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ローマ人への手紙(16)—義認と律法の調和—

  • 2011.04.11
  • ローマ書3章:27〜31
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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義認と律法の関係について学ぶ。
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「義認と律法の調和」

1.はじめに

  (1)義認(1:18~5:21)

①有罪宣言(1:18~3:20)

②義の提供(3:21~26)

  *信仰義認の原則

  *イエスは「なだめの供え物」となられた。

  *3:23~24が重要である。

    (2)きょうの箇所でパウロは、2つのことを論じている。

  ①義認と律法の関係

  ②義認と律法の調和

  2.メッセージのアウトライン

(1)人間の誇りはどこにあるのか。

(2)救いの道は、ユダヤ人と異邦人で異なるのか。

(3)信仰は律法を無効にするのか。

  4.メッセージのゴール

    (1)義認のために、人間が付け加える余計なものについて論じる。

このメッセージは、義認と律法の関係について学ぶためのものである。

Ⅰ.人間の誇りはどこにあるのか。

 
 1.1コリ1:22~24

「ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシヤ人は知恵を追求します。しかし、私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです。ユダヤ人にとってはつまずき、異邦人にとっては愚かでしょうが、しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです」

  (1)ユダヤ人も異邦人も、自らが大切だと思うものを持っていた。

  (2)キリストの福音は、それらのものとは根本的に異なる。

2.ユダヤ人の誇り

  (1)アブラハムの子孫であることを誇りとした。

    ①マタ3:9

    「『われわれの父はアブラハムだ』と心の中で言うような考えではいけない。あな

たがたに言っておくが、神は、この石ころからでも、アブラハムの子孫を起こす

ことがおできになるのです」

②ヨハ8:38

「彼らはイエスに答えた。『私たちはアブラハムの子孫であって、決してだれの奴

隷になったこともありません。あなたはどうして、「あなたがたは自由になる」と

言われるのですか』」

    (2)割礼を誇りとしていた。

      ①エペ2:11

      「ですから、思い出してください。あなたがたは、以前は肉において異邦人でし

た。すなわち、肉において人の手による、いわゆる割礼を持つ人々からは、無割

礼の人々と呼ばれる者であって、」

    (3)律法を持ち、それを守っていることを誇りとしていた。

      ①ロマ2:17~18

      「もし、あなたが自分をユダヤ人ととなえ、律法を持つことに安んじ、神を誇り、

みこころを知り、なすべきことが何であるかを律法に教えられてわきまえ、」

    (4)神が自分たちの神であることを誇りとしていた。

      ①「アブラハム、イサク、ヤコブの神」

      ②自分たちは、イスラエル人である。ヤコブの子孫である。

  3.異邦人の誇り

    (1)知恵(学問)(ギリシア文明)

    (2)力(ローマ文明)

    (3)自由(ローマ文明)

    (4)自足している(自分のことは自分でできる)

    (例話)東日本大震災で日本人の誇りが砕かれつつある。

  4.信仰義認の教理を受け入れた場合は、それらの誇りはどうなるのか。

    (1)「それはすでに取り除かれた」

      ①部屋から閉め出された。鍵がかけられた。

      ②英語で「shut up once for all」

      ③ギリシア語の文法で、「アオリスト」という時制である。

    (2)どういう原理(原則)によって閉め出されたのか。

      ①行いの原理によってではない。

        *行いのよる義の獲得は、誇りを生む。

      ②信仰の原理によって、誇りは閉め出された。

Ⅱ.救いの道は、ユダヤ人と異邦人で異なるのか。

  1.信仰義認は、全ての人に適用される原理である。

  「人が義と認められるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるというのが、私た

ちの考えです」(28節)

  (1)「それゆえ」という接続詞が入る。

    ①これまでの議論をまとめている。

  (2)「人が」とあり、ユダヤ人という言葉も、異邦人という言葉もない。

    ①すべての人に同じ原理が適用される。

  (3)同じ原理とは、「信仰義認」である。

2.神はすべての人の神である。

  (1)3:29

  「それとも、神はユダヤ人だけの神でしょうか。異邦人にとっても神ではないのでし

ょうか。確かに神は、異邦人にとっても、神です」(29節)

