ヨハネの黙示録(12)—封印の裁き5〜6—

  • 2016.11.07
  • 黙示録6章:9〜17
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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第5〜第6の封印の裁きについて学ぶ。

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「封印の裁き5~6」

黙6:9~17

1.はじめに

  (1)黙示録4章から22章までは、将来起こることの預言である。

  (2)キリストの再臨を中心に据えて将来の出来事を概観すると以下のようになる。

    ①4章~18章 キリストの再臨に至るまでの出来事

    ②19章 キリストの再臨

    ③20章 千年王国

    ④21章~22章 新天新地

  (3)これまでの展開

    ①6章で、巻き物の封印が解かれる。最初の6つの封印。

      *ここから大患難時代が始まる。

    ②7つの封印は、前半の4つと後半の3つに二分されている。

      *前半では、4頭の馬に乗る4人の人物が登場した。

      *後半では、天での様子に場面転換し、次に地上の様子に戻る。

    ③今回は、後半(封印の裁き5~6)を取り上げる。

  (4)黙示録の解釈は、他の聖書箇所を参考にしながら行う必要がある。

    ①黙示録の解釈も、字義通りに行う必要がある。

    ②象徴は象徴として解釈する。

2.アウトライン

  (1)第5の封印(9~11節)

  (2)第6の封印(12~17節)

  3.結論:

    (1)マタ24章と黙6~7章の関係

    (2)携挙の時期

第5~第6の封印の裁きについて学ぶ。

Ⅰ.第5の封印(9~11節)

  
1.9~10節


Rev 6:9
小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。


Rev 6:10 彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを行わず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか。」

    
(1)ここで場面は、地から天に移行する。

      ①大患難時代を通して継続している状況の描写である。

    (2)ヨハネは、キリストに対する信仰のゆえに殉教の死を遂げた人々の幻を見た。

      ①彼らは、祭壇の下にいた。

      ②旧約時代のいけにえの血が祭壇の土台に注がれたことと関係している。

Exo 29:12 その雄牛の血を取り、あなたの指でこれを祭壇の角につける。その血はみな祭壇の土台に注がなければならない。

Lev 4:7
祭司はその血を、会見の天幕の中にある【主】の前のかおりの高い香の祭壇の角に塗りなさい。その雄牛の血を全部、会見の天幕の入口にある全焼のいけにえの祭壇の土台に注がなければならない。

      ③第4の封印の裁き(死)の直後に殉教者たちが登場している。

      ④これらの人々は、地から来た大患難時代の殉教者たちである。

      ⑤大患難時代にも救われる人たちが多く出るが、殉教の死を遂げる人たちも多い。

⑥教会時代のどの時代においても、殉教者たちが出ている。

        *20世紀~21世紀にかけて、最も多くの殉教者たちが出ている。

        *しかし、それ以上の殉教者が出る時代がやって来る。

    (3)殉教者たちは大声で叫んで言った。

      ①「いつまでさばきを行わず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないので

すか」

②迫害者たちがまだ生きていて、地に住んでいる。

③天に上げられた殉教者たちは、神の義が行われることを望んでいる。

  
2.11節


Rev 6:11
すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい」と言い渡された。

    
(1)殉教者たちに回答が与えられた。

      ①彼らの願いが叶うまでに、今しばらくの時間がかかる。

      ②殉教者の数が満ちるまで待つ必要がある。

        *大患難時代はまだ続くということである。

      ③彼らの願いが成就するのは、キリストの再臨の時である。

        *その時、神は地を裁かれる。

    (2)大患難時代においては、キリストへの信仰の告白は非常に困難なものとなる。

      ①信者の大半が、殺されるであろう。

      ②7章に入ると、白い衣を着た大群衆が登場する。殉教者の群である。

      ③13章に入ると、獣を拝まない者は殺されることになる。

    (3)彼らひとりひとりに白い衣が与えられた。

      ①白い衣は、義の象徴である。

      ②天において、殉教者たちはどのような体を持つようになるのか。

        *携挙された聖徒たちは、すでに復活の体を持っている。

        *大患難時代の殉教者たちは、まだ復活の体を持っていない。

      ③彼らが復活の体を持つのは、大患難時代の最後である。

Rev 20:4
また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行う権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。

      ④白い衣が与えられたということは、なんらかの体を持っているということ。

        *天に住むためにふさわしい一時的な体(中間的な体)であろう。

        *再臨の時に、これが復活の体に置き代わるのであろう。

Ⅵ.第6の封印(12~17節)

  
1.12~14節


Rev 6:12
私は見た。小羊が第六の封印を解いたとき、大きな地震が起こった。そして、太陽は毛の荒布のように黒くなり、月の全面が血のようになった。

Rev 6:13 そして天の星が地上に落ちた。それは、いちじくが、大風に揺られて、青い実を振り落とすようであった。

Rev 6:14 天は、巻き物が巻かれるように消えてなくなり、すべての山や島がその場所から移された。

    
(1)第6の封印の裁きでは、場面は再び地上に戻る。

      ①第6の封印の裁きの内容は、それまでの裁きとは次元が異なる。

      ②戦争、飢饉、死、殉教などは、主に人間の罪と行為が原因となっていた。

      ③第6の封印の裁きから、神の介入による破壊的な要素が登場するようになる。

      ④これらの天変地異に関する預言を、比ゆ的に解釈してはならない。

        *比ゆ的解釈の一例は、天での異変を政府の変更と理解する。

        *また、地での異変を伝統や共通ルールの破壊と理解する。

      ⑤字義通りの解釈を避けたがる理由は、罪に対する神の裁きの厳しさを認めたく

ないからでああろう。

  *神は、罪人を赦す愛なる神である。

  *と同時に、神は、罪を裁く義なる神でもある。

    (2)ここに書かれた天変地異は、終末預言のことばと調和している。

      ①地震(マタ24:7にあるキリストのことば)

