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創世記(35)—イサクの嫁探し(1)—

  • 2009.03.09
  • 創世記24章:1〜31
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

しもべとしての生き方を確認する。

創世記35 創世記24章1節~31節

「イサクの嫁探し(1)」

イントロ:

1.前回までの復習

(1)アブラハムは、生涯のクライマックススを信仰によって乗り越えた。

(2)人生の仕上げの時期に入っている。

(3)サラの墓の購入

(4)イサクの嫁探し

  2.きょうの箇所

    (1)主役はアブラハムでもイサクでもない。

    (2)主役はアブラハムのしもべである。

(3)脇役は、リベカとラバンである。

    (4)24章は長い章なので、2回にわけて学ぶ。

  3.メッセージのアウトライン

   (1)アブラハムとしもべの契約

   (2)しもべの旅と祈り

   (3)リベカの登場

(4)ラバンの登場

  4.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

    (例話)米沢から発信する、兼続専門サイト

    「大河ドラマ「天地人」の主人公直江兼続は、関が原の合戦後、数万ともいわれる上

杉の家臣や家族と共に米沢に移り住みました。そして、現在の米沢市街地の基礎を築

きます。(中略)「愛」と「義」に生きた直江兼続。そんなこころ優しき男に会いたく

なったら、ぜひ米沢にお越し下さい」

    (1)直江兼続の生き方が求められるのは、現代の精神性が荒廃しているから。

(2)自分のためにしか、信仰を考えることができない時代なのかもしれない。 (3)「しもべ」の心と姿勢を学ぶ。

    (4)「しもべ」を祝福する神の目に見えない手(摂理)を確認する。

    「「愛」と「信仰」に生きたアブラハムのしもべ。そんなこころ優しき男に会いたくな

ったら、ぜひ創世記24章をお開きください」

このメッセージは、しもべとしての生き方を確認するためのものである。

Ⅰ.アブラハムとしもべの契約(24:1~9)

  1.背景

    (1)アブラハムは140歳になっていた。

(2)主は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。

  ①アブラハム契約の祝福が成就している。

  ②土地の約束を除いて。

(3)彼の関心事は、イサクの嫁をどうするかということ。

  2.しもべへの語りかけ

    (1)家の最年長のしもべ

      ①アブラハムの全財産を管理していたしもべ

      ②ダマスコのエリエゼル

創15:2「そこでアブラムは申し上げた。「神、主よ。私に何をお与えになるのです

    か。私には子がありません。私の家の相続人は、あのダマスコのエリエゼルになるの

    でしょうか」

      ③もしイサクが誕生していなければ、彼が相続人となっていた。

    *イサク誕生とともに、その可能性は消えた。

        *あるいは、イシュマエル誕生の時かもしれない。

        *彼は、苦々しい思いを抱かなかった。

    (2)彼に新しい使命が与えられた。

  ①イサクの嫁探しである。

      ②アブラハムがいかにエリエゼルを信頼していたかが分かる。

    (3)契約のための儀式

「あなたの手を私のももの下に入れてくれ」

      ①婉曲法、生殖器をつかむこと

      ②厳粛な契約を意味する。

        *不履行の場合は、子どもたちが復讐するという意味である。

    *割礼による契約に匹敵するものである。

    (4)証人

    「私はあなたに、天の神、地の神である【主】にかけて誓わせる」

      ①神が証人となる。

    (5)誓いの内容

      ①すべきでないこと

        *カナン人の娘の中から、イサクの妻を見つけてはならない。

        *カナン人との雑婚は、土地の相続権を放棄する結果になるかもしれない。

      ②すべきこと

        *生まれ故郷(アラム)の親族のもとに行き、そこから嫁を迎える。

        *親族の情報がその前に与えられていた:創22:20~24。

  3.しもべの質問

    「もしかして、その女の人が、私についてこの国へ来ようとしない場合、お子を、あ

     なたの出身地へ連れ戻さなければなりませんか」

    (1)イサクとの結婚を了承する女がいたとして

    (2)その女がカナンの地に来ることを拒む場合、イサクをアラムに送るべきか。

  4.アブラハムの答え

    「私の息子をあそこへ連れ帰らないように気をつけなさい。」(新改訳)