  ①ユダヤ人は、神は自分たちだけの神だと考えて来た。

  ②しかし、神は異邦人にとっての神でもある。

    *アブラハム契約の中には、異邦人の救いが含まれている。

    *ロマ11章には、オリーブの木の神学が展開されている。

    (2)3:30

    「神が唯一ならばそうです。この神は、割礼のある者を信仰によって義と認めてくだ

さるとともに、割礼のない者をも、信仰によって義と認めてくださるのです」

  ①割礼のある者とは、ユダヤ人のこと。

  ②割礼のない者とは、異邦人のこと。

      (例話)二契約神学(ユダヤ人の救い方法と、異邦人の救いの方法は異なる)

Ⅲ.信仰は律法を無効にするのか。

  1.では、律法は無駄だったのか、無益だったのか。

  「それでは、私たちは信仰によって律法を無効にすることになるのでしょうか。絶対にそ

んなことはありません。かえって、律法を確立することになるのです」(31節)

    (1)驚愕の感情が背後にある。

①ユダヤ人の歴史の否定につながる。

      ②放縦につながる。

    (2)パウロは強く否定する(顔をしかめて言葉を発しているような印象)。

      ①律法の否定ではない。

      ②律法の確立である。

      ③4:1~25でその説明が入る(アブラハムの例)。

    (3)とりあえず原理を説明しておく。

      ①律法により罪が示される。

      ②信仰義認の道を選ぶようになる。

      ③その結果、聖霊の内住が与えられる。

      ④聖霊の力によって、律法の要求を満たすようになる。

    (4)(例話)札幌聖書塾(8期生)M姉のコメント

    「私が所属していた教会は、霊の戦いが中心の教会で、私の確信をもってやっていま

した。しかし、霊の戦いをしてもなんの実もなく、霊の戦いにも教会形成にも疑問を

持ち始めました。それと同時に、信仰に喜びも期待も持つ事ができなくなり、3年間

ほご過ごしていました。中川先生のメッセージに出会い、そのメッセージを聞くと、

神さまの素晴らしさ、愛に感動し、喜びが溢れ、神に喜ばれるように歩みたいという

願いがわくのです。「~しなければならない」「~すべきだ」ではなく、みことばを通

して神様にふれた時、神様の御心に喜んで従いたくなるのだ、と分かりました。人を

変えるのは、みころばの力であり、それを正しく理解しなければならないのだと思い

ました」

結論:人間が付け加える余計なもの

1.罪の告白

    (1)1ヨハ1:9

    「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を

赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます」

    ①この聖句は、救いの方法を教えたものではない。

②すでに救われている人に対して書かれたものである。

③信者の罪の処理に関する教えである。 

(2)この教えの問題点

①自分が犯した罪をすべて覚えている人などいない。

②もしすべての罪を告白することが救いの条件であるなら、救いは不可能である。

2
.洗礼

    (1)マコ16:15~16

「それから、イエスは彼らにこう言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた

者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、

信じない者は罪に定められます』」

    ①この聖句は、バプテスマを受けなければ救われないとは教えていない。

    ②否定的な言葉がない。

③当時は、信じた直後に洗礼を受けた。

④この聖句は、最も古い写本にはない。

    (2)使2:38

    「そこでペテロは彼らに答えた。『悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦してい

ただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、

賜物として聖霊を受けるでしょう』」

      ①訳語の問題 「エイス」という前置詞。「○○のために」

      ②「○○のゆえに」「○○だから」とも訳せる。

      ③「罪が赦されたのだから、バプテスマを受けなさい」という訳が正しい。

    (3)使22:16

「さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを

受け、自分の罪を洗い流しなさい」

①訳語の問題


②「Arise and be baptized, and wash away your sins, calling on the name
of

the Lord.

③前半は、洗礼は「立つ」ことに続くことを教えている。

  3・メシアの主権に従う(ロードシップ論)

(1)イエスをメシアとして信じるだけでなく、メシアの主権に従う必要がある。

(2)ロマ12:1~2

「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお

願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物とし

てささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調子を合わせて

はいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神

に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変

えなさい」

①この聖句は、救いの条件を教えているのではない。

②すでに救われた者に、弟子となるための条件を教えている。

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