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ローマ人への手紙(42)—拒否の解決(3)—

  • 2011.10.17
  • ローマ書11章:25〜36
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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イスラエルの救いについて学ぶ。
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「拒否の解決(3)―イスラエルの救い―」

1.はじめに

  (1)10月13日(木)の日没から仮庵の祭りが始まった。

    ①第7の月の15日。満月。

    ②満月を眺めながら、イスラエルにいる友人たちのことを思った。

    ③国際クリスチャン大使館(ICEJ)の呼びかけ

*80カ国以上から6千人のクリスチャンが集まった。

*地元への経済効果は1800万ドル(14億4千万円)にも及ぶ。

      ④イスラエル人への関心は、かつてなかったほどのレベルになっている。

    (2)ロマ書9~11章の文脈

    ①拒否の現実:イスラエル人の一部しか救われていないのは、神の計画である。

    ②拒否の理由:イスラエルの拒否の理由は、彼らの頑なさにある。

      *イスラエルの頑なさは、神の義についての無知から来ている。

    ③拒否の解決:神の計画通りに進んでいる。

*レムナントの存在がある。イスラエル全体が拒否したのではない。

*イスラエルは、異邦人が救われるためにつまづいた。

    (3)きょうの箇所

      ①ロマ書9~11章の結論である。

      ②と同時に、ロマ書の中の神学的議論の結論である。

      ③終末におけるイスラエルの救いが論じられる。

  2.アウトライン

    (1)イスラエルの最終的な救い(25~29節)

    (2)普遍的救いの原則(30~32節)

    (3)頌栄(33~36節)

  3.メッセージのゴール(適用)

    (1)異邦人に対する戒め

(2)神学に対する戒め

このメッセージは、イスラエルの救いについて学ぼうとするものである。

Ⅰ.
イスラエルの最終的な救い(25~29節)

  1.25節

  「兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていていただきたい。それは、あな

たがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです。その奥義とは、イスラ

エル人の一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり、」

  (1)「なぜなら」、「というのは」という言葉が入る。ギリシア語で「ガー」。

    ①11:24との接続詞になっている。

    ②11:25~26で、イスラエルの最終的な救いが宣言される。

  (2)「兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていていただきたい」

    「兄弟たち、…次のような秘められた計画をぜひ知ってもらいたい」(新共同訳)

    ①ギリシア語で「ムステリオン」。

    ②カルト宗教では、秘め事を知らされることが救いであり、特権である。

    ③聖書では、「かつて隠されていたことが、啓示によって明らかにされたこと」。

      *内容は神秘的でなくても、難解でなくても構わない。

      *今は知られるようになったという開放性に強調点がある。

(3)「それは、あなたがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです」

「自分を賢い者とうぬぼれないように、」(新共同訳)

      ①異邦人信者の中に、神の救済計画はすべて分かったと思っている人がいた。

      ②彼らは、うぬぼれていた。

    (4)奥義の内容は何か。

      ①イスラエルの救いのことではない。

        *これは、旧約聖書で預言されていた。

      ②イスラエルよりも先に異邦人が救われたことである。

      ③内容の分解

        *イスラエルは、「終末におけるイスラエルの救い」という期待を持っていた。

        *しかし、一時的なつまづきによって、救いが異邦人に及んだ。

        *しかし、最終的にはイスラエルは救われる。

(5)「イスラエル人の一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり、」

  ①イスラエルのつまづきは、一部であり、一時的なものである。

  ②「異邦人の完成のなる時まで」

   「異邦人全体が救いに達するまで」(新共同訳)

  ③ギリシア語で「プレイロウマ」で、数が満ちること。

  ④救いに予定されている異邦人がすべて救われた時、イスラエルの救いが来る。

  ⑤オリーブの木に接ぎ木される異邦人の数は決まっている(16~24節参照)。

  2.26節a

  「こうして、イスラエルはみな救われる、ということです」

  「こうして全イスラエルが救われるということです」(新共同訳)

