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創世記(6)—エデンの園に置かれた人—

  • 2008.07.14
  • 創世記2章:4b〜25
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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人類のルーツを知ることは、今を豊かに生きるための力となることを学ぶ。

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創世記6 創世記2章4節b~25

「エデンの園に置かれた人」

イントロ:

1.前回の復習:ここまでで創造の7日間について学んだ。

  (1)カオスからの創造であった。

  (2)神は、6日間ですべてのものを創造し、7日目に休まれた。

  (4)創世記1:1~2:3までが創世記全体のイントロダクション(プロローグ)。

  (5)創世記は、11のトルドットに分かれる。

  ①トルドットの意味は、家系、系図、子孫、歴史など。

  ②トルドットはタイトルであり、その内容は、その後に続く。

2.きょうのメッセージの内容

(1)第1のトルドットに入る:天と地の経緯(トルドット)

(2)創世記2:4~25の内容は、4つに分かれる。

①人の創造

②エデンの園の創造

③エデン契約

④女の創造

 3.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

(1)歴史から学ばない者は、記憶喪失症の状態にある。

(2)歴史を学ぶ理由は、今を豊かに生きるためである。

(3)自分の物語を熟知する人は、人生に意味と方向性を見出すことができる。

人類のルーツを知ることは、今を豊かに生きるための力となる。

Ⅰ.人の創造(創世記2:4b~7)

 1.再記述の法則

(1)人の創造は6日目に完成していた。

(2)独立した2つの創造記事があるということではない。

(3)聖書の中にある再記述の法則は、解釈学の重要な原則のひとつである。

2.地にはまだ植物がなかったという記述をどう受け取ればよいのか。

(1)植物の創造は、3日目に終わっている。

(2)「地」とは全地のことではなく「エデンという限定された地域」のこと。

(3)「それは、神である主が地上に雨を降らせず、土地を耕す人もいなかったからである」

①雨は、ノアの洪水以降の現象。それまでは、霧が地を潤していた。

②アダムが耕すようにとの命令を受けたのは、エデンの園だけ。

 3.人の創造

  (1)「土地のちり」とは「大地の元素」のこと。

(2)「土地」はヘブル語で「アダマー」であり、「人」はアダムである。

(3)「形造り(ヤッツァー)」という動詞は、「創造(バラー)」とは異なる。

①「バラー」は、神のみができる行為であることを示す。

②「ヤッツァー」は、すでにあるものを用いて人を形造られたことを示す(陶器師)。

  (4)人の二面性

   ①土地のちりから作られた人は、自然界の一部である。

   ②この要素は、人間を謙遜にさせる(創世記3:19)

   ③「いのちの息」が吹き込まれたので、崇高な存在となった。「神のかたち」。

   ④無価値であるという自己認識と、崇高な存在であるという自己認識のバランス。

Ⅱ.エデンの園の創造(創世記2:8~14)

1. エデンとエデンの園

 (1)エデンとは、メソポタミア地方のどこかの地名。

 (2)そのエデンの東側に設けられた園がエデンの園。

  ①「設ける」という動詞は、「植える」という意味。

  ②エデンの語源は、「水で潤っている」という意味。

  ③アダムは、エデンの園以外(エデン西部?)で形作られ、エデンの園に置かれた。

 (3)この園は3つの名前で呼ばれている。

①「エデンの園」(創世記2:15、3:23、24)

②「主の園」(創世記13:10、イザヤ51:3)

③「神の園」(エゼキエル28:13、31:9)

2. いのちの木と善悪の知識の木

 (1)エデンの園の生活環境は、完璧なものだった。

(2)そこには、外見が美しく、美味しい実を付ける木だけが生えていた。

(3)園の中央には、「いのちの木」が生えていた。

①それを取って食べると肉体的に死ななくなる木

②旧約聖書:創世記3:22、3:24、箴言3:18、11:30、13:12、15:4など

③新約聖書:黙示録2:7、22:2、22:14、22:19

(4)園の中央には、「善悪の知識の木」も生えていた。

①ユダヤ教の伝承:ぶどう、小麦、いちじく、エトログ(柑橘類の一種)

②キリスト教の伝統:りんご

③「善悪の知識」とは、知識の総体のことであり、体験的知識のことである。

*この木から食べると「知識の総体」を得る。

*それは、人が自分にとって何がよいかを決定すること、神のように振舞うこと。

*この木から取って食べると、人は知識の総体を得る。

*しかし、実際の行動においては、その知識によって生きることができない。

3. 4つの川

 (1)エデンから一つの川が流れ出ていた。

(2)その川は園を潤し、それから4つの川に枝分かれしていた。

(3)第3の川ヒデケル(ティグリス)

