2以上が男性。年齢と自殺者数とは正比例する。

(2)自殺の原因(3大原因で84パーセントを占める)

 ①健康問題48%、②経済・生活問題24%、③家庭問題12%

  (3)旧ソ連邦の例:ストレス、そして心の病気、特に、うつ病の状態

(4)うつ病は、ありふれた病気。一生のうちでうつ病にかかる人は14人に1人とも。

(5)問題は、人間の価値の源泉をどこで見出すかに尽きる。

創世記1章~3章は、私たちがどこから来てどこに行こうとしているかを教えている。

Ⅰ.イントロダクション(1:1~2:3)

1.1節と2節の間に、ギャップがある(Gap Theory、Restitution Theory)

(1)創世記1:1と2の間に、時間的な隔たりがある。

(2)1節:天地は完璧な状態で創造された。無から有の創造。

(3)2節:完璧な天地が、カオスになっている。

①1節と2節の間に、サタンの堕落がある。

   ②長い時間を想定する必要はない。

   ③恐竜の生存をここに入れようとする人がいるが、それは不必要であり、非聖書的。

  (4)3節以降:神による回復の業

2.1~3日目と、4~6日目とが対応している。

 (1)すべてよかった。

 (2)7日目に神は安息された。

3.人の創造

(1)「われわれに似るように、…人を造ろう」。それまでは、「○○あれ」。

(2)神の創造の御業がクライマックスを迎えたことを示している。

(3)「神のかたち」とはどのようなものか。

①「神のかたち」の外面的な性質。

*人間は言葉を使用する。

*顔に表情がある。

*恥を感じることができる(顔が赤くなる)。

*自然界を支配する能力がある。

②「神のかたち」の内面的な性質。

*知性

*感情

*意志

*霊性(神を認識する能力)

Ⅱ.第1のトルドット:天と地の経緯(2:4~3:23)

  イントロダクション

(1)第1のトルドットが終わる時には、もとのカオス状態になっている。

 (2)その原因は、1節と2節の間にカオスがあるのと同じ理由。

1.エデンの園の創造

 (1)再記述の法則

(2)エデンという地域。植物がなかった。

 (3)そこにエデンの園が設けられた。

 (4)理想的な環境

 (5)いのちの木

 (6)善悪の知識の木

2.エデン契約(2:15~17)

(1)どの木からでも思いのまま食べてよいが、善悪の知識の木から食べてはならない。

①人は、創造されたままの聖なる状態にあったが、それが定着していたわけではない。

②人は、罪を犯す能力も、犯さない能力も、併せ持っていた。

③この木は、人が神の権威を認めるか、神の命令に忠実であるかどうかを試すもの。

④この命令は、時限立法であり、人がそのテストに合格したなら、取り去られるもの。

⑤合格すれば、人は罪を犯すことが出来ない状態、聖なる性質が確定した状態になる。

⑥これは、サタンと天使たちに起こったこと。

*サタンの反逆に加担した3分の1の天使たちは堕天使となった。

*残りの3分の2は、聖なる天使であることが確定した。

(2)善悪の知識の木から取って食べるその時、人は必ず死ぬ。

①これは、霊的な死のこと、神との断絶のことである。

②神の命令に違反した瞬間に霊的死が人を襲った。

③しかし、肉体的な死は徐々にやって来た。

3.助け手の創造

(1)エデン契約の後のこと。

(2)助け手のいない男は未完成。

(3)「エゼル」という語は、否定的なものではない。

(4)「エリエゼル」の意味

(5)堕落の前には、上下関係はない。

4.アダムの違反と罪の広がり

(1)神から自立し、自らが神になること。

(2)人は、罪を犯さずにはおれなくなった。

(3)エバよりも、アダムの責任の方が重い。

(4)子孫への影響。カインとアベル。

5.アダム契約

 (1)蛇に対して

 (2)女に対して

 (3)アダムに対して

 (4)創世記3:15が最も大切。

  ①「蛇の子孫」とは誰か。

  ②「女の子孫」とは誰か。

  ③「両者の戦い」の内容は何か。

結論 私たちが向かう先

1.メシアの死と復活は、創世記3:15の成就。

2.千年王国は、エデンの園の状態の回復。

3.新しい天と新しい地は、創世記1:1の状態の回復。

 (1)創世記1:3の光は、シャカイナグローリー

  (2)黙示録22:5の光も、シャカイナグローリー

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