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出エジプト記(35)—シナイ契約の締結—

  • 2010.08.16
  • 出エジプト24章:1〜18
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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シナイ契約に隠されたメシアを発見する。

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出エジ35 出エジプト記24章1節~18節

「シナイ契約の締結」

1.文脈の確認

(1)出エジプトを経験した民は、神の期待を負った民である(出19章)。

①わたしの宝、②祭司の王国、③聖なる国民

(2)その使命を果たすために必要なのがモーセの律法である(出20章~23章)

  ①基本条項(出20章の十戒)

  ②基本条項に付加された諸条項(出21章~23章)

(3)今回の内容

  ①イスラエルの民は神との契約関係に入ることを了解するかどうか。

  ②シナイ契約が締結される。

2.きょうのアウトライン

(1)イスラエルの民の同意(24:1~3)

(2)契約の血(24:4~8)

  (3)契約の食事(24:9~11)

(4)シャカイナグローリー(24:12~18)

  3.メッセージのゴール

(1)契約の食事と新しい契約

(2)契約の血と十字架

(3)シャカイナグローリーとメシアの受肉

このメッセージは、シナイ契約に隠されたメシアを発見するためのものである。

Ⅰ.イスラエルの民の同意(1節~3節)

  1.山に上れとの命令(1~2)

  「主は、モーセに仰せられた。『あなたとアロン、ナダブとアビフ、それにイスラエルの長老七十人は、【主】のところに上り、遠く離れて伏し拝め。モーセひとり【主】のもとに近づけ。他の者は近づいてはならない。民もモーセといっしょに上ってはならない』」

    (1)主語は誰か。

①「主は、モーセに仰せられた」(新改訳)

②「主はモーセに言われた」(新共同訳)、「また、モーセに言われた」(口語訳)

③ヘブル語では、「さて、彼はモーセに言われた」

④三位一体の神の暗示か。

(2)上る人々

  ①モーセ

  ②アロンとその息子たち(ナダブとアビフ)

  ③イスラエルの長老70人(しゅうとイテロの助言で長老制度ができた)

(3)彼らの立ち位置

  ①【主】のもとに立つのはモーセだけ。モーセは仲介者である。

  ②中腹に立つのは、アロン、ナダブ、アビフ、イスラエルの長老70人。

  ③麓では、民が待機している。

  2.モーセによる解説(3a)

  「そこでモーセは来て、【主】のことばと、定めをことごとく民に告げた」

(1)山に上る前に、民の意志を確認しておく必要がある。

  ①「【主】のことば」とは、出エジプト20章の内容である。

    *私たちはそれを4回にわけて学んだ(27回~30回)。

  ②「定め」とは、出エジプト21章~23章の内容である。

    *私たちはそれを4回にわけて学んだ(31回~34回)。

  ③そのために8時間以上かけたが、モーセも相当な時間を使ったはずである。

    *契約締結の儀式は、翌朝行われている(4節)

  3.民の同意(3b)

  「すると、民はみな声を一つにして答えて言った。『【主】の仰せられたことは、みな行い

ます』」

  (1)モーセが告げることは、すべて【主】のことばとして認識された。

  ①出20:19で、彼らはモーセが仲介役を務めるように懇願した。

(2)彼らの応答

  ①神と契約関係に入り、モーセの律法の下で生きることを誓う。

  ②しかし、余りにも理解が浅く、言葉が軽い。

  ③自分たちの将来に対する神の計画が十分に理解されていない。

    ④神の聖さの基準が理解されていない。

*モーセの律法が要求する霊性を理解していないので、形式に終始する。

*後の時代に現れるパリサイ主義の芽がすでにある。

*イエスはメシアとしてモーセの律法の再解釈を行われた。

  ⑤自分たちの弱さと限界が理解されていない。

    ⑥いずれにしても、彼らが同意したので、契約の締結に向かう。

Ⅱ.契約の血(4節~8節)

  1.祭壇と12の石の柱(4)

