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出エジプト記(45)—金の子牛事件(2)—

  • 2010.10.25
  • 出エジプト32章:15〜35
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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金の子牛事件を通して私たちに適用される霊的真理を発見する。

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出エジ45 出エジプト記32章15節~35節

「金の子牛事件(2)」

1.文脈の確認

(1)これまでの話しの流れ

①出24章 モーセは山に上る(これで2度目である)。

②出25章~31章 幕屋に関する命令

③出31章 モーセはあかしの板2枚を受ける。

④出32章 40日の間に山の麓の状況が変化する。

*子牛を礼拝するイスラエルの民

*怒りを覚える神

*執りなしの祈りを捧げるモーセ

  2.メッセージのアウトライン

(1)怒りを覚えるモーセ(32:15~20)

(2)アロンの弁解(32:21~24)

(3)裁かれる民(32:25~29)

(4)モーセの懇願(32:30~35)

  3.メッセージのゴール

(1)霊的洞察力

(2)弁解の本質

(3)献身の本質

(4)いのちの書の意味

このメッセージは、金の子牛事件を通して私たちに適用される霊的真理を発見するためのものである。

Ⅰ.怒りを覚えるモーセ(15~20節)

  
1.二枚のあかしの板(15~16節)

    (1)板は両面から書いてあった。

  ①つまり、十戒が両面に書かれていた。

  ②同じ板が二枚用意された。

(2)神の作

  ①モーセが書いたのではない。

  ②神の手によって書かれたシナイ契約の条項である。

  2.ヨシュアの判断(17~18節)

(1)モーセはヨシュアがいる所まで降りて来た。

  ①ヨシュアは山の中腹にいた。

  ②山頂での神とモーセの会話を聞いていない。

  ③麓での民の様子も分からない。

    (2)ヨシュアは、民の叫ぶ大声を聞いて、判断を下した。

「宿営の中にいくさの声がします」

  ①敵の声なのか、味方の声なのかは分からないが、ときの声がする。

  ②こういう重要な時に、自分が民とともにいなかったのは残念なことである。

(3)モーセの判断

「それは勝利を叫ぶ声ではなく、敗北を嘆く声でもない。私の聞くのは、歌を歌う声

である」

  ①より的確な判断を下している。

②歌を歌う声である。祭りか宗教的儀式の声である。

  3.モーセの怒り(19~20節)

(1)子牛と踊りを見るなり、モーセの怒りは燃え上がった。

  ①モーセほど謙遜な人はいなかった(民12:3)。

  ②神に「どうしてご自身の民に対して怒りを燃やされるのですか」と言った。

  ③そのモーセも、怒りをとどめておくことができなかった。

(2)モーセは、2枚の板を山のふもとで砕いてしまった。

  ①怒りの表現

  ②シナイ契約は破棄されたことを示している。

  ③これを示して神の恵み深さを説明しようとしたものを破壊した。

(3)怒りの4つのステップ

  ①子牛を火で焼いた。

  ②それを粉々に砕いた。

  ③それを水の上にまき散らした。

  ④それをイスラエル人に飲ませた。

*全員にではなく、首謀者たちに飲ませた。

*民の体内を通過することによって、金の子牛は汚れたものとなった。

Ⅱ.アロンの弁解(21~24節)

  1.アロンに対するモーセの言葉(21節)

  「この民はあなたに何をしたのですか。あなたが彼らにこんな大きな罪を犯させたのは」

(1)モーセはアロンをある程度まで信用している。

  ①アロン自身の意志でこれをしたとは思えない。

  ②民からの脅迫があったのではないかという判断を下している。

  ③なぜ民にこんなに大きな罪を犯させたのかと問うている。

  2.アロンの回答(22~24節)

