ヨハネの黙示録(9)—7つの封印を開く前の天の様子—

  • 2016.10.17
  • 黙示録4章:1〜11
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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7つの封印を開く前の天の様子について学ぶ。

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「7つの封印を開く前の天の様子」

黙4:1~11

1.はじめに

  (1)黙示録の3区分

    ①黙1:19は、黙示録を3区分している。

Rev 1:19 そこで、あなたの見た事、今ある事、この後に起こる事を書きしるせ。

    
①黙示録4章から22章までは、将来起こることの預言である。

    ②福音書の中心テーマは、キリストの初臨である。

    ③黙示録の中心テーマは、キリストの再臨である。

    ④キリストの再臨を中心に据えて将来の出来事を概観すると以下のようになる。

      *4章~18章 キリストの再臨に至るまでの出来事

      *19章 キリストの再臨

      *20章 千年王国

      *21章~22章 新天新地

    ⑤黙示録は、旧約聖書の預言を時間順に並べてくれている。

    ⑥新しい要素は、新天新地の預言である。

    ⑦将来の出来事の中で、時間順でない部分があるので、注意する必要がある。

    ⑧黙示録の目的は、信者をキリストの再臨に備えさせることにある。

2.アウトライン

  (1)招き(1節)

  (2)天の御座(2~3節)

  (3)24人の長老たち(4節)

  (4)7つの御霊(5節)

  (5)4つの生き物(6~8節)

  (6)天での礼拝(9~11節)

  3.結論:

    (1)24人の長老たちとは誰か。

    (2)褒賞のための裁きとは何か。

7つの封印を開く前の天の様子について学ぶ。

Ⅰ.招き(1節)


Rev 4:1
その後、私は見た。見よ。天に一つの開いた門があった。また、先にラッパのような声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った。「ここに上れ。この後、必ず起こる事をあなたに示そう。」

    
(1)ヨハネは、7つの教会への手紙の啓示を聞いた後、天の御座の幻を見た。

      ①「その後、私は見た」とは、時間の流れを示す言葉である。

    (2)招きの言葉がかかった。

      ①一つの開いた門があった。

        *ヨハネには、天の情景を目撃することが許された。

      ②ラッパのような声は、黙示1:10の声と同じ、つまりキリストの声である。

        *「ここに上れ」

      
  *「この後、必ず起こる事をあなたに示そう」

      
③黙示1:19と似たような言葉が使われている。

Rev 1:19 そこで、あなたの見た事、今ある事、この後に起こる事を書きしるせ。

    (3)「必ず起こる事」

      
①ギリシア語の「デイ」という言葉が使われている。

      ②「the things which must come to pass hereafter.」(ASV)

      ③未来の出来事に関する預言である。

      ④歴史に対して神が持っておられる目的が必ず成就するという意味でもある。

Ⅱ.天の御座(2~3節)

Rev 4:2 たちまち私は御霊に感じた。すると見よ。天に一つの御座があり、その御座に着いている方があり、

Rev 4:3 その方は、碧玉や赤めのうのように見え、その御座の回りには、緑玉のように見える虹があった。

    
(1)「私は御霊に感じた」

      
①「I was in the Spirit.」(ASV)

        *聖霊の内にあって彼の霊が天に上げられた。

      ②肉体はパトモス島にいながら、霊は天に上げられるという体験をした。

      ③これは携挙ではなく、ヨハネの個人的な体験である。

      ④ヨハネは、天において一つの御座と、その御座に着いている方を見た。

        *神の絶対的な権威を示している。

    (2)御座に着いている方は、碧玉や赤めのう(ルビー)のように見えた。

      ①シャカイナグローリーを人間の言葉で描写するのは不可能である。

      ②そこでヨハネは、宝石を用いて天の情景を描写している。

    (3)碧玉と赤めのう

      ①大祭司が胸に着ける12の石の最初が赤めのう、最後が碧玉である。

        *出28:17~21

      ②ツロの王(堕落前のサタンのこと)は、神の園、エデンにいた。

        *そこには、赤めのうと碧玉があった。

        *エゼ28:13

      ③新しいエルサレムの城壁の土台石となる。

        *黙21:19~20

    (4)御座は、エメラルド色の虹で囲まれていた。

      ①御座に着いている方は、父なる神である。

Ⅲ.24人の長老たち(4節)


