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60分でわかる旧約聖書(24)エレミヤ書

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エレミヤ書の内容について学ぶ。

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60 分でわかる旧約聖書( 24 )「エレミヤ書」

1.はじめに

(1)預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ

①預言書を書いた預言者(the writing prophet)

*王国が南北に分裂して以降に登場した(前930年頃)。

②同世代の人たちに、神のことばを伝えた。「預言者」である。

③将来起こることを預言した。「予言者」である。

④エレミヤ書は、大預言書である。

⑤エレミヤは、捕囚期前の預言者である。

 

(2)エレミヤの特徴

①エレミヤという名前の意味

*「ヤハウェは確立される」、「ヤハウェは高く上げられる」など。

②彼は、「涙の預言者」として知られている。

*涙の訳を知ったなら、エレミヤ書のメッセージを理解したことになる。

③彼は、他の預言者の誰よりも、自分の性格や心情を表現している。

④彼は、繊細で慎み深い人物であるが。

*神は、その彼を、ユダの罪を激しく糾弾する奉仕に召された。

 

(3)時代背景:エレ1:2~3

Jer 1:2 アモンの子、ユダの王ヨシヤの時代、その治世の第十三年に、エレミヤに【主】のことばがあった。

Jer 1:3 それはさらに、ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの時代にもあり、ヨシヤの子、ユダの王ゼデキヤの第十一年の終わりまで、すなわち、その年の第五の月、エルサレムの民の捕囚の時まであった。

①ヨシヤ王の第13年(前627年)から働きを開始した。

*ヨシヤは善王であった。

*彼の時代に、神殿で巻物が発見され、礼拝が回復された。

②次にエホアハズの治世が3ヶ月続いたが、それは省略されている。

③次にエホヤキム(前608~597年)が統治した。

*エホヤキムは悪王で、エレミヤを激しく迫害した。

④次にエホヤキンの治世が3ヶ月続いたが、それも省略されている。

⑤最後の王はゼデキヤ(597~586年)であった。

 

(4)国際情勢

①エレミヤが活動を開始した当時は、アッシリヤが覇権国であった。

②しかし、エジプトとバビロンがその力を増しつつあった。

③前607年、バビロンはニネベを攻略し、アッシリヤを滅ぼした。

④次にバビロンは、ユダに侵攻してきた。

⑤ユダの指導者層は、エジプトに援助を求めるように王に進言した。

⑥エレミヤは、それに反対した。

*ユダの希望は、悔い改めによって【主】に立ち返ることにある。

⑦バビロンは、ユダを征服し、エルサレムを破壊した(前586年)。

⑧エレミヤは、エルサレムの崩壊を嘆き、「哀歌」を書いた。

 

(5)エレミヤ書のアウトライン

①ヨシヤの治世下での預言者としての召し(1章)

②ゼデキヤの治世以前のエルサレムとユダに対する預言(2~20章)

③ゼデキヤの治世下での預言(21~29章)

④12部族の将来に関する預言(30~39章)

⑤エルサレム崩壊後にユダに留まった人たちへの預言(40~42章)

⑥エジプトで語られた周辺諸国に対する預言(43~51章)

⑦エルサレム崩壊の預言の成就(52章)

 

2.アウトライン

(1)エレミヤの経歴

(2)エレミヤ書の中心メッセージ

(3)エレミヤとイエスの対比

 

エレミヤ書の内容について学ぶ。

Ⅰ.エレミヤの経歴

1.エレ1:1

Jer 1:1 ベニヤミンの地アナトテにいた祭司のひとり、ヒルキヤの子エレミヤのことば。

(1)彼は、ベニヤミンの地アナトテで祭司の息子として誕生した。

①アナトテは、エルサレムのすぐ北にある町である。

②父の名は、ヒルキヤである。

 

2.エレ1:5

Jer 1:5 「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、/あなたを知り、/あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、/あなたを国々への預言者と定めていた。」

(1)彼は、誕生する前から預言者に定められていた。

①私たちも、誕生する前から、キリストの弟子となるように定められていた。

②最もふさわしくない者が、キリストにあって選ばれた。

 

3.エレ1:6

Jer 1:6 そこで、私は言った。/「ああ、神、主よ。/ご覧のとおり、私はまだ若くて、/どう語っていいかわかりません。」

(1)若くして預言者として召された。

①神のことばを語るのが使命であるので、年齢は関係がない。

(2)【主】がエレミヤの口にことばを授けてくださった(エレ1:9~10)。

 

4.2歴35:25

2Ch 35:25 エレミヤはヨシヤのために哀歌を作った。そして、男女の歌うたいはみな、今日に至るまで、彼らの哀歌の中でヨシヤのことを語り、これをイスラエルのために慣例としている。これらは哀歌にまさしくしるされている。

(1)彼は、ヨシヤ王の治世に預言者としての働きを開始した。

①そして、ヨシヤ王の死を目撃し、哀歌を作った。

 

5.エレ16:1~4

Jer 16:1 次のような【主】のことばが私にあった。

Jer 16:2 「あなたは妻をめとるな。またこの所で、息子や娘を持つな。」

Jer 16:3 まことに、【主】は、この所で生まれる息子や娘につき、また、この国で、彼らを産む母親たちや、彼らを生ませる父親たちについて、こう仰せられる。

Jer 16:4 「彼らはひどい病気で死ぬ。彼らはいたみ悲しまれることなく、葬られることもなく、地面の肥やしとなる。また、剣とききんで滅ぼされ、しかばねは空の鳥や地の獣のえじきとなる。」

