私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
聖書を知りたい人のために(3)
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聖書を知りたい人のために(3)
イントロダクション
1.はじめに
(1)2011年は、働きが飛躍的に拡大した年であった。
①「メッセージ・ステーション」 11月のデータ。平均1,200件/日以上。
②春には、第2回「再臨待望聖会」
③連休中には、フルクテンバウムセミナー
④紹介カードを用意した。
(2)2012年の予定
①1月から、定例会のメッセージを動画配信する。
②ロマ書を終えて、イエスの生涯のシリーズに入る。
③2月から3月にかけて、第3回「再臨待望聖会」。大阪は、3月17日(土)。
④フルクテンバウムセミナーは、「死後の世界」というテーマ。
(3)モットーは、「聖書研究から日本の霊的覚醒(目覚め)が」である。
①そのためには、聖書についての正しい認識を持つことが大切。
②今回は、「聖書を知りたい人のために」の3回目である。
2.文脈:9つの質問を取り上げる。
①聖書とは何か。
②聖書はいつ、どのようにして今のような形になったのか。
③聖書観には、どのようなものがあるか。
④聖書は「霊感を受けて書かれている」とは、どういう意味か。
⑤聖書に多くの翻訳があるのは、どうしてなのか。
⑥聖書はどこから読んだらいいのか。
⑦聖書が神のことばであるという証拠は何か。
⑧聖書に誤りは含まれていないのか。
⑨聖書は自分自身について、どう証言しているか。
3.アウトライン
⑦聖書が神のことばであるという証拠は何か。
⑧聖書に誤りは含まれていないのか。
⑨聖書は自分自身について、どう証言しているか。
⑥聖書はどこから読んだらいいのか。
このメッセージは、聖書が神のことばであることを学ぶためのものである。
Ⅶ.聖書が神のことばであるという証拠は何か。
1.メシア預言がある。
(1)イエス・キリストの初臨に関する預言は、300以上ある。
①イエスが誕生する前に書かれた預言である。
(2)それらの預言がすべて成就した。
2.不思議な統一性と調和がある。
(1)1600 年にわたって書き続けられた。
(2)40 人以上の人々の手によって書かれた。
(3)さまざまな場所で書かれた。
(4)3つの異なる言語で書かれた。
①ヘブル語 旧約聖書のほとんど全部
②アラム語 旧約聖書の一部(エズラ記とダニエル書2:4b ~ 7:28)
③ギリシア語 新約聖書
(5)論争の的となるテーマを無数に扱っている。
(6)これだけの多様性を持ちながら、統一性と調和を保っている本は聖書だけ。
3.人間を美化していない。
(1)ダビデの罪
(2)ペテロの失敗
(3)彼らもまた罪人であるが、神を信頼した。
4.考古学の発見が聖書と一致している。
Ⅷ.聖書に誤りは含まれていないのか。
1.聖書の誤りを指摘する本やウェブサイトがある。
(1)実に挑戦的で、聖書のメッセージに興味があるとは思えない。
(2)この矛盾をどう解決するかと質問する人も、そのようなものから情報を得る。
①自分で矛盾を発見したわけではない。
②聖書は、普通に読めば、調和した本として読める。
2.私たちの立場
(1)聖書記者たちは、それぞれの立場で書いているので、矛盾に見える箇所がある。
①そのほとんどに、論理的説明がある。
(例話)神学校のアーチャー博士、フルクテンバウム師
②しかし、説明が難しい箇所も確かにある。
③写本と作る過程での人間のミスもあるが、これは極めて少ない。
(2)先輩のクリスチャン、牧師、注解書などの助けを得る。
(3)それでも解決しない場合は、「冷凍庫」に入れておく。
3.霊感について(再度)
(1)霊感を示す聖句
「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有
益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた
者となるためです」 (Ⅱテモ3:16~17)
①「聖書はすべて」
*十全・逐語霊感
②「神の霊感による」
*ギリシア語で「セオプニューストス」
*神の息が吹き込まれている、という意味
③霊感のゆえに聖書は有益である。
(2)霊感の内容
①二重著者
*神が第一次的な著者、人が第二次的な著者
②神は、著者の特徴、経験、文学形式などを用いて御心を啓示された。
(2)原典のみが霊感を受けている(つまり、間違いがないということ)。
①写本制作の段階、翻訳の段階で、霊感を保証する聖句はない。
②書記や翻訳者は、人間であるので、過ちを犯す。
(3)今日私たちが持っている写本郡から、原典の99%以上が確定されているという。
①重要な教理が問題になることはない。
②保存の過程に神の守りがあったと確信できる。
(4)今日私たちが所有する翻訳された聖書には、神のことばの権威がある。
Ⅸ.聖書は自分自身について、どう証言しているか。
1.黙22:18~20
「私は、この書の預言のことばを聞くすべての者にあかしする。もし、これにつけ加える
者があれば、神はこの書に書いてある災害をその人に加えられる。また、この預言の書の
ことばを少しでも取り除く者があれば、神は、この書に書いてあるいのちの木と聖なる都
から、その人の受ける分を取り除かれる。これらのことをあかしする方がこう言われる。
『しかり。わたしはすぐに来る。』アーメン。主イエスよ、来てください」
(1)これは、黙示録に関する命令である。
(2)しかし、黙示録は、それまでの預言を時間順に並べ、さらにその先まで預言した
書である。
(3)黙示録に付加してはならないというのは、聖書が完結しているということである。
2.今後新しい啓示が加わることはあるか。
(1)その可能性はない。
(2)もしそうなら、今私たちに与えられている聖書は、不完全であることになる。
(3)私たちは今、創世記と黙示録に挟まれた時代に住んでいる。
(4)私たちが知るべきことは、すべて聖書に書かれている。
Ⅵ.聖書はどこから読んだらいいのか。
1.一般的な助言
(1)福音書
①聖書は、キリストについて証言している。
(2)マルコの福音書
①キリストの行動がよく分かる。
(3)ヨハネの福音書
①キリストの教えと、ご人格がよく分かる。
2.私の助言
(1)創世記を導き手とともに読む。
(例話)少年時代の映画館での体験
①創世記には、それ以降展開されるすべてのテーマの萌芽がある。
(2)詩139篇
①全能の神の存在を認識する。
②そこから逃げようとするが、遍在の神に出会う。
③さらに、創造主なるお方に出会う。
④適用は、神への信頼である。
3.まとめ
(1)詩139篇
(2)創世記
(3)福音書
4.聖書に向かう姿勢が重要
(1)1コリ2:13~14
「この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、御霊に教えら
れたことばを用います。その御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。生まれ
ながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなこ
とだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊に
よってわきまえるものだからです」
(2)1ペテ2:2
「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。そ
れによって成長し、救いを得るためです」
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