Rev 4:4 また、御座の回りに二十四の座があった。これらの座には、白い衣を着て、金の冠を頭にかぶった二十四人の長老たちがすわっていた。

    
(1)中心になる御座の回りに、より小さな24の御座があった。

      ①24人の長老たちが座っていた。

    (2)24人の長老たちとは誰か。

      ①これをどう解釈するかで、その人の終末論が決まって来る。

      ②私たちは、24人の長老たちは携挙された教会であると解釈する。

      ③これは、患難期前携挙説の立場である。

Ⅳ.7つの御霊(5節)

Rev 4:5 御座からいなずまと声と雷鳴が起こった。七つのともしびが御座の前で燃えていた。神の七つの御霊である。

    
(1)感動的な天の情景が、さらに目を見張るものとなった。

      ①雷鳴は、黙示録で8回登場する。

      ②神の裁きが地上に下ろうとしていることを暗示している。

    (2)7つのランプが燃えていた。

      ①これは、神の7つの御霊を象徴している。黙1:4参照。

      ②聖霊の7つの性質に関しては、イザ11:2~3参照。

    (3)ここまでで、父なる神と聖霊なる神が紹介された。

      ①黙5章でキリストが「ほふられたと見える小羊」として登場する舞台が整った。

Ⅴ.4つの生き物(6~8節)

  
1.6~7節


Rev 4:6 御座の前は、水晶に似たガラスの海のようであった。御座の中央と御座の回りに、前もうしろも目で満ちた四つの生き物がいた。


Rev 4:7
第一の生き物は、獅子のようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人間のような顔を持ち、第四の生き物は空飛ぶ鷲のようであった。

    
(1)御座の前の床は、水晶に似たガラスの海であった。

      ①神が聖であることを示していると考えられる。

      ②モーセがシナイ山で見た情景と似ている。

Exo 24:9 それからモーセとアロン、ナダブとアビフ、それにイスラエルの長老七十人は上って行った。

Exo 24:10 そうして、彼らはイスラエルの神を仰ぎ見た。御足の下にはサファイヤを敷いたようなものがあり、透き通っていて青空のようであった。

    (2)御座のそばと回りに、4つの生き物がいた。

      ①獅子のような生き物

      ②雄牛のような生き物

      ③人間のような顔を持つ生き物

      ④空飛ぶ鷲のような生き物

    (3)4つの福音書で描かれていたキリストの姿と符合する。

      ①獅子は、マタイの福音書が描くキリスト。ユダの獅子。

      ②雄牛は、マルコの福音書が描くキリスト。【主】のしもべ。

      ③人間は、ルカの福音書が描くキリスト。受肉した人間。

      ④鷲は、ヨハネの福音書が描くキリスト。神の子。

  
2.8節


Rev
4:8 この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その回りも内側も目で満ちていた。彼らは、昼も夜も絶え間なく叫び続けた。/「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。神であられる主、万物の支配者、昔いまし、今いまし、後に来られる方。」

    (1)4つの生き物は、天使たちである。

      ①イザ6:2~3に登場するセラフィムは、神をたたえていた。

Isa 6:2 セラフィムがその上に立っていた。彼らはそれぞれ六つの翼があり、おのおのその二つで顔をおおい、二つで両足をおおい、二つで飛んでおり、

Isa 6:3 互いに呼びかわして言っていた。/「聖なる、聖なる、聖なる、万軍の【主】。/その栄光は全地に満つ。」

      ②6つの翼、飛ぶ姿、礼拝の言葉などから判断して、これはセラフィムであろう。

      ③イザ6:2~3では、彼らの形状や顔、また数は、啓示されていなかった。

      ④ちなみに、翼を持った天使は例外的な存在である。

      ⑤エゼ10章の4つの顔を持つケルビムとも関連性があるように思える。

    (2)黙示録に14回の頌栄が登場するが、これが最初のものである。

      ①礼拝を受けているのは、父なる神である。

Ⅵ.天での礼拝(9~11節)