    (1)「こうして」

      ①「異邦人の完成のなる時」とは、携挙の時である。

      ②携挙の後、大患難時代が来るが、その最後にイスラエル人の救いが起こる。

    (2)「イスラエルはみな」に関して、種々の解釈がある。

      ①「イスラエル」とは、異邦人とイスラエル人を含む言葉である。

        *これは違う。文脈では、イスラエル人について論じている箇所である。

      ②「イスラエルはみな」とは、「ほとんどのイスラエル人」という意味である。

      ③ここを字義通りに解釈してはいけない理由はない。

        *その時代に生きているイスラエル人全員が救われる。

    (3)救いの方法に関する再確認

      ①異邦人もイスラエル人も同じ方法で救われる。

      ②終末時代に救われるイスラエル人も、同じ方法で救われる。

      ③「イスラエルはみな」は、不信仰のままで死んだイスラエル人を含まない。

      ④今ユダヤ人伝道をする必要がある。

  3.26b~27節

  「こう書かれているとおりです。『救う者がシオンから出て、ヤコブから不敬虔を取り払う。

これこそ、彼らに与えたわたしの契約である。それは、わたしが彼らの罪を取り除く時で

ある』」

  (1)終末時代のイスラエルの救いを信じる根拠として、イザヤ書から引用する。

①イザ59:20~21

②イザ27:9

    (2)「救う者」

      ①英語で「Deliverer」である。解放者。

      ②大患難時代からの解放者

      ③再臨のメシア

  (3)「これこそ、彼らに与えたわたしの契約である。それは、わたしが彼らの罪を取

り除く時である」

①エレ31:33~34の成就(新しい契約の成就)

②石の上ではなく、心に律法が書き記される時代が来る。

  4.28~29節

  「彼らは、福音によれば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びによれ

ば、父祖たちのゆえに、愛されている者なのです。神の賜物と召命とは変わることがあり

ません」

  (1)イスラエル人の現状の2面性

①福音については、イスラエル人は神に敵対している。

*これは、異邦人の益となっている。

      ②選びについては、神が先祖たちと結んだ契約のゆえに、愛されている。

        *選びとは、民族的選びである。

*先祖たちとは、族長たちのこと。

        *この愛は、契約に基づく愛である。

        *特に重要なのは、アブラハム契約である。

    (2)不変のものが2つある。

      ①神の賜物。これは、契約がもたらす祝福のことである。

      ②神の召命。これは、民族的選びのことである。

      ③以上の2つは、取り消すことができない(無条件契約のゆえ)。

Ⅱ.普遍的救いの原則(30~32節)

  1.30~31節

  「ちょうどあなたがたが、かつては神に不従順であったが、今は、彼らの不従順のゆえに、

あわれみを受けているのと同様に、彼らも、今は不従順になっていますが、それは、あな

たがたの受けたあわれみによって、今や、彼ら自身もあわれみを受けるためなのです」

    (1)非常に繊細、かつ、複雑な内容を、バランスを取りながら書いている。

      ①異邦人はかつて神に不従順であった。

②しかし、イスラエル人の不従順のゆえに、神のあわれみを受けた。

③それなら、今は不従順なイスラエル人も、異邦人と同じようにあわれみを受け

るはずだ。

  2.32節

  「なぜなら、神は、すべての人をあわれもうとして、すべての人を不従順のうちに閉じ込

められたからです」

「神はすべての人を不従順の状態に閉じ込められましたが、それは、すべての人を憐れむ

ためだったのです」(新共同訳)

  (1)「すべての人」とは、すべての個人ではなく、イスラエル人と異邦人のこと。

    ①神は、人間の不従順を救いをもたらすための方法として用いられた。

    ②イスラエル人も異邦人も、信仰により、恵みによって救われる。

Ⅲ.頌栄(33~36節)

1.33~36節

  「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と

知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。なぜなら、だれが主の

みこころを知ったのですか。また、だれが主のご計画にあずかったのですか。また、だれ

が、まず主に与えて報いを受けるのですか。というのは、すべてのことが、神から発し、

神によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますよう

に。アーメン」

  (1)神学的議論のフィナーレである。

    ①「神の知恵と知識」を思い、神をたたえている。

    ②キリスト教は啓示宗教である。

③イスラエルに対する神の計画を神の視点から理解したなら、驚嘆させられる。

  (2)実践的教えへの序曲である。

    ①ロマ12~16章に入る準備ができた。

結論

  1.異邦人に対する戒め

    (1)異邦人の救いが、神の計画のクライマックスではない。

    (2)もしそうなら、ロマ書9~11章は不要になる。

    (3)イスラエルの救いこそ、神の計画のクライマックスである。

  2.神学に対する戒め

    (1)神学的議論は、頌栄で終わっている。

      ①パウロの自筆か?

      ②神学なしの礼拝はない。

    (2)礼拝なしの、神学はない。

      ①神学に礼拝の要素がないなら、それは真の神学ではない。

      ②ロマ書の中で、パウロは神の栄光をたたえてきた。

      

    (3)大阪月例会の2つのアンケート

      ①パウロの「無知でいて欲しくない」という呼びかけ(11:25)

      ②常に、「アデルフォイ」とともに

      ③聖句

        *ロマ1:13、1コリ10:1、12:1、2コリ1:8、1テサ4:13

      ④「日本の霊的覚醒(目覚め)は、聖書研究から」

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