ヨハネの黙示録(8)—ラオデキヤにある教会—

  • 2016.10.10
  • 黙示録3章:14〜22
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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ラオデキヤにある教会について学ぶ。参考資料「7つの教会への手紙」のチャート があります。

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「ラオデキヤにある教会」

黙3:14~22

1.はじめに

  (1)黙示録の3区分

    ①黙1:19は、黙示録を3区分している。

Rev 1:19 そこで、あなたの見た事、今ある事、この後に起こる事を書きしるせ。

    
①「今ある事」(2~3章)の内容は、アジアにある7つの教会への手紙である。

    ②今回は、ラオデキヤにある教会を取り上げる。

2.アウトライン

  (1)ラオデキヤにある教会(3:14~22)

    ①宛先

    ②賞賛

③叱責

④奨励

⑤約束

  3.結論:

    (1)ラオデキヤにある教会から学ぶ教訓

    (2)7つの教会への手紙のまとめ

ラオデキヤにある教会について学ぶ。

Ⅰ.ラオデキヤにある教会

  1.宛先(14節)


Rev 3:14
また、ラオデキヤにある教会の御使いに書き送れ。/『アーメンである方、忠実で、真実な証人、神に造られたものの根源である方がこう言われる。

    (1)ラオデキヤという町

      ①フィラデルフィアから約65キロメートル南東に位置する裕福な町

        *フィラデルフィアからコロサイに向かう途中にある町

      ②この手紙が書かれる約35年前に、地震によって破壊されたが、再建された。

        *再建できるほどの富があった。

      ③主要な産業は、金融、羊毛製品、製薬であった。

      ④パウロがこの町を訪問したという記録はないが、彼はラオデキヤ教会を祈りに

覚えていた。

Col 2:1
あなたがたとラオデキヤの人たちと、そのほか直接私の顔を見たことのない人たちのためにも、私がどんなに苦闘しているか、知ってほしいと思います。

Col 4:16
この手紙があなたがたのところで読まれたなら、ラオデキヤ人の教会でも読まれるようにしてください。あなたがたのほうも、ラオデキヤから回って来る手紙を読んでください。

    (2)キリストの自己紹介

      ①「アーメンである方」

        *イザ65:16の「まことの神」は、「the God of amen」である。

        *これは、旧約聖書では神のタイトルである。

        *人間世界の出来事の背後に、神の主権がある。

        *神の約束はすべて成就する。

2Co 1:20
神の約束はことごとく、この方において「しかり」となりました。それで私たちは、この方によって「アーメン」と言い、神に栄光を帰するのです。

②「忠実で、真実な証人」

  *黙1:5と3:7で語ったことの繰り返しである。

  *キリストは神である。

  *真実な情報を共有することが、問題解決の始まりである。

③「神に造られたものの根源である方」

  *キリストは、天地が創造される前から存在していた方である。

  *キリストは、被造世界に対して権威を持っておられる。

  *これは、ラオデキヤの教会向かって厳しい言葉を語るための準備である。

  2.賞賛

    (1)ラオデキヤの教会に関しては、賞賛のことばがない。

      ①キリストにとっては、受け入れがたい教会であった。

      ②牧師も信徒も、忌むべき霊的状態にあった。

      ③パウロの時代から、この教会は霊的に危険な状態にあったと思われる。

Col 4:17 アルキポに、「主にあって受けた務めを、注意してよく果たすように」と言ってください。

  3.叱責(15~17節)

    (1)15~16節


Rev 3:15
「わたしは、あなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。

Rev 3:16 このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。

      
①キリストは、この教会の問題を知っておられる。生ぬるいこと。

      ②古代世界では、宴会や宗教行事の席上、熱い飲み物か冷たい飲み物が出された。

③生ぬるい飲み物は飲まなかった。

④キリストも、生ぬるい飲み物を口から吐き出す。

  *生ぬるい飲み物とは、ラオデキヤの教会の信徒たちである。

⑤この叱責は、この町の水供給の状況を背景としたものである。

  *数キロ北にあるヒエラポリスから地下水路を通って水が運ばれた。

  *ラオデキヤに着くころには、その水は生ぬるくなっていた。

  *ラオデキヤの水を飲んだ人は、思わず吐き出しそうになった。

  *一方、ヒエラポリスでは、温泉が湧いていた。

  *また、コロサイでは、冷水が泉から湧いていた。

⑥キリストは、冷たいか熱いかであって欲しいと言われた。

  *冷たいとは、信仰に無関心な状態である。

  *熱いとは、信仰熱心な状態である。

  *生ぬるいとは、この世と妥協し、キリストを心から締め出している状態で

ある。

*これは、信仰を告白しながら救われていない人と、救われてはいるが霊的

に成長していない人の両方を指すと考えられる。

    (3)17節


Rev 3:17
あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。

      
①霊的に生ぬるいという証拠が上げられている。

      ②物質的な豊かさに満足し、自らの霊的貧しさに気づいていない。

      ③彼らは、霊的に盲目である。

      ④キリストの厳しい評価に注目すべきである。

        *みじめで、哀れで、盲目で、裸の者である。

  4.奨励(18~19節)


