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使徒の働き(6)―聖霊降臨―

  • 2018.04.02
  • 使徒2章:1〜4
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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聖霊降臨について学ぶ。

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「聖霊降臨」

使徒2:1~4

1.はじめに

(1)前回の内容の確認

①指導者ペテロ(15節b)

②ユダの運命(16~19節)

③ペテロの提言(20~22節)

④12番目の使徒(23~26節)

 

(2)アウトライン

①When(いつ)

②Where(どこで)

③Who(誰が)

④What(何を)

 

結論: 聖霊によるバプテスマについて

(1)意味

(2)回数

(3)目的

 

聖霊降臨について学ぶ

Ⅰ.When(いつ)

1.「五旬節の日」

Act 2:1 五旬節の日になって、 みなが一つ所に集まっていた。

(1)ヘブル語で「シャブオット」、ギリシア語で「ペンテコステ」という。

①初穂の祭りから数えて50日目の祭り

*「シャブオット」は「七週の祭り」と訳される。

*「ペンテコステ」は「50」という数字。「五旬節の祭り」と訳される。

②初穂の祭りの日に、イエスは復活された。

③それから40日間断続的に弟子たちに現れ、最後は昇天された。

④昇天から10日目にこの祭りが来る。

⑤初穂の祭りと五旬節の祭りは、日曜日にやって来る。

 

(2)五旬節の祭りは、3つの巡礼祭のひとつである。

*ユダヤ人の成人男子は、エルサレムの神殿で【主】を礼拝するように命じ

られた。

①過越の祭り

*出エジプトの出来事を記念する祭りである。

*メシアの死を予表する祭りである。

②五旬節の祭り

*シナイ山でのモーセの律法の付与を記念する祭りである。

*聖霊降臨を予表する祭りである。

③仮庵の祭り

*荒野の放浪を記念する祭りである。

*メシア的王国(千年王国)を予表する祭りである。

 

2.「なって」

(1)訳文の比較

「五旬節の日になって、」(新改訳)

「五旬祭の日が来て、」(新共同訳)

「さて、ペンテコステの日が満ちた時、」(回復訳)

「And when the day of Pentecost was fully come,」(KJV)

「And when the day of Shavuos is fulfilled,」(OJB)

 

(2)ギリシア語の動詞は、「スンプレイロオウ」(sumpleroo)である。

①ルカは、この年の五旬節の祭りがこの祭りの預言的意味を成就したと冒頭で宣

言する。その内容が、使2章の記録である。

③出19~20章でシナイ契約が結ばれ、石の板に書かれた律法が与えられた。

*モーセの律法

④使2章で聖霊が降臨し、心に書かれた律法が与えられた。

*キリストの律法

⑤シナイ山の出来事と、モリヤの山(エルサレム)の出来事の対比は重要である。

 

Ⅱ.Where(どこで)

Act 2:2 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。

1.「彼らのいた家」とは、どこか。

(1)1章の続きで、彼らは依然として屋上の間(二階部屋)にいたと考える人がいる。

①その場合、屋上の間から神殿域への移動をどうしたかという疑問が湧いてくる。

②ルカは、その点について何も記録していない。

③使2:5では、彼らは神殿域にいたことになっている。

 

(2)彼らは、祭りを祝うためにすでに神殿域にいた。

①時間は、すでに午前9時になっている。

「家」とは、神殿のことである。

③使7:47のステパノの説教では、「家」は神殿を意味する。

Act 7:47 けれども、神のために家を建てたのはソロモンでした。

 

2.彼らは、神殿域のソロモンの回廊にいたのであろ。

(1)主イエスは、この場所を好んで用いられた。

Joh 10:23 時は冬であった。イエスは、宮の中で、ソロモンの廊を歩いておられた。

 

(2)使徒たちもソロモンの廊を好んだ。

Act 3:11 この人が、ペテロとヨハネにつきまとっている間に、非常に驚いた人々がみないっせいに、ソロモンの廊という回廊にいる彼らのところに、やって来た。

Act 5:12 また、使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議なわざが人々の間で行われた。みなは一つ心になってソロモンの廊にいた。

 

Ⅲ.Who(誰が)

1.他国のことばで話し出したのは、誰か。

Act 2:1 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。

(1)伝統的な解釈は、信者120名全員である。

「みなが一つ所に集まっていた」とある。

②この解釈も可能ではあるが、文脈上の問題点がある。

 

(2)訳文の比較

「五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた」(新改訳)

「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、」(新共同訳)

「五旬節の日となり、彼らみな一處に集ひ居りしに、」(文語訳)

「And when the day of Pentecost was now come, they were all together in one

place.」(ASV)

①「彼ら」とは、誰か。

②120人全員なのか、12使徒だけなのか。

 

2.ルカは、他国のことばで話したのは12使徒だけだと書いているように読める。

(1)ルカが書いた文章には、章や節の区切りはない。

①使1:26と使2:1は、繋がっている。

②「彼ら」の先行詞(antecedent)は、12使徒である。

 

(2)他国のことばで話したのは、みなガリラヤの人であった。

Act 2:7 彼らは驚き怪しんで言った。「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。

 

Ⅳ.What(何を)

