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ローマ人への手紙(45)—謙遜の勧め—

  • 2011.11.07
  • ローマ書12章:3〜8
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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謙遜について学ぶ。
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「謙遜の勧め」

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①1~8章が教理

    ②9~11章がイスラエルの救い

    ③12~16章が適用

    (2)ロマ12:1~2(それ以降の行動を導く基本原則)

      ①神の恵みの理解(1~11章)が土台

      ②自発的ささげ物をささげる。

        *一度限りの決断

      ③「この時代」と戦い、精神を一新することによって、日々神に変えていただく。

        *日々の決断

      ④アンケートの紹介

    (3)きょうの箇所

      ①教会内での行動(12:3~21)

②謙遜の勧め(3~8節)

      ③愛の勧め(9~21節)

  2.アウトライン

    (1)警告(3節)

    (2)みからだの教理(4~5節)

    (3)御霊の賜物の行使(6~8節)

  3.メッセージのゴール

    (1)自分の立場

(2)自分の能力

(3)自分の人生のゴール

このメッセージは、謙遜について学ぼうとするものである。

Ⅰ.警告(3節)

  1.プライドの問題

    (1)献身の生涯を妨げる最大の要因は、プライドである。

      ①御霊の賜物は、教会内で行使されるもの。

②御霊の賜物の行使について語る前に、謙遜について語る必要がある。

③ここでのテーマは、霊的プライドである。

    (2)この箇所は、御霊の賜物の解説というよりは、その行使の方法の解説である。

  2.3節a

「私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います」(新改訳)

「わたしに与えられた恵みによって、あなたがた一人一人に言います」(新共同訳)

「わたしは、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりびとりに言う」(口語訳)

  (1)指導者だけでなく、すべての信徒に対する警告である。

  (2)パウロの立場

    ①「恵み」とは、ギリシア語で「カリス」。

    ②「御霊の賜物」とは、ギリシア語で「カリスマ」、「カリスマタ」(複数形)。

    ③パウロは、「カリス」に基づいて、「カリスマタ」を論じている。

    ④自分に適用していない真理を論じているのではない。

  (3)ロマ1:5

  「このキリストによって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。それは、御名の

ためにあらゆる国の人々の中に信仰の従順をもたらすためです」

  ①使徒の務めもまた、恵みである。

  ②「私たち」とあるのは、パウロだけではないということ。

  ③ローマ教会は、他の人によって設立された。

(4)ロマ15:15~16

「ただ私が所々、かなり大胆に書いたのは、あなたがたにもう一度思い起こしてもら

うためでした。それも私が、異邦人のためにキリスト・イエスの仕え人となるために、

神から恵みをいただいているからです。私は神の福音をもって、祭司の務めを果たし

ています。それは異邦人を、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる

供え物とするためです」

  2.3節b

  「だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおの

おのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい」(新改訳)

「自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の

度合いに応じて慎み深く評価すべきです」(新共同訳)

「思うべき限度を越えて思いあがることなく、むしろ、神が各自に分け与えられた信仰の

量りにしたがって、慎み深く思うべきである」(口語訳)

    (1)似たような言葉の繰り返しによって、謙遜の重要性を強調している。

      ①「思うべき限度」は、「フロネオウ」。

      ②「思い上がる」は、「ヒュペアフロネオウ」。

      ③「慎み深く」は、「ソウフロネオウ」。

      ④「思うべきである」は、「フロネオウ」。

    (2)意味の比較

①基本形は、「フロネオウ」である(2回出ている)。

②自分を過大評価するのは、「ヒュペア+フロネオウ」である。

③正気で自分を見るのは、「ソウフロネオウ」である。

    (3)「ヒュペロオン」という名詞

    「彼らは町に入ると、泊まっている屋上の間に上がった。この人々は、ペテロとヨハ

ネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコ

ブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった」(使1:13)

①「屋上の間」(使1:13)

②「the upper room」

③自分を過大評価するとは、上から目線で人を見ることである。

    (4)3節bの「慎み深く」は、「ソウフロネオウ」。

      ①正気になって考えなさい、という言葉である。

  ②これは、酔った状態、中毒状態を暗示している。

      ③私にとって、私が一番大事である。

      ④この状態は、「エゴホリック」である。

      ⑤パウロは、正気になれと勧告している。

  3.信仰もまた、賜物である。

    (1)各人に、信仰の限度容量が与えられている。

      ①信仰の強さを誇ることは、赦されない。

      ②与えられた信仰の限度容量に従って考える。

    (2)ピリ2:3

    「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりも

すぐれた者と思いなさい」

Ⅱ.みからだの教理(4~5節)