(4)第4の川ユーフラテス

(5)他の2つの川は分からなくなっている。ノアの洪水で地形が激変したのであろう。

Ⅲ.エデン契約(創世記2:15~17)

1. エデン契約の前半(7つの条項の中の4つの条項。創世記1:28~30)

(1)地に広がれという命令

(2)地を管理せよという命令

(3)生物界を管理せよという命令

(4)食物が与えられるという約束

2. エデン契約の後半(残りの3つの条項)

  (5)エデンの園を耕し、守ること。

①「置き」という動詞はノアという名前と同じ語源。留まる、休むといった意味。

*カナンの地はイスラエルの民にとって安息の地であった(詩篇95:11)。

*エデンの園はアダムにとって安息の地となった。

②「耕させ(アボダー)」という言葉には、仕事、奉仕、礼拝などの意味がある。

*労働は、アダムの堕落の以前からあったもの。

*本来労働とは、神への奉仕であり礼拝である。

*それは苦しいものではなく、喜びをもたらすもの。

(6)どの木からでも思いのまま食べてよい。善悪の知識の木から取って食べてはならない。

①人は、創造されたままの聖なる状態にあったが、それが定着していたわけではない。

②人は、罪を犯す能力も、犯さない能力も、併せ持っていた。

③この木は、人が神の権威を認めるか、神の命令に忠実であるかどうかを試すもの。

④この命令は、時限立法であり、人がそのテストに合格したなら、取り去られるもの。

⑤合格すれば、人は罪を犯すことが出来ない状態、聖なる性質が確定した状態になる。

⑥これは、サタンと天使たちに起こったこと。

*サタンの反逆に加担した3分の1の天使たちは堕天使となった。

*残りの3分の2は、聖なる天使であることが確定した。

(7)善悪の知識の木から取って食べるその時、人は必ず死ぬ。

①これは、霊的な死のこと、神との断絶のことである。

②神の命令に違反した瞬間に霊的死が人を襲った。

③しかし、肉体的な死は徐々にやって来た。

Ⅳ.女の創造(創世記2:18~25)

 1.「人が、ひとりでいるのは良くない」(18節)

(1)この節に来て初めて「良くない」という言葉が出てくる。

(2)「悪い」という意味ではなく、「未完成である」、「満たされていない」という意味。

①魚のいない海や、動物のいない陸地は未完成。

②助け手のいない男も未完成。

2.「助け手(エゼル)」

(1)この語は、決して否定的なものでも、価値の低いものでもない。

①神ご自身を指すものとしても用いられている(出18:4。エリエゼルという名)。

②堕落以前の男女関係には、支配関係や上下関係はなかった。

(2)実際に助け手を造る前に、神は不思議なことをしている。

①野の獣と空の鳥が、人のところに連れて来られた。家畜はすでに人とともにいた。

②人はそれらの生き物に名をつけた。

*人が動物界の上に権威を持っていることを表している。

*人は造られた瞬間から言葉を持っていた。

③すべての生き物に名前を付け終わった時に、孤独を味わった。

*ふさわしい助け手が見あたらなかった。

*以上のことが、なぜ助け手を造らねばならかったかの説明になっている。

  (3)女(助け手)は、人のあばら骨から造られた。

①「あばら骨(ツェラー)」とは、脇腹のこと。

②神は、人の脇腹のどこかから骨と肉とを取り、そこを肉でふさがれた。

③人から取ったものをひとりの女に作り上げ、その女を人のところに連れて来られた。

④人は女を見て、「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉」と言った。

*これは、人が女に対して語った契約の言葉

*Ⅱサムエル5:1で、北の10部族がダビデに対してこの言葉を語っている。

⑤「これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから」

*ヘブル語の言葉遊び。

*「これをイシャー(女)と名づけよう。これはイシュ(男)から取られたのだから」*バベルの塔以前の言語は、ヘブル語であった。

⑥人と女の間に結ばれた契約

*「男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」

*「その父母を離れ」とは、精神的な独立のこと。

*「一体となる」とは糊でくっつけられたような状態、互いに契約を守り続ける状態。

⑦「人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互いに恥ずかしいと思わなかった」

*神に対しても、お互いに対しても、隠したり、恥じたりする必要のない状態。

*堕落以前の世界には、理想的な男女関係があった。

結論

1. 人類のルーツはここにある。

2. エデン契約の重要性

 (1)人の聖さを確定するための契約。

 (2)罪の本質は、神から自立して、自分が神になること。

 (3)ユダヤ教では原罪を教えない。

①神の命令に違反した瞬間、アダムは「死を免れない」存在となったと教える。

(4)聖書は、アダムの原罪がその子孫たちに遺伝的に継承されたと教える。

(5)原罪の問題を解決するのが、最後のアダム(Ⅰコリント15:45)であるキリスト。(6)今、キリストにつながり、霊的命を受けようではないか。

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