1.2~3節

Act 2:2 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。

Act 2:3 また、炎のような分かれた舌が現れて、ひとりひとりの上にとどまった。

(1)「激しい風」

①風が吹いたのではなく、響きが起こったのである(肌ではなく耳で感じた)。

②風は、ヘブル語で「ルァハ」である。聖霊も同じ言葉である。

③風は、聖霊の象徴である。

④エゼ37章の枯れ骨の谷の箇所でも、風は聖霊の象徴である。

 

(2)「炎のような分かれた舌」

①実際の炎ではなく、そのように見えたのである(肌ではなく目で感じた)。

②炎のような塊が分化し、舌の形を取って使徒たちひとりひとりの上に留まった。

③火も、聖霊の象徴である。

④聖霊がついに、劇的な方法で降臨されたのである。

*イエスの約束は、成就した。

 

(3)出19~20章と使2章の対比

①両者の間には、約1500年の隔たりがある。

Exo 19:18 シナイ山は全山が煙っていた。それは【主】が火の中にあって、山の上に降りて来られたからである。その煙は、かまどの煙のように立ち上り、全山が激しく震えた。

②両方の出来事には、ともにシャカイナグローリーが伴った。

③シナイ山に降りて来られた神は、今や信者の心に内住するようになられた。

④ルカも、使徒たちも、この点はよく理解していた。

 

2.4節

Act 2:4 すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。

(1)使徒たちには、他国のことばで話す能力が与えられた。

①「舌」は、「ことば」の象徴である。

②「ことば」はギリシア語で「グロッサ」である。「異言」とも訳される。

③このことばは、現実に存在する、文法的に理解可能なことばであった。

④これは、聖霊が使徒たちを通して語っているのではない。

⑤聖霊が、使徒たちに話す能力を与えているのである。

⑥この時点で、使徒たちはキリストの証人となるための力を受けた。

 

(2)この日、エルサレムにいた巡礼者たちは、教会の誕生を目撃した。

①これ以来、キリストを信じる者の内に、聖霊が内住されるようになった。

②また、キリストを信じた者はキリストの教会と一体化させられるようになった。

 

(3)ルカは、「聖霊の満たし」と「聖霊によるバプテスマ」をひとつにまとめて記録

している。

①ルカは、「聖霊に満たされ」としか書いていないが、「聖霊によるバプテスマ」

も同時進行で起こっている。

②このふたつの概念は、ともに聖霊の働きの個別の分野である。

 

(4)「聖霊によるバプテスマ」

①「聖霊によるバプテスマ」とは、キリストと、またキリストの教会と一体化す

ることである。

②これは、繰り返すことのない一度限りの出来事である。

③キリストを信じた瞬間、すべての信者は「聖霊によるバプテスマ」を体験する。

1Co 12:13 なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。

*「一つの御霊を飲む者とされた」とは、聖霊の内住のことである。

 

(5)「聖霊の満たし」

Eph 5:18 また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。

①「聖霊の満たし」とは、聖霊が信者の心を支配し、導くことである。

②その結果、伝道の力や聖化の力が与えられる。

③信者は、自分の努力で「聖霊の満たし」を作り出すことはできない。

④それは、聖書を学び、神の御心に従順になることによって得られる恵みである。

⑤それは、繰り返し求めるべきものである。

 

結論:聖霊によるバプテスマについて

1.意味

(1)キリストとの有機的な一体化

(2)キリストのからだなる教会との有機的な一体化

(3)真に救われている者たちとの有機的な一体化

 

2.回数(異言を伴う聖霊のバプテスマ)

(1)1回

①ペンテコステの日に教会が誕生した。

②それ以降は、信じた瞬間にすべての人は自動的にその恵みに与る。

 

(2)3回、あるいは、4回

①ユダヤ人の救い(2章)

②サマリヤ人の救い(8章)

③異邦人の救い(10章)

④バプテスマのヨハネの弟子たちの救い(19章)

 

(3)今でも、信じた全ての人に起こる。

①救いの体験とは別の「第2の恵み」の体験である。

②この体験によって、聖化が促進される。

 

(4)正解は、(2)である。

①ルカは、歴史上起こったことを記録している。

②その出来事を、普遍的真理として適用してはならない。

③3000人の回心(2:41)の時には、そういう記録がない。

④5000人の回心(4:4)の時にも、そういう記録はない。

 

(5)注意点

①聖霊の賜物としての異言は、今もある。

 

3.目的(異言を伴う聖霊のバプテスマ)

(1)神は、巡礼に来ていたユダヤ人たちの歓心を得ようとされた。

①当時のユダヤ人たちは、アラム語、ヘブル語、ギリシア語を話した。

②どこに住んでいるユダヤ人であっても、最低2つは話すことができた。

③つまり、12使徒たちは異言を使わなくても、普段使っている言語で他のユダヤ

人たちと対話することができたのである。

④異言は、巡礼者たちへの「しるし」となった。

⑤神が語っておられるのでそれに耳を傾けよというメッセージが、ここにある。

 

(2)4回の事例は、それぞれが、ある特定のグループの救いを証明する「しるし」と

なった。

 

(3)また、「聖霊によるバプテスマ」は、使徒の権威を証明する「しるし」となった。

①第4の事例(19章)は、パウロの使徒職の証明である。

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