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出エジプト記(27)—モーセの律法の7つの側面—

  • 2010.06.21
  • 出エジプト20章:1〜17
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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モーセの律法を人類救済計画の中に正しく位置づける。

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出エジ27 出エジプト記20章1節~17節

「モーセの律法の7つの側面」

1.文脈の確認

(1)出19章の内容は、シナイ契約の準備であった。

  ①神は、過去の出来事を回顧し、契約の前提(土台)を示された。

  ②神は、契約の条件を示された。

  ③神は、契約の祝福を示された。

  (2)きょうの箇所から、契約の条項(モーセの律法)が啓示される。

(3)モーセの律法は、613の命令からなる。

  ①十戒は、その最初に出てくるものである。

  ②それは、天使たちを通して与えられた。

*ユダヤ教の伝承の中から、正しいものが新約聖書に採用された。

  ③3つの聖句

*使7:53(新共同訳)ステパノのメッセージ

「天使たちを通して律法を受けた者なのに、それを守りませんでした」

*ガラ3:19

「では、律法とは何でしょうか。それは約束をお受けになった、この子孫が

来られるときまで、違反を示すためにつけ加えられたもので、御使いたちを

通して仲介者の手で定められたのです」

*ヘブ2:2

(4)モーセの律法に関して混乱がある。

  ①土曜日の礼拝を主張する人たちがいる。

  ②律法そのものを悪と見る人たちがいる。

  ③旧約は終わったのだから、新約だけを読めばいいと言う人たちがいる。

  ④モーセの律法に関する誤解を解く。

2.アウトライン(モーセの律法の7つの側面)