Rev 3:18
わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現さないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。

Rev 3:19 わたしは、愛する者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって、悔い改めなさい。

    
(1)通常の金ではなく、火で精錬られた金をキリストから買う。

      ①この町は、金融業によって富を蓄積していた。

      ②火で精錬された金とは、神の義のことか、神に栄光を帰す信仰のことであろう。

      ③これは、彼らを真に豊かにするものである。

      ④これは買えるものではなく、信仰によって受け取るものである。

    (2)裸の恥を現さないために着る白い衣を買う。

      ①彼らは、美しい衣をまとっていた。

      ②ラオデキヤの産物として有名なのは、黒い羊毛で作った黒い上着である。

③しかし、その衣ではなく、白い衣を買うように命じられた。

      ④この衣は、霊的裸を隠すための義の衣の象徴である。

    (3)目に塗る目薬を買う。

      ①エスクラピアス神殿(ギリシア神話の名医)があった(ペルガモと同じ)。

      ②その神殿の中に、医学学校があった。

      ③そこでは、中近東でよく見られる眼病を直すための軟膏が売られていた。

      ④しかし、ラオデキヤの信徒たちが必要としていたのは、霊的洞察力である。

      ⑤それは、聖霊によって与えられるものである。

    (4)キリストの叱責は、愛に基づくものである。

      ①もし愛していないなら、キリストはこの教会を無視するはずである。

      ②それゆえ、信徒たちは熱心になって、悔い改める必要がある。

  5.約束(20~22節)

    (1)20節


Rev 3:20
見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところに入って、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。

      ①絵画的表現で、キリストの約束が語られている。

      ②これは、未信者への勧告ではなく、信者への勧告である。

        *適用として未信者に語るのは構わない。

      ③信者の責務

        *キリストを心の中から締め出していたという認識

        *キリストが外に立って戸をたたいておられるという認識

        *キリストの声に応答して戸を開くという行動

      ④キリストの約束

        *キリストは、その人の心に入ってくださる。

        *キリストは、その人と食事をしてくださる(親密な交流)。

    (2)21節


Rev 3:21
勝利を得る者を、わたしとともにわたしの座に着かせよう。それは、わたしが勝利を得て、わたしの父とともに父の御座に着いたのと同じである。

      
①勝利を得る者とは、キリストの招きに応答し、心にキリストを迎える者である。

      ②その人には、キリストとともに御座に着き、キリストの勝利に与ることが約束

される。

  *これは、千年王国での約束である。

    (3)22節

Rev 3:22 耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。」』」

      
①ここでも、約束の最後にこの勧告が語られる。

      ②これが、7つの手紙の最後の勧告である。

結論:

  1.ラオデキヤにある教会から学ぶ教訓

    (1)ラオデキヤとは、「人々が支配する」という意味である。

    (2)この教会は、「背信の教会」の型である。

    (3)年代的には、1900年から現代に至るまでの期間である。

      ①主イエスを締め出している教会

      ②終わりの時代の教会

③自由主義神学の教会

④エキュメニカル運動の教会

⑤生ぬるく、役に立たない教会

⑥建物や富を誇り、霊的貧しさに気づいていない教会

⑥この世の楽しみや成功に関心が向かい、キリストが締め出されている教会

    (4)黙3:20


Rev 3:20
見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところに入って、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。

      ①これは、教会全体ではなく、個人への呼びかけである。

      ②各人は「自分という家」の主人であり、内側からその家を守っている。

      ③戸を開くかどうかは、主人の決断にかかっている。

      ④「生ぬるい」とは、キリストが心の外におられる状態である。

        *まだ救われていない人状態

        *救われてはいるが、霊的に成長していない状態

        *どちらに属している人なのかを判断するのは容易ではない。

      ⑤キリストを心に迎える人が増えれば、教会全体に霊的覚醒(目覚め)が起こる。

      ⑥場合によっては、背教の教会を去って聖書的な教会に集う必要もあるだろう。

  2.7つの教会のまとめ

    (1)キリストから教会に宛てられた個人的手紙であり、最終的な勧告である。

    (2)紀元1世紀に存在していた7つの教会は、今日の教会の7つの型である。

    (3)7つの教会が抱えていた問題は、そのまま、今日の教会の問題でもある。

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