  
1.9~10節

Rev 4:9 また、これらの生き物が、永遠に生きておられる、御座に着いている方に、栄光、誉れ、感謝をささげるとき、


Rev 4:10 二十四人の長老は御座に着いている方の御前にひれ伏して、永遠に生きておられる方を拝み、自分の冠を御座の前に投げ出して言った。

    
(1)4つの生き物が捧げる礼拝に、24人の長老たちも参加した。

      ①これが2回目の頌栄である。

      ②礼拝を受けているのは、父なる神である。

    (2)自分の冠を御座の前に投げ出しているのは、礼拝の中に含まれる行為である。

①賛美と感謝は繰り返し捧げられている。

②彼らは、繰り返し神に栄光を帰している。

  
2.11節


Rev 4:11
「主よ。われらの神よ。あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。」

    
(1)神は万物の創造主であり、それを支えている方であることを認め、告白している。

結論:

  1.24人の長老たちとは誰か。

    (1)彼らは、白い衣を着ていた。

      ①白い衣は、罪赦された聖徒たちが着る義の衣である。

      ②彼らは天使的な存在ではなく、信仰による義人たちである。

    (2)彼らは、金の冠を頭にかぶっていた。

      ①この冠は、「ステファノス」である。勝利者に与えられる冠である。

      ②支配者の冠は、「ダイアデム」である。

      ③冠は、長老たちが褒賞のための裁きを受けたことを示している。

      ④褒賞のための裁きを受けるのは、聖徒たちだけである。

    (3)長老という言葉が天使を指す用例はない。

      ①長老とは、地域教会のリーダーである。

    (4)24人という人数は、教会全体を指す象徴的数字である。

      ①ダビデは、レビ人を24の組に分けた。

        *1歴24:3~5

        *黙1:6では、信者は「祭司の王国」である。

      ②人間でなければ祭司になれない。

      ③黙2~3章は地上の教会、黙4~5章は天における教会を描写している。

      ④黙3:10の約束が成就している(フィラデルフィアの教会への約束)


Rev 3:10
あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。

  2.褒賞のための裁きとは何か。

    (1)ロマ14:8~10


Rom 14:8
もし生きるなら、主のために生き、もし死ぬなら、主のために死ぬのです。ですから、生きるにしても、死ぬにしても、私たちは主のものです。


Rom 14:9 キリストは、死んだ人にとっても、生きている人にとっても、その主となるために、死んで、また生きられたのです。


Rom 14:10
それなのに、なぜ、あなたは自分の兄弟をさばくのですか。また、自分の兄弟を侮るのですか。私たちはみな、神のさばきの座に立つようになるのです。

    (2)2コリ5:10


2Co 5:10
なぜなら、私たちはみな、キリストのさばきの座に現れて、善であれ悪であれ、各自その肉体にあってした行為に応じて報いを受けることになるからです。

    (3)1コリ3:11~15


1Co 3:11
というのは、だれも、すでに据えられている土台のほかに、ほかの物を据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです。

1Co 3:12 もし、だれかがこの土台の上に、金、銀、宝石、木、草、わらなどで建てるなら、


1Co 3:13
各人の働きは明瞭になります。その日がそれを明らかにするのです。というのは、その日は火とともに現れ、この火がその力で各人の働きの真価をためすからです。

1Co 3:14 もしだれかの建てた建物が残れば、その人は報いを受けます。


1Co 3:15 もしだれかの建てた建物が焼ければ、その人は損害を受けますが、自分自身は、火の中をくぐるようにして助かります。

    (4)まとめ

      ①信者のための裁きは、キリストの御座の裁きである。

      ②これは、携挙の後、大患難時代の前に、天において行われる。

      ③救われているかどうかを判定する裁きではない。

      ④クリスチャンとしての生き方を判定する褒賞のための裁きである。

      ⑤24人の長老たちは、冠を受け取っていた。

      ⑥彼らは、継続して神を礼拝していた。

      ⑦私たちも、今から継続した礼拝を始めようではないか。

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