  1.人間の体と「みからだ」(教会)の対比

    (1)一体性(同じからだに属する)

    (2)多様性(異なった働きがある)

    (3)調和(愛による賜物の行使)

  2.4~5節

  「一つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じよう

に、大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器

官なのです」

  (1)「キリストにあって」がキーワードである。

    ①教会内の問題の多くは、新生していない「信者」が原因となっている。

    ②「キリストにあって」、私たちは、おなじからだの一部となる。

    ③キリスト教は、共同体として信仰体験する宗教である。

  (2)プライドが入り込む余地はない。

    ①御霊の賜物は、すべて恵みによって与えられたものである。

    ②ひとりの人が、御霊の賜物をすべて所有していることはない。

    ③ひとつの地域教会が、御霊の賜物をすべて所有していることもない。

    ④私たちは、お互いを必要としている。

    ⑤「一匹狼」クリスチャンは、存在しない。

Ⅲ.御霊の賜物の行使(6~8節)

  1.御霊の賜物

    (1)御霊の賜物それ自体の解説ではなく、それらを謙遜に行使せよとの勧め。

    (2)御霊の賜物は、合計19上げられている。

  ①Ⅰペテ4:10

  ②ロマ12:4~8

  ③エペ4:11

  ④Ⅰコリ7:1、7

  ⑤Ⅰコリ12:14~16

    (3)ここでは、7つの御霊の賜物が上げられている。

      ①パウロは、2年ほど前にコリント人への手紙第一を書いている。

      ②1コリ12~14章で、御霊の賜物の行使について、教えている。

        *御霊の賜物には、重要性の差があるが、それでもプライドは赦されない。

      ③ロマ書に詳細なリストがない理由は、この教会が霊的に成熟していたからか。

  2.7つの御霊の賜物

    (1)預言すること

  *神から直接の啓示を受ける人

  *アンテオケ教会(使13:1)

  *アガボ(使11:27~28、21:10~11)

  *ピリポの娘たち(使21:8~9)

  *預言者が語ったことは、必ず成就せねばならない。

      *新約の完結とともに、この賜物は終わった。

    (2)奉仕すること

      *ギリシア語で「ディアコニア」。

  *奉仕は聖霊の賜物のひとつである。

  *執事は、奉仕の賜物のある人が就く役職である。

      *全的献身が勧められている。

    (3)教えること

  *真理をまとめ、聞く人に分かるように語る能力である。

  *霊的真理を伝達する能力である。

    (4)勧めをすること

  *真理を実際生活に適用するように人々を励ますことである。

      *教える賜物があっても、この賜物がない場合がある。

      *その逆もある。

    (5)分け与えること

  *すべての信者は、愛の実践として分け与えることを実行する。

  *この賜物を持った人は、より多くのものを分け与える。

  *収入の90パーセントを捧げるような人には、この賜物がある。

    (6)指導すること(管理すること)

  *長老職に就く人は、この賜物を持っていなければならない。

      *サーバントリーダーシップ(神の権威の下にいる。マタ8:9参照)

(7)慈善を行うこと

  *病人、貧しい人に助けの手を伸ばすことである。

  *この賜物のある人は、喜んでそれを行うべきである。

結論

  1.
自分の立場

    (1)ユダヤ人信者と異邦人信者の対立

    (2)しかし、生きた供え物には、「立場」や「地位」はない。

    (3)メシアニック・ジューを敬愛するが、卑屈になる必要はない。

  2.自分の能力

    (1)信仰さえも、神からの賜物である。

    (2)御霊の賜物には、重要性の順番がある。

(3)しかし、恵みによって与えられているので、誇ることはできない。

  3.自分の人生のゴール

    (1)キリスト教は、自己実現の宗教ではない。

    (2)私たちは、神の栄光のために生きている。

    (3)御霊の賜物は、からだ全体を建て上げるためのものである。

    (4)これこそ、真の自己実現である。

    (例話)「鳥の鳴き声」

    鳥の中で鳴き声を出すのは、小さな鳥だけ。

    鷲や鷹、七面鳥やダチョウは、さえずらない。

小鳥たちはさえずる。カナリヤ、ミソサザイ、ヒバリなどは、美しい声で歌う。

人間の世界でも、最も美しい歌声は、主の前に謙遜で、自分を「小さな者」と考えて

いるクリスチャンたちから出てくる。

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