(1)民は本質的に悪い性質を持っている。

「わが主よ。どうか怒りを燃やさないでください。あなた自身、民の悪いのを知って

いるでしょう」

  ①「わが主よ」という謙遜な言葉を口にする。

②民は悪い性質を持っている。

(2)民は私に要求した。

「私たちに先立って行く神を、造ってくれ。私たちをエジプトの地から連れ上ったあ

のモーセという者が、どうなったのか、私たちにはわからないから」

  ①民の声は強かった。

  ②あのモーセという者がどうなったか、分からない。

    (3)子牛は自然に出てきた。

「『だれでも、金を持っている者は私のために、それを取りはずせ』と言いました。

彼らはそれを私に渡したので、私がこれを火に投げ入れたところ、この子牛が出て来

たのです」

  ①これを火に投げ入れると、自然にこの子牛になった。

Ⅲ.裁かれる民(25~29節)

  1.民の状態(25節)

  「モーセは、民が乱れており、アロンが彼らをほうっておいたので、敵の物笑いとなって

いるのを見た」

  (1)モーセはアロンの弁解の欺瞞性を見抜いている。

①アロンはリーダーとしての役割を放棄した。

(2)「民が乱れており」とは、衣服の乱れのこと。

①民は裸になって踊っていた。

②これはエジプトの習慣でもある。

(3)「敵の物笑いとなっている」とはどういう意味か。

  ①アマレク人は砦を荒野の各所に持っており、そこから監視していたとの説

  ②将来にわたってイスラエルの民は偶像礼拝をしている民から軽蔑される。

    *イスラエルの神を捨てて偶像に走った民

    *その結果、自分たちの神から見捨てられた民(エゼ36:19~20)

  2.モーセの呼びかけ(26節)

  「そこでモーセは宿営の入口に立って『だれでも、【主】につく者は、私のところに』と言

った。するとレビ族がみな、彼のところに集まった」

(1)「宿営の入り口」は、「町の門」と同じ機能を果たす場所である。

  ①裁判を行い、契約を交わし、売買を行う場所

  ②モーセは公に呼びかけた。

  ③民に選択権を与えている。

(2)「だれでも、【主】につく者は、私のところに」

  ①偶像礼拝ではなく、真の礼拝を求める者は私のところに。

  ②神の栄光を熱心に求める者は私のところに。

(3)呼びかけの結果

  ①レビ族がみな集まった。

  ②「みな」とは「多く」という意味である。

  ③レビ族の中にも罪を犯した者がいた。

  3.神の命令(27と29節)

  「イスラエルの神、【主】はこう仰せられる。おのおの腰に剣を帯び、宿営の中を入口か

  ら入口へ行き巡って、おのおのその兄弟、その友、その隣人を殺せ」

「あなたがたは、おのおのその子、その兄弟に逆らっても、きょう、【主】に身をささげよ。

主が、きょう、あなたがたに祝福をお与えになるために」

(1)この命令は、問題の原因を早急に取り除くためのものである。

(2)レビ族の中に首謀者たちがおり、さらに【主】に熱心な者たちがいた。

  ①それ以外の部族の中にも罪を犯した者はいたであろうが、中心はレビ族である。

(3)【主】に献身をする理由は、祝福を受けるためである。

  ①幕屋での奉仕

  ②大祭司を出す民

  4.命令の実行(28節)

「レビ族は、モーセのことばどおりに行った。その日、民のうち、おおよそ三千人が倒れ

た」

(1)レビ族の中の熱心な者が、金の子牛事件の首謀者たちを殺した。

  ①殺されたのは、約3千人であった。首謀者の人数である。

  ②そのほとんどがレビ族であった。

  ③アロンも殺されて当然であるが、大祭司に任命されていたために免れた。

Ⅳ.モーセの懇願(30~35節)

  1.モーセの決意(30節)

  「翌日になって、モーセは民に言った。『あなたがたは大きな罪を犯した。それで今、私は

【主】のところに上って行く。たぶんあなたがたの罪のために贖うことができるでしょう』」

  (1)当面の処置は完成した。

①【主】は次に何を求めておられるのか。

②「贖うことができるでしょう」とは、身代わりの死を決意した言葉である。

2.【主】への言葉(31~32節)

