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メシアの生涯(179)—二階部屋での説教(2)—

  • 2015.11.23
  • ヨハネ14章:15〜31
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

助け主の約束について学ぶ。

「二階部屋での説教(2)」

ヨハ14:15~31

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①最後の晩餐が終わった。

    ②イエスの最後の長い説教が続く。ヨハネだけが記している。

      *ヨハ14章 二階部屋で語られた。

      *ヨハ15、16章 ゲツセマネの園に向かう途中で語られた。

    ③弟子たちを励ますために、約束と勧告が語られる。

    ④人類救済計画の時代区分(ディスペンセーション)が移行しつつある。

    (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §149 二階部屋での別離の説教

2.アウトライン

  (1)父なる神への唯一の道(ヨハ14:1~14)

    ①天の住まいの約束(1~4節)

    ②トマスの質問(5~7節)

    ③ピリポの質問(8~11節)

    ④祈りが聞かれるという約束(12~14節)

  (2)助け主の約束(ヨハ14:15~31)

    ①もうひとりの助け主の約束(15~17節)

    ②戻ってくるという約束(18~21節)

    ③ユダの質問(22~26節)

    ④平安の約束(27~31節)

  3.結論:

    (1)聖霊について

    (2)平安について

助け主の約束について学ぶ。

Ⅰ.もうひとりの助け主の約束(15~17節)

  1.15節

Joh 14:15 もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。

    (1)間もなくイエスは弟子たちの前から姿を消そうとしている。

      ①目に見えない人を、どうのように愛したらよいのか。

      ②愛する者が死んだ時、人々は涙を流すことによって愛を示す。

    (2)イエスの戒めを守ることが、イエスに対する愛を示すことである。

      ①クリスチャンは、イエスに対する従順によって愛を示す。

      ②イエスは、父なる神への従順によって手本を示された。

    (3)「わたしの戒め」

      ①福音書の中のイエスの教え

      ②それ以降の新約聖書の教え全体

      ③これを「キリストの律法」という。

      ④では、いかにして「キリストの律法」を全うすることができるのか。

  2.16節


Joh 14:16
わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。

    (1)父なる神は、イエスの願いを聞かれる。

      ①「お願いする」は「祈る」という意味である。

      ②「祈る」は、通常は「アイテオウ」という動詞である。

*下位の者が上位の者に対して願う際の動詞である。

      ③ここでは、「エロウタオウ」という動詞が使われている。

*同じ位の者が他者に願うという意味である。

(2)弟子たちに、助け主の約束が与えられる。

      ①「パラクレート」とは、助けるために「そばに呼ばれる者」のことである。

        *英語で「Comforter」である。

      ②「もうひとりの助け主」が与えられる。

        *イエス自身が「助け主」であるが、それとは別の「助け主」が与えられる。

        *ここでは、「アロス」(もうひとりの)が使われている。「同質」という意味。

*「ヘテロス」は「異質」。

      ③助け主は、いつまでも信者とともにおられる。

  3.17節


Joh 14:17
その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。

    (1)「もうひとりの助け主」は「真理の御霊」である。

      ①真理を教える。

      ②真理であるキリストに栄光を帰す。

    (2)世(不信者)は聖霊を受け入れることができない。

      ①不信者は、信じる前に見たいと願うからである。

      ②不信者は、聖霊の働きを理解できない。

      ③罪責感を覚えても、それが聖霊によるものだということを理解しない。

    (3)「あなたがた」と「世」が対比されている。

      ①彼らは、イエスの働きを通して、自分たちの奉仕を通して聖霊を体験してきた。

      ②聖霊は、彼らのそばに来て、寄り添っておられる(現在形、普遍的真理)。

      ③「あなたがたのうちにおられる」は未来形。「He shall be in you.」

      ④ペンテコステ以降、これが事実となる。

Ⅱ.戻ってくるという約束(18~21節)

