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ローマ人への手紙(54)—希望から希望へ—

  • 2012.01.23
  • ローマ書15章:4〜13
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

クリスチャンの希望について学ぶ。
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「希望から希望へ」

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①1~8章が教理

    ②9~11章がイスラエルの救い

    ③12~16章が適用

    (2)14:1~15:13は、雑多な問題を扱っている。

      ①超道徳的なテーマ。それ自体は、良くも悪くもない。

      ②聖書が明確に指示していない「グレーゾーン」である。

  ③2次的なことのついては、互いに裁き合わない。

     (例話)前回のアンケートの紹介

    (3)きょうの箇所は、ロマ書全体の議論のまとめとなっている。

  ①キーワードは、「希望」である。

  ②これ以降は、パウロの個人的な挨拶に入って行く。

  2.アウトライン

    (1)聖書は希望を与える(4節)。

    (2)希望は一致を生む(5~6節)。

    (3)一致は神の栄光につながる(7~12節)。ロマ9~11章のまとめ

    (4)信じる者は希望に満たされる(13節)。

  3.メッセージのゴール

(1)礼拝の重要性

このメッセージは、クリスチャンの希望について学ぼうとするものである。

Ⅰ.聖書は希望を与える(4節)

  1.絶望的な状況は、存在しない。

    (1)人が絶望するだけである。

    (2)目先のものにとらわれるがゆえに、全体像が見えなくなる。

    (3)ロマ8:28は、聖書の世界観を教えている。

    「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がす

べてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」

  2.4節

  「昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与え

る忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです」(新改訳)

「かつて書かれた事柄は、すべてわたしたちを教え導くためのものです。それでわたした

ちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです」(新共同訳)

  (1)この真理は、2000年前も今も、変わらない。

    ①かつて書かれたことは、私たちを導くためのものである。

    ②私たちは、聖書から忍耐と慰めを学ぶ。

    ③過去の聖徒たちが忍耐を通して祝福を得たことを学び、そこから慰めを得る。

      *アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフの信仰

  (2)1コリ10:11(否定的な例)

  「これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世

の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです」

(3)ロマ4:23~24(肯定的な例)

「しかし、『彼の義とみなされた』と書いてあるのは、ただ彼のためだけでなく、また

私たちのためです。すなわち、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を

信じる私たちも、その信仰を義とみなされるのです」

  3.聖書研究がもたらす恵み

    (1)希望は、自分で努力して作るものではない。

      ①神は、聖書を通してお語りになる。

    (2)3つの恵み

      ①過去の聖徒の忍耐を学ぶ。

      ②現在の生活において慰めを受ける。

      ③未来に良きものが待っているとの希望を持つ。

        *聖書を通して与えられる希望こそ、困難な時代を生きる力である。

        *パウロにとっては、内憂外患の時代である。

    *しかし、希望を失わない。

  (例話)日本を代表する2人の伝道者の発言(悲観と楽観)

Ⅱ.希望は一致を生む(5~6節)

  1.5節

  「どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに

同じ思いを持つようにしてくださいますように」

  (1)私たちの神は、「忍耐と励ましの神」である。

    ①聖書の著者は、神ご自身である。

    ②その神が、私たちに希望を与えてくださる。

  (2)共通の希望こそ、一致のための土台である。

    ①同じ思いを持つとは、意見が一致することではない。

    ②強い人と弱い人には、意見の相違がある。

    ③この一致とは、調和であり、キリストの臨在である。

  (3)「キリスト・イエスにふさわしく」

    ①「キリスト・イエスに倣って」(新共同訳)

    ②キリストの価値観を持ち、キリストのように考え、行動すること。

2.6節

「それは、あなたがたが、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの

父なる神をほめたたえるためです」

  (1)一致する目的は、主イエス・キリストの父なる神をほめたたえるためである。

    ①これは、クリスチャン生活のゴールである。

    ②これは、教会が存在している目的である。

  (2)私たちの礼拝は、壮大なシンフォニーである。

Ⅲ.一致は神の栄光につながる(7~12節)