(1)彼は、結婚を禁じられた。

①彼が住んだ時代は、悲惨な時代である。

②ユダは、自らの罪のゆえに苦難に会う。

 

6.エレ12:6

Jer 12:6 あなたの兄弟や、父の家の者さえ、/彼らさえ、あなたを裏切り、/彼らさえ、/あなたのあとから大声で呼ばわるのだから、/彼らがあなたに親切そうに語りかけても、/彼らを信じてはならない。

(1)エレミヤは、同時代の人たちから拒否され、迫害された。

①拒否され、打たれ、足かせにつながれ、投獄され、売国奴の烙印を押された。

 

7.エレ9:1

Jer 9:1 ああ、私の頭が水であったなら、/私の目が涙の泉であったなら、/私は昼も夜も、/私の娘、私の民の殺された者のために/泣こうものを。

(1)彼は、自分が語っているメッセージのゆえに、涙を流した。

 

8.エレ20:9

Jer 20:9 私は、「主のことばを宣べ伝えまい。/もう主の名で語るまい」と思いましたが、/主のみことばは私の心のうちで、/骨の中に閉じ込められて/燃えさかる火のようになり、/私はうちにしまっておくのに/疲れて耐えられません。

(1)彼は、預言者を止めたいと思ったが、【主】はそれを許さなかった。

 

9.その後のエレミヤ

①エルサレムの陥落とバビロン捕囚を目撃した。

②バビロン軍の将軍によって、エルサレムに留まることを許された。

③エルサレムに残った人たちがエジプトに逃げようとしたとき、反対した。

④エジプトに逃げる人たちとともにエジプトに下ることを強要された。

⑤エレミヤは、エジプトで死んだ(伝承では、同胞による石打ちで死んだ)。

 

 

Ⅱ.エレミヤ書の中心メッセージ

1.彼に与えられた使命は、容易なものではなかった。

(1)偶像礼拝の罪の糾弾

(2)70年の捕囚の預言(25:1~38)

(3)捕囚からの帰還と国の再建

(4)新しい契約の預言(31:1~40)

①石に書かれた律法の契約ではなく、心に書かれた律法の契約。

②【主】と契約の民イスラエルの間の契約である。

(5)周辺諸国に対する裁きの預言

①ユダに対する【主】の計画の宣言

 

2.「背信」(backslide)がキーワードである。

(1)エレ2:19

Jer 2:19 あなたの悪が、あなたを懲らし、/あなたの背信が、あなたを責める。/だから、知り、見きわめよ。/あなたが、あなたの神、【主】を捨てて、/わたしを恐れないのは、/どんなに悪く、苦々しいことかを。/──万軍の神、主の御告げ──

 

(2)ユダの民は偶像礼拝に走った。

①偽預言者たちの扇動

②エレミヤは、「背信」という言葉を11回使用し、悔い改めを迫った。

 

(3)エレミヤは民の運命を思い、嘆いた。

Jer 13:17 もし、あなたがたがこれに聞かなければ、/私は隠れた所で、/あなたがたの高ぶりのために泣き、涙にくれ、/私の目は涙を流そう。/【主】の群れが、とりこになるからだ。

 

 

Ⅲ.エレミヤとイエスの対比

1.マタ16:13~14

Mat 16:13 さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は人の子をだれだと言っていますか。」

Mat 16:14 彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。」

(1)人々は、イエスとエレミヤの間に類似点があることを認識していた。

 

2.類似点

(1)エレミヤは、独身を貫いた。

①イエスも結婚しなかった。

(2)エレミヤは、ユダの民から拒否された。

①イエスもご自分の民から拒否された。

(3)エレミヤは、バビロンの脅威が迫り来る中で奉仕をした。

①イエスは、ローマの脅威が迫り来る中で奉仕をした。

(4)エレミヤは、ユダの民から「売国奴(裏切り者)」と見なされた。

①イエスも、ご自分の民から「売国奴(裏切り者)」と見なされた。

(5)エレミヤは偽預言者たちの攻撃を受けた(預言者の中で最も苦しんだ)。

①イエスも、パリサイ人や律法学者たちの攻撃を受けた。

(6)エレミヤは、エルサレムのために涙を流し、その崩壊を預言した。

①イエスも、エルサレムのために涙し、その崩壊を預言した。

(7)エレミヤは、少人数の弟子しかいなかった。

①イエスも、少人数の弟子しかいなかった。

(8)エレミヤは、新しい契約を預言した。

Jer 31:31 見よ。その日が来る。──【主】の御告げ──その日、わたしは、イスラエルの家とユダの家とに、新しい契約を結ぶ。

Jer 31:32 その契約は、わたしが彼らの先祖の手を握って、エジプトの国から連れ出した日に、彼らと結んだ契約のようではない。わたしは彼らの主であったのに、彼らはわたしの契約を破ってしまった。──【主】の御告げ──

Jer 31:33 彼らの時代の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうだ。──【主】の御告げ──わたしはわたしの律法を彼らの中に置き、彼らの心にこれを書きしるす。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。

①イエスは、新しい契約を結ばれた。

Mat 26:27 また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。「みな、この杯から飲みなさい。

Mat 26:28 これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。

 

(9)結論

①両者の働きは、失敗のように見えた。

②しかし神は、彼らの働きを成功へと導かれた。

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