クリスチャンライフ、この麗しきもの(3)

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クリスチャンライフ、この麗しきもの(3)

イントロダクション

  (1)ここまでの確認

    ①「あなたは救われていますか」という質問

    ②聖書の救いとは、「神の怒り」からの救いである。

    ③普遍的救いの教理は間違っている。

  (2)何を信じるのか。

    ①福音の3つの要素

    ②これに別の要素を加えることは、福音を異質なものにすることである。

  (3)信じたらどうなるのか。

    ①聖霊のバプテスマ

    ②新生

③養子縁組

  (4)将来何が起こるのか。

①聖書が教える救いとは

  *義認(過去形の救い。罪責からの解放)

      *聖化(現在進行形の救い。罪の力からの解放)

      *栄化(未来形の救い。聖化の完成)

    ②前2回で義認を終えたので、きょうは聖化を扱う。

    ③結局、このメッセージは4回のシリーズとなる。

このメッセージは、クリスチャンライフが、麗しいものであることを学ぶためのものである。

Ⅰ.多くの人が陥る罠(ロマ7:18~19)

「私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私に

は善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。私は、

自分でしたいと思う善を行わないで、かえって、したくない悪を行っています」

1.最大の悲劇は、律法を行うことによって聖化を達成しようとすること。

  (1)この理解は、クリスチャンを律法主義に追い込む。

  (2)やがては、信仰の休業状態に陥る。

  (3)特に、儒教的背景のある日本人、頑張り屋さんの日本人はそうなりやすい。

2.聖書が教える聖化とは

  (1)義認も、聖化も、栄化も、すべて信仰により、恵みによる。

  (2)頭の切り替えが必要である。これを「悔い改め」という。

3.この箇所は、パウロの体験が土台になっている。

  (1)これは彼が救われてからの体験である。

①「私」という言葉が、18~19節だけで5回も出てくる。

    ②彼は自分の体験を普遍的体験として語っている。

  (2)これは、パウロの時代のユダヤ人信者の典型的な姿である。

    ①彼らは新生したが、解放されていない。

    ②律法の下にいるが、聖霊の支配下にいない。

    ③「旧約聖書のクリスチャン」

④私たちは、「ロマ書7章クリスチャン」と呼ぶ。

Ⅱ.それが罠である理由(ロマ7:8)

  「しかし、罪はこの戒めによって機会を捕らえ、私のうちにあらゆるむさぼりを引き起こ

しました。律法がなければ、罪は死んだものです」

1.この聖句は、非常に重要である。

(1)「機会」という言葉が、罪と律法の関係をよく説明している。

    ①ギリシア語で「アフォルメイ」という。

    ②これは、軍事用語である。

      *base of operation(敵地に築く作戦基地)

      *橋頭堡(bridgehead)

      *上陸拠点(beachhead)

    ③律法は、罪という敵が、人間の性質に侵入する時の拠点である。

  (2)「むさぼってはならない」という戒めが与えられた。

    ①罪という敵は、その戒めを橋頭堡にして、私の内に侵入した。

    ②その結果、私はあらゆるむさぼりをするようになった。

    ③律法が命じることと正反対のことをしたくなるのが、罪の性質である。

Ⅲ.罠から 解放される方法(ロマ7:1~6)

1.律法の大原則

(1)律法は、人に対して権限を持つ。

(2)律法は、死んだ人には権限を持たない。

  2.結婚関係の例話

    (1)夫が生きている間は、結婚の律法によって制約されている。

  (2)それを破れば、姦淫の女と呼ばれる。

  (3)夫が死ねば、結婚の律法から解放される。

  (4)再婚しても、姦淫の女ではない。

3.例話の適用

  (1)信者は、律法に対して死んだ。

  (2)今は、新しい御霊(聖霊)によって生きている。

  (3)もし今、律法による聖化を求めるなら、死んだ夫との関係が復活する。

  (4)律法が働き始めるので、罪の性質が活発化する。

4.私たちが置かれている状態

「今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません」

  (1)福音を信じた瞬間に、私たちは新生した。

  (2)聖霊の内住が与えられた。

  (3)聖霊のバプテスマによってキリストと一体化させられた。

  (4)以上のことが、私たちの新しい状態である。

    ①「キリスト・イエスにある者」という言葉は、私たちの新しい位置を示している。

      *「キリスト・イエスに結ばれている者」(新共同訳)

      *これを「位置的真理(positional truth)」という。

  (5)これは客観的真理である。

①主観的に罪の責めを感じる余地はない。

②神との平和を得ているのに、主観的には自分を責めている信者の悲劇。

③罪責感を強調するのは、神を助けようとする人間の愚かな行為である。

④葛藤があるのは、救われている証拠である。

  4.位置的真理の重要性(ヨハ15:5)

「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人

の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あな

たがたは何もすることができないからです」

  (1)とどまるとは、位置的真理を認識している人

  (2)離れるとは、自力で聖化を求めている人

  (3)律法に支配される理由はなくなったが、「肉の性質」に協力することがある。

    ①罪を犯す度合いは、信者によってそれぞれである。

    ②しかし、信者が完全に「肉」によって支配されることはない。

Ⅳ.将来の希望(ロマ8:11)

  「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおら

れるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住

んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです」

  (1)キリストの復活と信者の復活が関連づけられている。

  (2)内住の聖霊は、復活の保障である。

      ①「あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです」

      ②終末的な意味での肉体の復活を意味している。

    (3)三位一体の教理の暗示

      ①「イエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊」とは、「父なる神の御霊」。

      ②父なる神は聖霊によって、朽ちるべき私たちのからだを生かしてくださる。

結論:

(例話)開いた窓

(1)位置的真理

(2)私たちは、キリストにあって死に、葬られ、復活した。

(3)古い原則に死に、新しい原則によって生きるようになった。

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