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ローマ人への手紙(43)—献身の勧め(1)—

  • 2011.10.24
  • ローマ書12章:1
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

真理適用の基本原則を学ぶ。
チャート「神の義の啓示」

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「献身の勧め(1)」

1.はじめに

  (1)前回のメッセージ

    ①神学のない礼拝はない。

    ②礼拝のない神学もない。

    ③この言葉に感動した方々が多くいた(アンケート紹介)。

  (2)同じ意味で、神学のない実践はない。また、実践のない神学もない。

    ①パウロ書簡の特徴は、教理、そして、適用である。

    ②エペソ書:1~3章が教理、4~6章が適用。

③ロマ書の場合

*1~8章が教理

*9~11章がイスラエルの救い

*12~16章が適用

    (3)きょうの箇所

      ①学んだ真理を適用するための基本原則が書かれている。

      ②それ以降の具体的な行為は、すべてこの基本原則から出てくる。

      ③ロマ12:1~2節ほど、神学的概念が盛り込まれた箇所は他にはないと思う。

      ④きょうは1節だけを取り上げる。

  2.アウトライン

    (1)学んだ真理の復習

(2)真理適用の基本原則

  3.メッセージのゴール(クリスチャンの自己認識)

    (1)キリストのしもべ

    (2)キリスト教の神髄

このメッセージは、真理適用の基本原則を学ぼうとするものである。

Ⅰ.
学んだ真理の復習

  
1.接続詞に注目

「そういうわけですから、兄弟たち」(新改訳)

「こういうわけで、兄弟たち、」(新共同訳)

「兄弟たちよ。そういうわけで、」(口語訳)

  (1)ギリシア語で「ウーン」、英語で「therefore」である。

    ①聖研では、これがキーワードとなる。

    ②どこまで戻って考えるべきかを、吟味する。

    ③9~11章か。

    ④1から11章が正解である。

2.12~16章は、神学的議論を基にした勧めである。

  (1)1~8章(神の義の神学)

    ①義認(過去形の救い)

    ②聖化(現在進行形の救い)

    ③栄化(未来形の救い)

    「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今ある

ものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造

物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことは

できません」(8:38~39)

    (2)9~11章(イスラエルの救い)

      ①イスラエルはイエスを拒否した。

      ②しかし、神の計画が挫折したわけではない。

        *彼らがメシアを拒否することは、旧約聖書に預言されていた。

        *もし彼らがイエスを信じていたなら、イエスはメシアではないことになる。

      ③救いは、異邦人に及んだ。

        *ユダヤ人も異邦人も、個人的なベースで救われる時代に入った。

      ④最後に、イスラエルは民族的救いを経験する。

    (3)以上の真理を踏まえて、適用に入る。

Ⅱ.真理適用の基本原則(1節)

  1.パウロの勧告

  「私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします」(新改訳)

  「神の憐れみによってあなたがたに勧めます」(新共同訳)

  「神のあわれみによってあなたがたに勧める」(口語訳)

    (1)「パラカロウ」という動詞が、1節の冒頭に出てくる。

      ①それだけでも、この動詞が強調されていることが分かる。

      ②この動詞は、呼ぶ、励ます、促す、強く勧める、などの意味がある。

    (2)この動詞から、「パラクレイトス」という名詞が出てくる。

      ①ヨハ14:16、26、15:26、16:7

      「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが

たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる

ためにです」(ヨハ14:16)

②「助け主」=聖霊

    (3)「パラカロウ」=「パラ」(そば)+「カロウ」(呼ぶ)

      ①ここでパウロは、聖霊の働きを実行している。

      ②新改訳の「あなたがたにお願いします」では、弱い。

      ③直訳は、「あなたがたを呼び、励まし、促し、強く勧める」となる。

  2.勧告の土台

(1)「神のあわれみ」である。

(2)これは、1~11章の要約である。

      ①信仰により義とされた。

      ②キリストにあって数々の特権と祝福が与えられた。

      ③聖霊の内住が与えられた。

      ④神の命令に応答できる状態になった。

  3.勧告の内容

  「あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい」

(新改訳)

「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい」(新共同訳)

「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい」

(口語訳)

  (1)献身の勧め

    ①旧約聖書の背景がある。

②「ささげる」は、「パラステイミ」である。

    ③七十人訳:いけにえをささげるという動詞は、「パラステイミ」と訳されている。

  (2)からだを捧げる。

    ①からだは、内なる人の器である。

    ②からだは、聖霊の宮である(1コリ6:19~20)。

    ③自分の全存在を捧げる。

  (3)「生きた供え物」

    ①旧約時代の供え物は、死んだ動物であった。

    ②新約時代の供え物は、他の命を犠牲にしない。

    ③それは、自発的な供え物である。

  (4)「聖なる供え物」

    ①神のために選び分ち、ささげるがゆえに、それは「聖なる供え物」となる。

  (5)「神に受け入れられる」

    ①自発的な供え物であるがゆえに、神に受け入れられるのである。

  4.勧告の結論

  「それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です」(新改訳)

「これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です」(新共同訳)

「それが、あなたがたのなすべき霊的な礼拝である」(口語訳)

  (1)「霊的」、「なすべき」、「なすべき霊的な」

    ①ギリシア語で「ロギコス」である。

    ②「ロゴス」は、言葉、理性である。

    ③「なすべき」

        *神の恵みを熟慮した結果、全的献身は理性的な結論である。

        *英語では、「reasonable」「rational」な礼拝である。

      ④「霊的」

        *旧約時代のいけにえは、「殺されたいけにえ」である。

        *新約時代のいけにえは、「自発的ないけにえ」である。

        *そういう意味で、これは「霊的」である。

    (2)「礼拝」

      ①ギリシア語で「ラツレイアン」である。

      ②奉仕のこと、キリストにあって行う業のすべてを指す。

      ③英語では、「service」がこれに相当する。

結論

  1.キリストのしもべ(第2回目のメッセージ語った内容の復習)

    (1)クリスチャンとしての献身は、キリストのしもべとなること。

    (2)しもべとは、ギリシア語で「デューロス」である。


  ①奴隷のことである。

    (3)奴隷には2種類あった。


  ①自分の意志に反して奴隷となった者

      ②自由意思に基づいて奴隷となった者

    (4)パウロが経験した3つのステップ

      ①罪の奴隷から解放された。

      ②自由の身となった。

      ③自らの選択によって神の奴隷となった。

    (5)「キリスト・イエスのしもべ」とは、逆説的言葉である。

      ①最も不自由であるかに見えて、最も自由である。

      ②最も低き所に降ろされたように見えて、最も高き所に引き上げられている。

      ③最も弱い者になったように見えて、最も強い者にされている。

      ④以上のことは、献身している者にだけ体験できる祝福である。

  2.キリスト教の神髄

    (1)キリスト教の教理の中心は、「恵み」である。

(2)キリスト教の倫理・道徳の中心は、「感謝」である。

(3)「恵み」も「感謝」も「カリス」というギリシア語である。

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