「ああ、この民は大きな罪を犯してしまいました。自分たちのために金の神を造ったので

す。今、もし、彼らの罪をお赦しくだされるものなら──。しかし、もしも、かないませ

んなら、どうか、あなたがお書きになったあなたの書物から、私の名を消し去ってくださ

い」

  (1)民の罪を認めている。

  (2)民の罪が赦されるために、自分の命を差し出している。

3.【主】からの言葉(33~34節)

「わたしに罪を犯した者はだれであれ、わたしの書物から消し去ろう。しかし、今は行っ

て、わたしがあなたに告げた場所に、民を導け。見よ。わたしの使いが、あなたの前を行

く。わたしのさばきの日にわたしが彼らの罪をさばく」

  (1)裁きは神の主権によって行われる。

  (2)今はカナンの地に民を導け。

  ①アブラハムに約束した地

  (3)「わたしの使いが、あなたの前を行く」

  ①出23:20との対比

  「見よ。わたしは、使いをあなたの前に遣わし、あなたを道で守らせ、わたしが

  備えた所にあなたを導いて行かせよう」

  ②この使いはメシアのことであるが、出32:34の使いとは被造物の天使である。

  ③出33:3~4では、【主】は民とともに登らないとされている。

  (4)裁きは延期された。

  ①時が来たなら、裁きが行われる。

  ②35節の言葉、「【主】は民を打たれた」は、将来の裁きを示したものである。

結論:私たちに適用される霊的真理

1.霊的洞察力

  (1)ヨシュアは、戦士の経験に基づく判断を下している。

①アマレク人が潜んでいる可能性がある。

②あの声は「ときの声」である。

③やはり、心配していたことが起こったのだ。

  (2)モーセは、神との対話を通して、何が起こっているのかを知っていた。

①霊的洞察力の差が出ている。

  (3)自分の経験だけに頼るのではなく、霊的洞察力を求める。

①みことばに聞く。

②正しすぎてはいけない。

2.弁解の本質

  (1)民は本質的に悪い性質を持っている。

①民の悪癖については、モーセもよく知っているはずだ。

  (2)民は私に要求した。

①あのモーセという者がどうなったか、分からない。

②40日もいなかったモーセにも責任があるのではないか。

  (3)子牛は自然に出てきた。

  ①彼らは自発的に金を私に渡した。

  *アロンが命じたという事実は隠された。

②これを火に投げ入れると、自然にこの子牛になった。

  *アロンが鋳型を作ったことは隠された。

  *この子牛が奇跡的に誕生したかのように言われた。

  (例話)スターバックスの業績回復

3.献身の本質

  (1)レビ族に対する裁きは厳しかった。

①レビ族の人口は、1カ月以上のすべての男子で2万2千人(民3:39)。

②他の部族は、20歳以上でももっと多い。

  *平均4万人程度、3万人以下の部族はいない。

  (2)多く与えられた者は、多く求められる(ルカ12:48)。

①イスラエルの民は選びの民であり、多く求められる。

②選びと苦難とは表裏一体である。

③祭司の民の中でも、レビ族は祭司の部族である。

  (3)神第一の生活の重要性

  「わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。また、わた

しよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません」(マタ10:37)

4.いのちの書の意味

(1)「あなたの書物から、私の名を消し去ってください」とは「いのちの書」のこと。

  ①詩69:28 「彼らがいのちの書から消し去られるように」

  ②イザ4:3、ダニ12:1、ピリ4:3参照

③黙3:5、17:8、20:12、20:15参照

  (2)生れた人はすべてこの書に名が記される。

①この書の名は、消される可能性がある。

②救われないままで死ぬと、その名が消される。

  (3)「小羊のいのちの書」

①黙13:8、21:27参照

  (4)救われた人の名がこの書に記される。

①その名が消されることはない。

②一度救われたなら、その救いを失うことはない。

③「では何をしてもいいのか」と問う人は、まだ救われていない可能性が大である。

  (5)自己犠牲の祈り

①ユダ 創44:33

②モーセ

③パウロ ロマ9:1~3

④イエス ルカ23:34

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