クリスチャンライフ、この麗しきもの(1)

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クリスチャンライフ、この麗しきもの(1)

イントロダクション

  (1)3・11以降、日本の歴史は大きく変化した。

    ①安全神話が崩壊した。

    ②一時的なものと、永続的なものが明らかになった。

    ③新しい発想による町作りの模索が始まった。

    ④と同時に、自らの人生の再吟味が始まった。

  (2)こういう文脈の中で、フルクテンバウム・セミナーが開かれた。

①参加者数:大阪が130名、東京が210名

②ハーベスト聖書塾の塾生の修了式が行われた。28名が約3年にわたる学びを終えた。

③基本的な内容を学びながら、いかに無知であったかを知らされた。

④クリスチャンライフの変化が始まった予感がある。

  (3)ある方から、なぜ日本の宣教は進まないのかという質問があった。

    ①ひとつの理由は、クリスチャンライフが必ずしも喜びになっていないということ。

      *救われたという喜びがない。

      *神は愛というより、罰や試練を与える方である。

    ②律法主義的生活で苦しんでいる。

    ③聖書は難解であるという印象がある。

  (4)3回連続で、基本的なメッセージを語る。

    ①何を信じるのか。

    ②信じたらどうなるのか。

    ③将来何が起こるのか。

  (5)アウトライン

    ①使徒たちの教え

    ②福音の内容

    ③救いに至る信仰

    ④余分な付加物

このメッセージは、クリスチャンライフが、麗しいものであることを学ぶためのものである。

Ⅰ.使徒たちの教え

  1.初代教会の姿

(1)使2:42

    「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをして

いた」

(2)神の真理の啓示は、使徒たちを通して与えられた。

    (3)キリスト教とは、使徒たちの教えの上に建てられており、その内容が変化するこ

とはない。

  2.使徒ヨハネの証言

(1)1ヨハ1:3

「私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私た

ちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・

キリストとの交わりです」

  (2)使徒たちの証言を信じることは、父なる神と子なる神との交わりに至る。

(3)使徒たちの証言が、「ケリュグマ(宣教)」である。

Ⅱ.福音の内容

  1.パウロの証言

   (1)1コリ15:3~5

    「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、

    次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、

また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、ま

た、ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです」

  2.福音の3要素

  (1)キリストは、私たちの罪のために死なれた。

    ①ここには、聖霊による認罪の働きがある。

    ②ヨハ16:8

    「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを

認めさせます」

③罪とは、不信仰の罪である。

④聖霊による認罪の働きの結果、人は福音に心を開く準備ができたことになる。

    (2)キリストは、葬られた。

      ①埋葬の事実は、キリストが肉体的に完全に死んだことを示している。

    (3)キリストは、三日目によみがえられた。

      ①復活は、父なる神がイエスの贖罪死を受け入れてくださったことの証拠である。

      ②ロマ4:25

      「主イエスは、私たちの罪のために死に渡され、私たちが義と認められるために、

よみがえられたからです」

Ⅲ.救いに至る信仰

  1.知識

(1)ロマ10:17

「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみこと

ばによるのです」

①救われるためには、福音の内容を理解しなければならない。

  2.同意

    (1)ヤコ2:19

    「あなたは、神はおひとりだと信じています。りっぱなことです。ですが、悪霊ども

もそう信じて、身震いしています」

①知識と同意だけでは、人は救われない。

②信じない理由は、「信じたくないから」と言う人がいる。

  3.信頼

    (1)ロマ3:22

    「すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての

信じる人に与えられ、何の差別もありません」

①イエス・キリストをそのようなお方、救い主として信頼すること

(2)ロマ4:24

「また私たちのためです。すなわち、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせ

た方を信じる私たちも、その信仰を義とみなされるのです」

  ①父なる神への信頼

Ⅳ.余分な付加物

  1.公の場での告白

    (1)ロマ10:9~10

    「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者

の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は

心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです」

(2)公の場での告白を、救いの条件とする教えがある。

  ①これは、業による救いとなる。

(3)この文章は、キアズムである。

  ①告白と信じることとは、同時に起こる。

  ②告白は、神に対する無言の言葉であるという場合もある。

  2.罪の告白

    (1)1ヨハ1:9

    「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を

赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます」

    (2)この聖句は、救いの方法を教えたものではない。

    (3)ヨハネの手紙は、信者に向けて書かれたものである。

  ①信者の罪の処理に関する教えである。

    (4)この教えの問題点

      ①自分が犯した罪をすべて覚えている人などいない。

      ②すべての罪を告白することが救いの条件であるなら、救いは不可能である。

  3.洗礼

    (1)使2:38

    「そこでペテロは彼らに答えた。『悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していた

だくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、

賜物として聖霊を受けるでしょう』」

  ①訳語の問題 「エイス」という前置詞。「○○のために」

  ②「○○のゆえに」「○○だから」とも訳せる。

③「罪が赦されたのだから、バプテスマを受けなさい」という訳が正しい。

④もし洗礼が救いの条件なら、それは業による救いとなる。

  4.悔い改め

    (1)悔い改めとは、心の変化である。

      ①啓示された真理に対して

      ②キリストに関する理解に対して

      ③罪に対して

    (2)罪を悲しむこととは違う。

    (3)悔い改めは、信じるという行為の中に含まれている。

    (4)1テサ1:9

    「私たちがどのようにあなたがたに受け入れられたか、また、あなたがたがどのよう

に偶像から神に立ち返って、生けるまことの神に仕えるようになり、」

  5.メシアの主権に従う(ロードシップ論)

    (1)イエスをメシアとして信じるだけでなく、メシアの主権に従う必要がある。

    (2)ロマ12:1~2

「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお

願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物とし

てささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調子を合わせて

はいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神

に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変

えなさい」

  ①この聖句は、救いの条件を教えているのではない。

  ②すでに救われた者に、弟子となるための条件を教えている。

結論:

(1)救いは、信仰と恵み+ゼロである。

(2)次回学ぶこと

  ①信じた瞬間、その人は新生している。

  ②その人に、永遠のいのちが与えられている。

  ③一度与えられた救いは、取り去られることがない。

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