  1.18~19節

Joh 14:18 わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。


Joh 14:19
いましばらくで世はもうわたしを見なくなります。しかし、あなたがたはわたしを見ます。わたしが生きるので、あなたがたも生きるからです。

    (1)イエスは弟子たちを見捨てない。

      ①悲劇が彼らを襲う前の励ましのことばである。

    (2)イエスは弟子たちのところに戻ってくる。

      ①復活か。

      ②ペンテコステの日の聖霊降臨か。

      ③携挙か。

    (3)これは、①か②であろう。

      ①弟子たちは、復活のイエスを見るようになる。

        *不信者は誰一人復活のイエスに会っていない。

      ②復活は、死後の復活の保証である。

      ③聖霊降臨は、イエスが天に昇り今も生きていることの証拠である。

        *これ以降、弟子たちは信仰によってイエスを見るようになる。

  2. 20節


Joh 14:20 その日には、わたしが父におり、あなたがたがわたしにおり、わたしがあなたがたにおることが、あなたがたにわかります。

    (1)「その日」とは、聖霊降臨の日である。

      ①聖霊降臨は、イエスは父のもとに帰ったことを示している。

    (2)イエスと信者の関係は神秘的である。

      ①信者は、イエスにあって命を得ている。

      ②信者の内には、イエスがおられる。

      ③聖霊の内住は、イエスが内におられることと同じである。

  3.21節


Joh 14:21
わたしの戒めを保ち、それを守る人は、わたしを愛する人です。わたしを愛する人はわたしの父に愛され、わたしもその人を愛し、わたし自身を彼に現します。」

    (1)神は全人類を愛しておられる。

      ①それと同時に、イエスを愛する人を特別な愛で愛される。

      ②イエスの戒めを守る人が、イエスを愛する人である。

      ③イエスに従順になればなるほど、イエスとの関係が深くなる。

Ⅲ.ユダの質問(22~26節)

  1.22節


Joh 14:22
イスカリオテでないユダがイエスに言った。「主よ。あなたは、私たちにはご自分を現そうとしながら、世には現そうとなさらないのは、どういうわけですか。」

    (1)イスカリオテでないユダ

      ①タダイ(マタ10:3、マコ3:18)

    (2)彼は、イエスが王として来られると考えていた。

      ①王である方は、世に姿を現さないのはおかしい。

  2.23~24節


Joh 14:23
イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。


Joh 14:24
わたしを愛さない人は、わたしのことばを守りません。あなたがたが聞いていることばは、わたしのものではなく、わたしを遣わした父のことばなのです。

    (1)イエスがご自身を現す相手は、イエスを愛する人だけである。

      ①イエスのことばを守ることが、イエスを愛することである。

      ②父とイエスは、その人とともに住むようになる。

    (2)不信者は、イエスを愛さない。

      ①イエスのことばを守らない。

      ②それゆえ、父もイエスも見ることができない。

    (3)イエスの時代の人々よりも、今も時代の私たちの方が恵まれている。

      ①啓示がフルに与えられている。

      ②聖霊の助けによって、それを理解し、実践できるようになっている。

      ③その結果、信仰の目によってイエスを見ることができるようになっている。

  3.25~26節

Joh 14:25 このことをわたしは、あなたがたといっしょにいる間に、あなたがたに話しました。


Joh 14:26
しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。

    (1)公生涯において、イエスは弟子たちに教えを与えた。

      ①これ以上のことは、弟子たちには理解できない。

    (2)十分な理解が可能になるための3つの条件

      ①イエスの十字架上での死

      ②イエスの復活

      ③聖霊降臨

        *聖霊は、イエスの名によって父がお遣わしになる。

        *聖霊は使徒たちを教え、イエスのことばを思い起こさせる。

        *このことばは、新約聖書の霊感の保証である。

Ⅳ.平安の約束(27~31節)

  1.27節


Joh 14:27
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。

    (1)新約時代の別れの言葉は、「シャローム」である。

      ①イエスは、弟子たちに「シャローム」を残している。

    (2)平安は、イエスが弟子たちに残す遺産である。

      ①この世が与える平安とは異なる。

  2.28節


Joh 14:28
『わたしは去って行き、また、あなたがたのところに来る』とわたしが言ったのを、あなたがたは聞きました。あなたがたは、もしわたしを愛しているなら、わたしが父のもとに行くことを喜ぶはずです。父はわたしよりも偉大な方だからです。