  「それで、モーセは【主】のことばを、ことごとく書きしるした。そうしてモーセは、翌

朝早く、山のふもとに祭壇を築き、またイスラエルの十二部族にしたがって十二の石の柱

を立てた」

(1)山の麓の境界線のあたりに祭壇を築き、12の石の柱を立てた。

  ①祭壇はいけにえを捧げるためのもの。

  ②12の石の柱は、契約の一方の当事者であるイスラエルの民を象徴するもの。

(2)通常の宗主権契約では、偶像たちが証人に呼ばれる。

  ①12の柱は、シナイ山麓で神との契約が締結されたことの記念でもある。

  2.祭壇に血を注ぐ(5~6)

  「それから、彼はイスラエル人の若者たちを遣わしたので、彼らは全焼のいけにえをささ

げ、また、和解のいけにえとして雄牛を【主】にささげた。モーセはその血の半分を取っ

て、鉢に入れ、残りの半分を祭壇に注ぎかけた」

  (1)イスラエル人の若者たちが、全焼のいけにえと和解のいけにえを捧げた。

  ①祭司制度が啓示される前なので、若者たちは、必ずしもレビ族ではない。

  (2)モーセは血の半分を鉢に入れ、残りの半分を祭壇に注ぎかけた。

  ①創15:9~21 アブラハム契約締結の時

*3歳の雌牛、3歳の雌やぎ、3歳の雄羊、山鳩とそのひな

  ②シナイ契約は血の契約である。

3.契約条項の朗読(7)

「そして、契約の書を取り、民に読んで聞かせた。すると、彼らは言った。『【主】の仰せ

られたことはみな行い、聞き従います』」

  (1)契約の書とは、出20章~23章の内容である。

  ①前日の解説よりも、短時間で終わったはずである。

  (2)民は前日同様に、ただちに同意した。

4.民に血を注ぐ(8節)

「そこで、モーセはその血を取って、民に注ぎかけ、そして言った。『見よ。これは、これ

らすべてのことばに関して、【主】があなたがたと結ばれる契約の血である』」

  (1)血の半分を民に注ぎかけた。

  ①民とは誰か。3つの可能性あり。

*若者たち、70人の長老たち、12本の石の柱

(2)神とイスラエルの民の契約の土台は、いけにえの血にある。

Ⅲ.契約の食事(9節~11節)

1.食事に参加した人々(9)

「それからモーセとアロン、ナダブとアビフ、それにイスラエルの長老七十人は上って行

った」

  (1)24:1の命令通りに、モーセ、アロン、ナダブとアビフ、70人の長老が上る。

  ①契約書の朗読

  ②民の同意

  ③いけにえの血を祭壇に注ぐ

  ④いけにえの血を民に注ぐ

  ⑤以上のことを行ってから、山に上って行った。

2.シャカイナグローリー(10)

「そうして、彼らはイスラエルの神を仰ぎ見た。御足の下にはサファイヤを敷いたような

ものがあり、透き通っていて青空のようであった。」

  (1)モーセ以外の人々にも、特権が与えられた。

  ①モーセは【主】から啓示を受けたことを証言するためであろう。

  (2)彼らは、神の形を見たわけではない。

  ①彼らが見たのは、シャカイナグローリーである。

  ②サファイヤを敷いたようなもの、透き通っていて青空のよう

3.契約の食事(11)

  「神はイスラエル人の指導者たちに手を下されなかったので、彼らは神を見、しかも飲み

食いをした」

  (1)神を見たなら死ぬというのが、イスラエル人の一般的な認識である。

  (2)彼らは神とともに契約の食事をした。

  ①和解のいけにえの肉を食べた(雄牛)。

Ⅳ.シャカイナグローリー(12節~18節)

1.山に上るモーセ(12~14)

