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ローマ人への手紙(15)—神の義(2)—

  • 2011.04.04
  • ローマ書3章:21〜26
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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なだめの供え物とは何かを学ぶ
チャート「神の義の啓示」

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「神の義(2)」

1.はじめに

  (1)序言(1:1~17)

  (2)義認(1:18~5:21)

①その前に、「有罪宣言」を論じた。

②1:18~3:20は、長い挿入句である。

③1:17は、3:21につながる。

「なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり

信仰に進ませるからです。『義人は信仰によって生きる』と書いてあるとおりで

す」(1:17)

(3)きょうの箇所は、「義の提供」(3:21~26)である。

  ①前回は「義認」について論じた(3:21~24)。

  ②今回は「なだめの供え物」について論じる(3:25~26)。

  2.メッセージのアウトライン

(1)「なだめの供え物」とは何か。

(2)「なだめの供え物」はなぜ必要なのか。

(3)「なだめの供え物」を公に示した理由は何か。

  4.メッセージのゴール

    (1)「義の提供」の箇所から導き出せる4つの適用

このメッセージは、なだめの供え物とは何かを学ぶためのものである。

Ⅰ.「なだめの供え物」とは何か。

 
 1.ギリシア語で「ヒラステイリオン」という。

(1)訳語の問題 

①「なだめの供え物」(新改訳)

②「あがないの供え物」(口語訳)

③「罪を償う供え物」(新共同訳)

(2)④英語では「propitiation」と言う。なだめ、和解、贖いなどの意。

  2.「神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物として、

公にお示しになりました」(25節a)

(1)義認の真理が、「なだめの供え物」という概念によって説明されている。

(2)イエスがその「なだめの供え物」となられた。

  ①「その血による」とは、イエスが十字架上で血を流されたことを言う。

  ②ヘブ9:22

「それで、律法によれば、すべてのものは血によってきよめられる、と言ってよ

  いでしょう。また、血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはないのです」

(3)「また信仰による」とある。

  ①「信仰をもって受くべき」(口語訳)

②「信じる者のために」(新共同訳)

③イエスの十字架上の死は、信仰をもってそれを受け取る人にのみ有効である。

④パウロは、普遍的救い(universal salvation)を否定している。

(4)「公にお示しになりました」とある。

  ①ギリシア語で「プロエセト(プロティセイミ)」

  ②「このキリストを立てて、」(口語訳)

  ③「このキリストを立て、」(新共同訳)

  ④新改訳の訳が一番いい。

    *商品の陳列、競技の勝者への賞品

*キリストは十字架上で、天使と人の目の前にさらしものとなられた。

*キリストは密かに血を流したのではなく、白日の下でそうされた。

Ⅱ.「なだめの供え物」はなぜ必要なのか。

  
1.神は怒っておられる。

(1)ロマ1:18

「というのは、不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対し

て、神の怒りが天から啓示されているからです」

  ①神は罪に対して怒っておられる。

  ②神の怒りは、愛の一部である。

  2.罪に対する神の怒りを静める必要がある。

    (1)ギリシア語の「ヒラステイリオン」は、新約聖書で2回しか出て来ない。

(2)ヘブ9:5

「また、箱の上には、贖罪蓋を翼でおおっている栄光のケルビムがありました。しか

しこれらについては、今いちいち述べることができません」

  ①この聖句では、「ヒラステイリオン」は「贖罪蓋」と訳されている。

  ②至聖所に安置された契約の箱の蓋のこと。

③英語で「the mercy seat」という。

  ④つまり、「なだめの供え物」=「贖罪蓋」である。

  ⑤この聖句の背景にあるのは、贖罪の日の儀式である。

(3)レビ16:7~10

「アロンは自分のための罪のためのいけにえの雄牛をささげ、自分と自分の家族のた

めに贖いをする。二頭のやぎを取り、それを【主】の前、会見の天幕の入口の所に立

たせる。アロンは二頭のやぎのためにくじを引き、一つのくじは【主】のため、一つ

のくじはアザゼルのためとする。アロンは、【主】のくじに当たったやぎをささげて、

それを罪のためのいけにえとする。アザゼルのためのくじが当たったやぎは、【主】

の前に生きたままで立たせておかなければならない。これは、それによって贖いをす

るために、アザゼルとして荒野に放つためである」

(4)レビ16:15

「アロンは民のための罪のためのいけにえのやぎをほふり、その血を垂れ幕の内側に

持って入り、あの雄牛の血にしたようにこの血にもして、それを『贖いのふた』の上

と『贖いのふた』の前に振りかける」

  3.贖罪の日の2頭のやぎ

(1)キリストは、私たちの代理人として、神の怒りを受けてくださった。

  ①それが十字架上の死の意味である。

(2)それによって、私たちは解放された。

  ①キリストの死は、私たちの身代わりとしての死であった。

  4.新約聖書の聖句

(1)マタ26:39

「それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。『わが父よ。

できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願う

ようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください』」

(2)2コリ5:21

「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、

この方にあって、神の義となるためです」

  5.今や、神は怒ってはおられない。

(1)神の怒りは、キリストの死によって静められた。

  ①信じる者は神の怒りから解放された。

    (2)キリストを信じないままで死ぬ人は、神の怒りを受ける。

Ⅲ.「なだめの供え物」を公に示した理由は何か。

  
1.過去の忍耐を示す。

「それは、ご自身の義を現すためです。というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍

耐をもって見のがして来られたからです」(25節b)

  (1)旧約時代の聖徒たちには、罪に対する根本的な解決はなかった。

  ①いけにえを捧げても、心は空しい。

  ②翌年、また同じ儀式を繰り返さねばならない。

  (2)モーセの律法が命じるいけにえでは、罪の解決にはならない。

  ①罪を覆う役割は果たした。

  ②しかし、罪を赦すことはできなかった。

  ③これがヘブル人への手紙のテーマである。

  (3)神は、旧約時代の聖徒たちの罪を、忍耐をもって見逃して来られた。

2.今の時に神の義を示す。

「それは、今の時にご自身の義を現すためであり、こうして神ご自身が義であり、また、

イエスを信じる者を義とお認めになるためなのです」(26節)

  (1)旧約時代の聖徒たちの罪は、キリストが死んだ時に取り除かれた。

  ①それまでは、罪が一時的に覆われていただけである。

  (2)新約時代の聖徒たちの罪は、信じた瞬間から取り除かれている。

  ①神が、イエスを信じる者を義と認めてくださる。

  (3)神ご自身が義であることが証明された。

  ①単に赦すだけでは、神が義であるとは言えない。

  ②公にされた「なだめの供え物」が必要である。

結論:「義の提供」の箇所から導き出せる4つの適用

  1.イエスを信じる私たちは、義と宣言された。

ロマ3:22


「すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての


信じる人に与えられ、何の差別もありません」

  2.イエスを信じる私たちは、神の怒りを受けない。


ロマ4:6~8


「ダビデもまた、行いとは別の道で神によって義と認められる人の幸いを、こう言っ


ています。『不法を赦され、罪をおおわれた人たちは、幸いである。主が罪を認めな


い人は幸いである』」

  3.イエスを信じる私たちは、罪に定められることはない。


ロマ8:1


「こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決して


ありません」

  4.そして、義認は私たちの努力の範囲外にある祝福である。


ロマ10:1~3


「兄弟たち。私が心の望みとし、また彼らのために神に願い求めているのは、彼らの


救われることです。私は、彼らが神に対して熱心であることをあかしします。しかし、


その熱心は知識に基づくものではありません。というのは、彼らは神の義を知らず、


自分自身の義を立てようとして、神の義に従わなかったからです」

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