    (1)弟子たちの霊的状態は、まだ幼稚であった。

      ①成熟していたなら、イエスが去って父のもとに行くことを喜んだはずである。

      ②メシアは、辱めの段階から栄化の段階へ移行するからである。

    (2)「父はわたしよりも偉大な方だからです」

      ①エホバの証人は、この聖句を根拠にイエスを被造物と理解する。

      ②イエスは父なる神と同質である。

      ③イエスは受肉(辱め)を経験したが、父なる神はそうではない。

  3.29~31節


Joh 14:29 そして今わたしは、そのことの起こる前にあなたがたに話しました。それが起こったときに、あなたがたが信じるためです。


Joh 14:30 わたしは、もう、あなたがたに多くは話すまい。この世を支配する者が来るからです。彼はわたしに対して何もすることはできません。


Joh 14:31
しかしそのことは、わたしが父を愛しており、父の命じられたとおりに行っていることを世が知るためです。立ちなさい。さあ、ここから行くのです。

    (1)いまだに自己中心的な弟子たちに、あらかじめ情報が与えられた。

①実際にそうなったときに、彼らがイエスを信じるためである。

    (2)これ以上話す時間がない。

      ①この世を支配する者(サタン)がイエスに近づいている。

      ②しかし、サタンはイエスに対して何の権威を振うこともできない。

      ③イエスが十字架にかかるのは、父なる神への従順(愛)のゆえである。

    (3)「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」

      ①これで、二階部屋での説教は終わった。

      ②これ以降は、ゲツセマネの園に向かう途中の教えとなる。

結論:

  はじめに

    (1)ディスペンセーションの移行

      ①律法の時代から恵みの時代への移行期

      ②律法の時代がフェイドアウトし、恵みの時代がフェイドインしている。

      ③ペンテコステの日以降、聖霊の働きは新しい段階に入る。

  1.クリスチャンと聖霊

    (1)聖霊は、「もうひとりの助け主」である。

      ①聖霊が、肉体を持ったイエスに取って代わる。

      ②聖霊が、信者と父なる神とつなぐ役割を果たす。

    (2)聖霊は、「真理の御霊」である。

      ①使徒たちに真理を教え、イエスの教えを思い出させる。

      ②これは、使徒たちだけに与えられた祝福である。

    (3)聖霊は、信者の内に住まわれる。

      ①旧約時代、聖霊は必要に応じて信者の上に注がれた。

      ②しかし、信者の内にいつまでも留まることはなかった。

      ③詩51:11は、恵みの時代の信者には適用されない。

Psa 51:11 私をあなたの御前から、投げ捨てず、/あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。

      ④恵みの時代、聖霊は信者の内に住まわれる。

      ⑤聖霊が内に住むことと、イエスが内に住むことは同じである。

      ⑥不信者は聖霊を知らないが、信者は知っている。

    (4)聖霊が取り去られることはないが、その働きが制限されることはある。

      ①聖霊を悲しませることは可能である(エペ4:30)。

      ②聖霊を消すことは可能である(1テサ5:19)。

      

  2.クリスチャンと平安(イエスがご自身の死を通して信者に与えた遺産)

    (1)ロマ5:1


Rom 5:1 ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。

      ①隣人との平和な関係を保持している人は、人生の成功者である。

      ②神との平和を持っている人は、究極的な成功者である。

    (2)ピリ4:6~7


Php 4:6 何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。


Php 4:7 そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。

      ①祈りを通しての神との関係を保持する。

      ②神の平安が、私たちの心と思いを守ってくれる(キリストにあって)。

    (3)ヘブ2:14~15


Heb 2:14
そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、

Heb 2:15 一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした。

      ①死の恐怖からの解放

      ②将来の不安からの解放

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