    「決して、息子をあちらへ行かせてはならない。」(新共同訳)

    (1)日本語訳には出ないが、「あなたは」に強調がある。

    (2)イサクの将来は、カナンの地にしかない。

    (3)アブラハムの確信

    「天の神である主は、わたしを父の家、生まれ故郷から連れ出し、『あなたの子孫にこ

    の土地を与える』と言って、わたしに誓い、約束してくださった。その方がお前の行

    く手に御使いを遣わして、そこから息子に嫁を連れて来ることができるようにしてく

    ださる。」(新共同訳)

      ①天使の奉仕:これ以降の記述に出てこない。

      ②標準的な天使の役割:見えない形で神の計画を実行する。

    (4)例外規定(但し書き)

    「もし、その女があなたについて来ようとしないなら、あなたはこの私との誓いから

    解かれる。ただし、私の息子をあそこへ連れ帰ってはならない」

      ①これは、しもべの不安を取りのけるためのもの。

      ②アブラハムの視点:

      アラムに行って結婚生活を送るよりは、カナンの地で独身生活を送る方がよい。

  5.実際の誓い

    (1)ももの下に手を入れている。

Ⅱ.しもべの旅と祈り(24:10~14)

  1.しもべの旅

    (1)10頭のらくだ:キャラバン隊を組んでの旅

    (2)主人のあらゆる貴重な品々:花嫁料となる。

(3)贈り物と10という数字

      ①ヤコブの贈り物 創32:15

      「乳らくだ三十頭とその子、雌牛四十頭、雄牛十頭、雌ろば二十頭、雄ろば十頭」

      ②ヤロブアムの贈り物 Ⅰ列14:3

      「パン十個と菓子数個、それに、蜜のびん」

      ③ナアマンの贈り物 Ⅱ列5:5

      「銀十タラントと、金六千シェケルと、晴れ着十着」

  2.行先

    (1)アラム:ナハライム

      ①ふたつの川のアラム(シリア)という意味

      ②ナホルの町とは、ハラン(創12:4)のこと。

    (4)距離は450マイル(720キロ)

      ①新幹線で、ほぼ東京から岡山までの距離

  3.井戸のそばで

    「彼は夕暮れ時、女たちが水を汲みに出て来るころ、町の外の井戸のところに、らく

    だを伏させた」

    (1)今でも、中東のアラブ人の村では、夕暮れに女が水を汲みに来る習慣がある。

    (2)井戸のそばで男が女と会話し、結果的に結婚につながるケースが3度ある。

      ①最初がこの箇所

      ②ヤコブとラケルの出会い 創29:1~14

      ③モーセとチッポラの出会い 出2:15~21

  4.しもべの祈り

    (1)自分のためではなく、主人アブラハムの祝福を祈っている。

    (2)しるしを求めている。

      ①水を求めた時に、自発的に10頭のらくだにも水を飲ませてくれる娘

      ②その娘は、勤勉、恵みと愛に満ちている。

    (3)その娘がイサクの嫁になる。

Ⅲ.リベカの登場(24:15~27)

  1.リベカの登場

    (1)水がめを肩に載せて

    (2)しもべの祈りが終わらないうちに

    (3)「リベカはアブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘であった」

      ①ベトエルとイサクは、従兄に当たる。

      ②イサクから見ると、リベカは従兄の娘に当たる。

    (4)「この娘は非常に美しく、処女で、男が触れたことがなかった」

      ①イサクの母のサラと同じ。創12:11

      ②処女:ヘブル語で「ベツラー」

      ③別の言葉としては、「アルマー」がある(イザ7:14)

     「それゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女が

     みごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける」

      ④「ベツラー」は、年齢と状態を表す言葉。

      ⑤それゆえ、「男が触れたことがなかった」という補足が必要であった。

    (5)この娘は、水かがめに水を満たし、上がって来た。

  2.リベカのテスト

    (1)しもべは、彼女に会いに走って行った。これは、緊急性を表している。

    (2)彼女を試すための質問をしている。

    「どうか、あなたの水がめから、少し水を飲ませてください」

    (3)彼女は、水をアブラハムのしもべに与えた。

      ①これは当時の習慣では普通のことで、「しるし」ではない。

    (4)次に、申し出をしている。

    「あなたのらくだのためにも、それが飲み終わるまで、水を汲んで差し上げましょう」

    「らくだにも水をくんで来て、たっぷり飲ませてあげましょう」(新共同訳)