(1)救いの方法ではない。

(2)神が聖であること示す。

(3)旧約時代の聖徒たちの行動基準である。

(4)人の罪を示す。

(5)人にもっと罪を犯させる力となる。

(6)人を信仰へと導く。

(7)すでに終わった。

  3.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

(1)クリスチャンとモーセの律法の関係

(2)クリスチャンの行動基準

このメッセージは、モーセの律法を人類救済計画の中に正しく位置づけるためのものである。

Ⅰ.救いの方法ではない。

  
1.契約の背景

(1)イスラエルの民は、すでにエジプトから解放されている。

  ①神がイニシアティブを取って行動された。

(2)神に選ばれたことを土台として、モーセの律法が与えられる。

  2.もしこれが救いの方法であるなら、それは「業による救い」となる。

(1)アブラハムの義認 創15:6

「彼は【主】を信じた。主はそれを彼の義と認められた」

  ①信仰義認の原則

  ②これが聖書を貫く唯一の救いの方法である。

(2)救いの方法の確認

  ①救いの方法:信仰により恵みによって

  ②信仰の対象:神

③信仰の内容:時代によって異なる。

  ④救いの土台:キリストの死

Ⅱ.神が聖であることを示す。

  1.イスラエルの民への教育

(1)神の力と守りの御手は経験したが、神のご性質については無知である。

(2)613の律法を読み進むことによって、神がいかに聖なるお方であるかが分かる。

  ①レビ11:45 「あなたがたは聖なる者となりなさい。わたしが聖であるから」

  ②この聖句が、モーセの律法の中心にある。

  2.業による救いは不可能であることが分かる。

(1)読み進めば、613にまでいかなくても実行不可能であることが分かる。

(2)山上の垂訓

  ①メシアによるモーセの律法の解釈

  ②それもまた、救いの方法を示したものではない。

  ③すでに信仰によって救われた聖徒たちへのメッセージである。

Ⅲ.旧約時代の聖徒たちの行動基準である。

  1.イスラエルの民の召命

(1)神の宝

  ①諸国民の中で特別な存在

  ②神の私有財産

(2)祭司の王国

  ①神が王であり、祭司職を持った国

  ②神と諸国民をつなぐ役割

(3)聖なる国民

  ①神を知る知識と真の礼拝を保持する国民

  ②その性質が聖である国民

  2.神によって召された国民として行動基準が必要

(1)旧約時代の聖徒たちにとっての信仰表現とは、モーセの律法に従うことである。

  ①真の信仰を持ったことが、行動によって証明される。

  ②アブラハムがイサクを捧げたのは、そういう意味である。

(2)新約時代の聖徒たちにも、行動基準が与えられている。

  ①それを、キリストの律法という。

Ⅳ.人の罪を示す。

 
 1.パウロの教え

(1)ロマ3:20

「なぜなら、律法を行うことによっては、だれひとり神の前に義と認められないから

です。律法によっては、かえって罪の意識が生じるのです」

  ①これは、パウロ自身の体験である。

②人類の歴史上、律法を行うことによって義とされた人はひとりもいない。

  ③律法は、罪の意識を生じさせる。

(2)ロマ3:28

「人が義と認められるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるというのが、

私たちの考えです」

  ①人間の側の誇りは取り去られた。

  2.律法が悪いわけではない。

(1)問題は、人の内側にある罪の性質である。

Ⅴ.人にもっと罪を犯させる力となる。

 
 1.パウロの教え

(1)ロマ4:15

「律法は怒りを招くものであり、律法のないところには違反もありません」

  ①罪の性質はあっても、律法がなければ、律法違反ということが成り立たない。

(2)ロマ7:7

「それでは、どういうことになりますか。律法は罪なのでしょうか。絶対にそんなこ

とはありません。ただ、律法によらないでは、私は罪を知ることがなかったでしょう。

律法が、『むさぼってはならない』と言わなかったら、私はむさぼりを知らなかった

でしょう」

  ①律法は悪でも罪でもない。

  ②律法によって、人の罪の性質が活動を始めるのである。

(3)ロマ7:8~10

「しかし、罪はこの戒めによって機会を捕らえ、私のうちにあらゆるむさぼりを引き

起こしました。律法がなければ、罪は死んだものです。私はかつて律法なしに生きて

いましたが、戒めが来たときに、罪が生き、私は死にました。それで私には、いのち

に導くはずのこの戒めが、かえって死に導くものであることが、わかりました」

  ①律法が、罪の性質が働く土台となった。

  ②律法が与えられたので、罪の性質は暴君のようになって暴れ出した。

  2.するなと言われれば、したくなるのが私たちである。

(例話)十戒の朗読を嫌う婦人の話

Ⅵ.人を信仰へと導く。

  1.パウロの教え

(1)ガラ3:23~24

「信仰が現れる以前には、私たちは律法の監督の下に置かれ、閉じ込められていまし

たが、それは、やがて示される信仰が得られるためでした。こうして、律法は私たち

をキリストへ導くための私たちの養育係となりました。私たちが信仰によって義と認

められるためなのです」

  ①律法は、業による救いが不可能であることを示す。

  ②その結果、信仰による救いを求めるようになる。

  ③最終的には、キリストに対する信仰へと導かれる。

  2.犠牲の動物

(1)救いの方法ではない。

(2)旧約時代の聖徒たちは、血の犠牲の必要性を認識するようになった。

Ⅶ.すでに終わった。

  1.モーセの律法は統一体である。

(1)全部終わったか、全部残っているかのどちらかである。

(2)よく行われるモーセの律法の分割法

  ①祭儀法

  ②道徳法

  ③民法

(3)祭儀法と民法とは終わったが、道徳法は今も有効であるとの主張がある。

  ①モーセの律法の分割は不可能。

  ②一部が今も有効であるという主張には、聖書的根拠がない。

  2.パウロの教え

(1)ロマ10:4

「キリストが律法を終わらせられたので、信じる人はみな義と認められるのです」

  ①キリストは律法の要求を満たされた。

  ②つまり、律法が目的としていたことが成就したので、その効力が消えた。

(2)ガラ3:19

「では、律法とは何でしょうか。それは約束をお受けになった、この子孫が来られる

ときまで、違反を示すためにつけ加えられたもので、御使いたちを通して仲介者の手

で定められたのです」

  ①一時的に与えられたもの

  ②この子孫(メシア)の登場とともに終わる。

(3)ヘブ7:12

「祭司職が変われば、律法も必ず変わらなければなりませんが、私たちが今まで論じ

て来たその方は、祭壇に仕える者を出したことのない別の部族に属しておられるので

す」

  ①モーセの律法を運用する土台は、レビ族から出た祭司である。

  ②ヘブル人への手紙が論じている祭司とは、メシアであるイエス。

  ③イエスは、レビ族ではなく、ユダ族から出ている。

  ④祭司職が変った(メルキゼデクの位の祭司)。

  ⑤それゆえ、律法も変わらねばならない。

  ⑥新しい律法とは、「キリストの律法」である。

結論:このメッセージは、モーセの律法を人類救済計画の中に正しく位置づけるためのものである。

  1.
クリスチャンとモーセの律法の関係


(1)エペ2:14~16


「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、


ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り


立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひ


とりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、また、両者を一つのからだとし


て、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られ


ました」


  ①敵意とは、律法のこと。


  ②それは、二つのもの(ユダヤ人と異邦人)を分けている「隔ての壁」である。


  ③十字架によって、敵意(律法)は葬り去られた。


(2)エペ2:12


「そのころのあなたがたは、キリストから離れ、イスラエルの国から除外され、約束


の契約については他国人であり、この世にあって望みもなく、神もない人たちでした」


  ①異邦人は、望みもなく、神もない人たち。


  ②「約束の契約」(複数形):神がイスラエルと結んだ無条件契約


*アブラハム契約


*土地の契約


*ダビデ契約


*新しい契約


  ③異邦人も信仰により、ユダヤ人の契約の祝福に与ることができるようになった。

  2.クリスチャンの行動基準


(1)Ⅱコリ3:6


「神は私たちに、新しい契約に仕える者となる資格を下さいました。文字に仕える者


ではなく、御霊に仕える者です。文字は殺し、御霊は生かすからです」


  ①文字は殺す。


  ②「石に刻まれた文字」(7節)とは、十戒のこと。


  ③十戒だけは有効とする考え方は否定されている。


  ④律法には、義認の力も、聖化の力もない。


  ⑤御霊がそれをするのである。


(2)ガラ6:2


「互いの重荷を負い合い、そのようにしてキリストの律法を全うしなさい」


  ①「キリストの律法」(Ⅰコリ9:21も参照)


  ②キリストの律法の条項の中には、十戒の中の9戒が含まれている。


  ③使徒の働き以降の書簡の教えが、キリストの律法である。


  ④その実行を可能にするのは、聖霊の働きである。


(3)新約時代の信者は、モーセの律法から多くの適用を学ぶことができる。

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