「【主】はモーセに仰せられた。『山へ行き、わたしのところに上り、そこにおれ。彼らを

教えるために、わたしが書きしるしたおしえと命令の石の板をあなたに授けよう』。そこで、

モーセとその従者ヨシュアは立ち上がり、モーセは神の山に登った。彼は長老たちに言っ

た。『私たちがあなたがたのところに帰って来るまで、ここにいなさい。ここに、アロンと

フルとがあなたがたといっしょにいます。訴え事のある者は、だれでも彼らに告げるよう

にしなさい』」

  (1)山に上る目的は、神から石の板(複数形)を受けるため。

  ①そこには、おしえと命令が書かれている。

  ②長持ちする。

  ③モーセは、これを用いて民を教える。

  (2)従者ヨシュアがともに上る。

  ①ヨシュアは、頂上までは行かないで、途中で待機している。

  ②シャカイナグローリーに入るのはモーセだけである。

  ③モーセ、ヨシュア、70人の長老、イスラエルの民の順番で神に向かっている。

  (3)アロンとフルに後を任せる。

  ①このふたりは、アマレクとの戦いの時に、モーセの両手を支えた(出17:12)。

  ②フルは、70人の長老のひとりであろう。

2.シャカイナグローリー(15~18)

  「モーセが山に登ると、雲が山をおおった。【主】の栄光はシナイ山の上にとどまり、雲は

六日間、山をおおっていた。七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた。【主】の栄光は、

イスラエル人の目には、山の頂で燃え上がる火のように見えた。モーセは雲の中に入って

行き、山に登った。そして、モーセは四十日四十夜、山にいた」

  (1)山をおおった雲は、【主】の栄光、シャカイナグローリーである。

①モーセは6日間、雲の外にいて待った。

②7日目に、モーセが招かれた。

③山麓にいた民の目には、シャカイナグローリーは燃え上がる火のように見えた。

(2)モーセは、シャカイナグローリーの中に40日間とどまった。

  ①断食をした。

  「私が石の板、【主】があなたがたと結ばれた契約の板を受けるために、山に登

ったとき、私は四十日四十夜、山にとどまり、パンも食べず、水も飲まなかっ

た」(申9:9)

      ②ヨシュアは断食をしたか。マナを食べたであろう。

結論:このメッセージは、シナイ契約に隠されたメシアを発見するためのものである。

1.契約の食事と新しい契約

  (1)ヘブル的には、和解の食事、契約の食事というものがある。

①ガリラヤ湖畔でイエスが用意された食事は、和解の食事である。

②最後の晩餐は、新しい契約のための食事である。

  (2)最後の晩餐

①過越の食事である。

②その食事を、イエスは新しい契約のための食事とされた。

③聖餐式は、それを記念するための儀式である。

2.契約の血と十字架

  (1)血が祭壇と、12の石の柱に注ぎかけられた。

①イスラエルの民には感動的なシーンである。

②シナイ契約の土台が、血のいけにえにあることを認識させられるシーンである。

  (2)24:8のモーセの言葉

  「見よ。これは、これらすべてのことばに関して、【主】があなたがたと結ばれる契約の

血である」

  ①マタ26:28のイエスのことば

  「これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるもので

す」

②ヘブ9:13~14

「もし、やぎと雄牛の血、また雌牛の灰を汚れた人々に注ぎかけると、それが聖めの

働きをして肉体をきよいものにするとすれば、まして、キリストが傷のないご自身を、

とこしえの御霊によって神におささげになったその血は、どんなにか私たちの良心を

きよめて死んだ行いから離れさせ、生ける神に仕える者とすることでしょう」

  (3)クリスチャンとは、キリストの血による契約にサインをした人である。

①キリストは私の罪のために死なれた。

②墓に葬られた。

③3日目に甦られた。

3.シャカイナグローリーとメシアの受肉

  (1)出エジプト記におけるシャカイナグローリーの働き

①モーセを出エジプトのリーダーとして召した。

②イスラエルの民を荒野の旅へと導いた。

③イスラエルの民をエジプトの軍勢から守った。

④エジプトの軍勢を滅ぼした。

⑤マナとうずらを供給した。

⑥シナイ契約を結んだ。

⑦十戒が刻まれた石の板を与えた。

  (2)シャカイナグローリーは、人間イエスの内に宿った。

①ヨハ1:14

「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父

のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちて

おられた」

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