  1.7~12節は、この手紙のこれまでの議論のまとめとなっている。

    (1)特に、ロマ9~11章の内容が短くまとめられている。

  2.7節

  「こういうわけですから、キリストが神の栄光のために、私たちを受け入れてくださった

ように、あなたがたも互いに受け入れなさい」

  (1)キリストの手本がある。

    ①キリストは、先ずユダヤ人を受け入れ、次に異邦人を受け入れてくださった。

    ②そうされたのは、神の栄光のためである。

  (2)キリストに従うとは、互いに受け入れ合うことである。

3.8節

「私は言います。キリストは、神の真理を現すために、割礼のある者のしもべとなられま

した。それは父祖たちに与えられた約束を保証するためであり、」

  (1)「割礼のある者」とは、ユダヤ人のこと。

    ①キリストはユダヤ人への奉仕を優先された。

  (2)マタ10:5~6

  「イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。『異邦人の道に行

ってはいけません。サマリヤ人の町に入ってはいけません。イスラエルの家の失われ

た羊のところに行きなさい』」

(3)マタ15:24

「しかし、イエスは答えて、『わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外のところに

は遣わされていません』と言われた」

(4)その目的

  ①神の真理を現すため

  ②「神の真実を現すため」(新共同訳)

  ③父祖たち(アブラハム、イサク、ヤコブ)に与えられた約束を保証するため。

  ④メシアに関する種々の約束である。

  4.9節a

  「また異邦人も、あわれみのゆえに、神をあがめるようになるためです」

    (1)福音は、異邦人にも伝えられるようになった。

  ①その目的は、異邦人もユダヤ人といっしょに神をあがめるようになるため。

  5.異邦人を救う計画が最初からあったことを示すために、4つの聖句が引用される。

    (1)9節bは、詩18:49と2サム22:50からの引用

    「それゆえ、私は異邦人の中で、あなたをほめたたえ、あなたの御名をほめ歌おう」

  ①神はイスラエルを守られる。

      ②敵に勝利したダビデは、国々(異邦人)の中で、神の御名を称える。

      ③異邦人は、神が力ある方であることを知らされる。

④これは、旧約聖書における異邦人伝道の典型的な型である。

    (2)10節は、申32:43からの引用

    「異邦人よ。主の民とともに喜べ」

      ①申32章には、モーセの歌が記されている。

      ②その歌の最後で、モーセは異邦人(諸国の民)を招いている。

      ③パウロは、43節の前半しか引用していない。

      ④43節の後半には、神に敵対する者への裁きが書かれている。

      ⑤異邦人は、神との和解のテーブルに招かれている。

    (3)11節は、詩117:1からの引用(2節しかない。それゆえ、強烈である)

    「すべての異邦人よ。主をほめよ。もろもろの国民よ。主をたたえよ」

      ①「すべての国々よ。【主】をほめたたえよ」となっている。

      ②異邦人が、礼拝に招かれている。

    (4)12節は、イザ11:10からの引用

    「エッサイの根が起こる。異邦人を治めるために立ち上がる方である。異邦人はこの

方に望みをかける」

  ①エッサイは、ダビデの父。

  ②「エッサイの根」とは、キリストのこと。

  ③異邦人は、ユダヤ人のメシアに望みをかけるようになるという預言。

  6.パウロは旧約聖書の3区分すべてから引用している。

    (1)律法、預言、諸書

    (2)これは、ローマ教会内のユダヤ人信者を意識してのことであろう。

      ①異邦人の救いは、旧約聖書の時代から預言されていたことである。

      ②神は異邦人にも、あわれみを示された。

      ③それゆえ、異邦人を受け入れるように。

(3)ユダヤ人と異邦人がともに救われ、神をたたえるのは、神の栄光につながる。

Ⅳ.信じる者は希望に満たされる(13節)

 1.13節

 「どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊

の力によって望みにあふれさせてくださいますように」

  (1)これは、頌栄である。

(2)神は、「望みの神」である。

  ①神は、私たちを喜びと平和をもって満たしてくださる。

  ②その結果、希望に満ち溢れさせてくださる。

  ③これは、聖霊の働きである。

(3)「信仰による」

  ①「信仰から来る」(口語訳)

②「信仰によって得られる」(新共同訳)

  ③人間が作り出す希望ではなく、信仰によって得られる神が与える希望である。

結論:ロマ書の教えのまとめ

  1.礼拝の重要性

    (1)一致の目的は、礼拝である。

(2)なぜ礼拝が重要なのか。

(例話)ある人の質問。「神様は、そんなにほめられたいのか」

  ①創造主と被造物の関係(ガソリン車はガソリンで走る)

  ②人は何かに満たされなければ、動かない。

  ③人は一番大事にしているものが、その人にとって神である。

(例話)ヘロイン中毒は、偶像礼拝の極致である。

(3)真の神を礼拝することが、人間性の回復の方法である。

(例話)ゴルファーとしての夢。納得できる一打。

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