Mat 24:7 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。

      ②地震と太陽の暗転(ヨエルの預言)

Joe 2:2
やみと、暗黒の日。/雲と、暗やみの日。/山々に広がる暁の光のように数多く強い民。/このようなことは昔から起こったことがなく、/これから後の代々の時代にも再び起こらない。

Joe 2:10 その面前で地は震い、天は揺れる。/太陽も月も暗くなり、星もその光を失う。

Joe 2:30 わたしは天と地に、不思議なしるしを現す。/血と火と煙の柱である。

Joe 2:31 【主】の大いなる恐るべき日が来る前に、/太陽はやみとなり、月は血に変わる。

      
③天は巻き物ように巻かれる(イザ34:4)

Isa 34:4
天の万象は朽ち果て、/天は巻き物のように巻かれる。/その万象は、枯れ落ちる。/ぶどうの木から葉が枯れ落ちるように。/いちじくの木から葉が枯れ落ちるように。

  
2.15~17節

Rev 6:15 地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人が、ほら穴と山の岩間に隠れ、


Rev 6:16 山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にある方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。

Rev 6:17 御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」

    (1)不信者たちは、神の裁きの時が来たことを恐れるようになる。

      
①あらゆる階層の人たちが、ほら穴と山の岩間に隠れる。

      ②この時、地位も、富も、成功も、なんの役にも立たない。

      ③神に無関心で、地位や富や成功を求める現代人への警告である。

    (2)不信者たちは、神の恵みによりすがるよりも、隠れることを選ぶ。

      ①今は「恵みの時」である。

      ②「恵みの時」の特徴は、神の最終的な裁きがまだ下っていないということ。

      ③義人への褒賞も、罪人への裁きも、未完である。

      ④今という時に、神の恵みによりすがろうではないか。

    (3)彼らは、死ぬこと以上に、神の裁きを恐れるようになる。

      ①彼らは、死を求めたが、死は最終的な解決にはならない。

        *死んでも、生存の状態が変化するだけある。

        *彼らは、白い御座の裁きを受けるのである。

    (4)「御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう」

      
①「【主】の日」とは、24時間のことではなく、ある期間(時代)のことである。

      ②それは、7年間の大患難時代を指す。

      ③この箇所の最後は、「だれがそれに耐えられよう」という問いかけで終わる。

      ④黙7章では、それに耐えられる人たちが登場する。

        *144,000人のユダヤたち

        *白い衣を着た大群衆

結論:

  1.マタ24章と黙6~7章の関係

    (1)黙示録の解釈は、聖書の他の箇所を参考にして行う必要がある。

      ①前回は、ダニ9:24~27と大患難時代の関係について学んだ。

      ②今回は、マタ24章(オリーブ山での説教)と黙6~7章の関係について学ぶ。

    (2)両方の箇所が記す出来事の順番には、相関関係がある。

      ①偽キリスト(マタ24:4~5)―白い馬に乗った人(黙6:1~2)

      ②戦争と戦争のうわさ(マタ24:6~7a)―赤い馬に乗った人(黙6:3~4)

      ③飢饉(マタ24:7b)―黒い馬に乗った人(黙6:5~6)

      ④飢饉と疫病(マタ24:7b、ルカ21:11)―青い馬に乗った人(黙6:7~8)

      ⑤迫害と殉教の死(マタ24:9~10)―殉教者(黙6:9~11)

      ⑥恐れと天変地異(マタ24:29、ルカ21:11)―恐れ(黙6:12~17)

      ⑦世界宣教(マタ24:14)―144,000人(黙7:1~8)

  2.携挙の時期

    (1)私たちは、教会の携挙は大患難時代の前に起こると信じる。

    (2)その理由

      ①黙4:4の「24人の長老たち」は、携挙された聖徒たちである。

      ②黙2~3章のテーマは7つの教会であったが、大患難時代の預言(6~19章)で

は教会が一度も登場しない。地上に教会は存在しない。

  *教会という言葉は、黙示録に19回登場する。

  *1~3章で18回登場する。

  *最後は黙22:16である。


Rev 22:16
「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」

③1テサ1:10


1Th 1:10
また、神が死者の中からよみがえらせなさった御子、すなわち、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスが天から来られるのを待ち望むようになったか、それらのことは他の人々が言い広めているのです。

      ④1テサ5:9~10


1Th 5:9 神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、主イエス・キリストにあって救いを得るようにお定めになったからです。


1Th 5:10 主が私たちのために死んでくださったのは、私たちが、目ざめていても、眠っていても、主とともに生きるためです。

    (3)携挙の時期が重要な理由は、大患難時代を逃れる方法と関係しているから。

      ①最善の選び:携挙の前にキリストを信じる。

      ②次善の選び:大患難時代の間に、殉教の死を覚悟してキリストを信じる。

    (4)私たちは、今という時を生かして、福音を宣べ伝える必要がある。

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