    (5)らくだは、大量の水を飲む。

    「彼女は急いで水がめの水を水ぶねにあけ、水を汲むためにまた井戸のところまで走

    って行き、その全部のらくだのために水を汲んだ」

    (6)彼女は、テストに合格した。

      ①優しい。

      ②活動的、泉とらくだの間を何度も往復した。

      ③らくだは最大80リットルの水を飲むことができる。

       *50リットルとすると、合計500リットルとなる。

    (7)しもべは、この娘が祈りの答えであるかどうか、慎重に観察している。

  3.リベカとの対話

    (1)らくだが飲み終わった時に、贈り物を渡した。

    「らくだが水を飲み終わったとき、その人は、重さ一ベカの金の飾り輪と、彼女の腕

    のために、重さ十シェケルの二つの金の腕輪を取り、」

      ①「飾り輪」とは、直訳すると鼻輪である。

      ②額から鼻の上のあたりに垂れ下がって来る飾りのこと

    (2)しもべの2つの質問

    「あなたは、どなたの娘さんですか。どうか私に言ってください」

    「あなたの父上の家には、私どもが泊めていただく場所があるでしょうか」

    (3)リベカの2つの答え

    「私はナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です」

      ①彼女は、アブラハムの親戚に属する。

      ②これは、アブラハムが示した条件の一部である。

    「私たちのところには、わらも、飼料もたくさんあります。それにまたお泊まりにな

    る場所もあります」

      ①らくだだけではなく、全員への招待である。

    (4)しもべの2つの応答

    「そこでその人は、ひざまずき、【主】を礼拝して、言った。「私の主人アブラハムの

    神、【主】がほめたたえられますように。主は私の主人に対する恵みとまこととをお捨

    てにならなかった。【主】はこの私をも途中つつがなく、私の主人の兄弟の家に導かれ

    た」

      ①礼拝

      ②感謝

        *アブラハムが神と契約関係にあることを認識している。

        *目に見えない天使の摂理的な導きを認識している。

Ⅳ.ラバンの登場(24:28~31)

  1.リベカは走って帰った。

    (1)ここでも、緊急性がある。

    (2)彼女は、活発な女性である。

  2.両親ではなく、兄のラバンが対応している。

    (1)ラバンはすぐに、泉のところにいるアブラハムのしもべのもとへ走った。

    (2)しもべは、次に神がされることを見るために、そこにとどまっていた。

    (3)ラバンの動機:彼は、家族関係に関心があるのではなく、富に関心がある。

      ①「彼は鼻の飾り輪と妹の腕にある腕輪を見、」

    (4)後にヤコブがラバンの家に寄留するようになる。

      ①ヤコブは、叔父ラバンの貪欲な性質に苦しむことになる。

    (5)ラバンの言葉

    「どうぞおいでください。【主】に祝福された方。どうして外に立っておられるのです

    か。私は家と、らくだのための場所を用意しております」

      ①彼は神に関する知識を持っていた。

      ②まだ準備はできていなかったが、すぐに関係を結びたかった。

      ③彼は、富にひかれていた。

結論

  1.「しもべ」の心と姿勢

    (1)長子の権を失っても、苦々しい思いを抱いていない。

    (2)主人アブラハムの最善を願っている。

  2.「しもべ」を祝福する神の見えざる御手

    (1)最初に井戸の来た娘が、アブラハムが提示した条件に合っている。

    (2)しもべが「しるし」として求めたことを、娘は実行している。

   (例話)成長セミナーの第11課「聖書的スチュワードシップ」

「す早く聞かれた祈りの答え」

  3.自らが祈りの答えとなったリベカの行動

    (1)「ノー」と言うこともできた。

    (2)しもべに水を与えるだけで終わることもできた。

    (3)彼女は、らくだに水をやることを申し出た。

      ①兄のラバンは、この世の精神性を表している。

      ②リベカは、神の国の精神性を表している。

      マタ 5:16

      「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行

      いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。

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