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メシアの生涯(178)—二階部屋での説教(1)—

  • 2015.11.16
  • ヨハネ14章:1〜14
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

父なる神への唯一の道について学ぶ。

「二階部屋での説教(1)」

ヨハ14:1~14

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①最後の晩餐が終わった。

    ②イエスの最後の長い説教が続く。ヨハネだけが記している。

      *ヨハ14章 二階部屋で語られた。

      *ヨハ15、16章 ゲツセマネの園に向かう途中で語られた。

    ③弟子たちを励ますために、約束と勧告が語られる。

      *弟子たちの質問に注目すべきである。

      *この時点での彼らの理解度が明らかになる。

    ④人類救済計画の時代区分(ディスペンセーション)が移行しつつある。

    (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §149 二階部屋での別離の説教

2.アウトライン

  (1)父なる神への唯一の道(ヨハ14:1~14)

    ①天の住まいの約束(1~4節)

    ②トマスの質問(5~7節)

    ③ピリポの質問(8~11節)

    ④祈りが聞かれるという約束(12~14節)

  (2)助け主の約束(ヨハ14:15~31)

    ①もうひとりの助け主の約束(15~17節)

    ②戻ってくるという約束(18~21節)

    ③ユダの質問(22~26節)

    ④平安の約束(27~31節)

  3.結論:二階部屋での説教の意義

    (1)メシアの働きの移行

    (2)律法の時代から恵みの時代への移行

父なる神への唯一の道について学ぶ。

Ⅰ.天の住まいの約束(1~4節)

  
1.1節

Joh 14:1 「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。

    (1)弟子たちは、6つの理由で心を騒がしていた。

      ①イエスは、彼らから去って行くと言われた。

      ②イエスは、自分は死のうとしていると言われた。

      ③イエスは、弟子の中のひとりが自分を裏切ろうとしていると言われた。

      ④イエスは、ペテロがイエスを3度拒むと言われた。

      ⑤イエスは、サタンが弟子たちを試みることを許されたと言われた。

      ⑥イエスは、弟子たち全員が自分を捨てて逃げると言われた。

    (2)「あなたがたは心を騒がしてはなりません」

      ①これは、勧告である。

      ②信者は、自分の心の状態を管理する責任がある。

      ③箴4:23

Pro 4:23 力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。/いのちの泉はこれからわく。

    (3)「神を信じ、またわたしを信じなさい」

      ①神を見ていないが、信じている。

      ②そのように、わたしを見なくなるが信じなさい。

      ③イエスは、父なる神と自分を同列に置いている。

      ④心の動揺を鎮める最善の方法は、「神への信頼」である。

  2.2~3節


Joh 14:2
わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。


Joh 14:3
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。

    (1)「父の家」とは、天のことである。

      ①そこには、多くの住まいがある。

      ②単なる気休めではない。もしそうなら、言っておいたはずである。

    (2)イエスは、場所備えるために去って行く。

      ①その場所に関する情報は、少ない。

      ②贖われた人はすべて、天に住まいを持つようになる。

        *天にある新しいエルサレムである。

    (3)準備ができたら、また戻ってくる。

      ①これは、再臨の約束ではなく、携挙の約束である。

②救いに予定された人たちがすべて教会に加えられた時に、携挙が起こる。

      ③携挙の目的は、イエスとともにおらせるためである。

      ④使徒たちだけでなく、教会時代の聖徒たち全員に与えられた約束である。

        *1テサ4:13~18

        *キリストにあって死んだ者は復活する。

        *生きている聖徒たちは、栄光の体に変えられて天に上げられる。

  3.4節

Joh 14:4 わたしの行く道はあなたがたも知っています。」

    (1)イエスは、公生涯の期間を通して、その道を教えて来られた。

      ①イエスは、苦難を通して父なる神のもとに行こうとしている。

      ②弟子たちは、イエスを通してそこに行くことができる。

Ⅱ.トマスの質問(5~7節)

  
1.5節


Joh 14:5 トマスはイエスに言った。「主よ。どこへいらっしゃるのか、私たちにはわかりません。どうして、その道が私たちにわかりましょう。」

    (1)トマスはイエスのことばの意味が理解できなかった。

      ①生徒はラビに質問をして、ラビのことばの意味を確認した。

      ②イエスが地上のどこかに行こうとしていると誤解したのかもしれない。

    (2)トマスの言葉は、11人の当惑を代弁したものである。

      ①この当惑は、十字架の死、復活、聖霊降臨の時まで続く。

      ②彼らには十分な情報が与えられていたが、それを統合する力がなかった。

  2.6~7節


Joh 14:6
イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。


Joh 14:7
あなたがたは、もしわたしを知っていたなら、父をも知っていたはずです。しかし、今や、あなたがたは父を知っており、また、すでに父を見たのです。」

    (1)「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」

      ①イエスの7つの神性宣言の第6番目

      ②イエスは、真理といのちが、受肉したお方である。

      ③それゆえ、イエスを通して、真理であり、いのちである父のもとに行くことが

できる。

    
(2)「わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」

      ①救いの道は、唯一である。

      ②救いは、イエスというお方の中にある。

      ③他の道はすべて排除される。

        *律法主義

        *儀式主義

        *宗教的多元主義

      ④人は、恵みにより、信仰によって救われる。

    (3)イエスと父との神秘的つながり

      ①イエスの本質を理解したなら、父を見たことになる。

      ②イエスは、父を啓示された。

      ③「今は」よりも、「今からは」が正確な訳である。

        *復活によりイエスが神のことであることが明らかになる。

        *イエスを知ったなら、父を知ったことになる。

Ⅲ.ピリポの質問(8~11節)

  
1.8節

Joh 14:8 ピリポはイエスに言った。「主よ。私たちに父を見せてください。そうすれば満足します。」

    (1)ピリポは、超自然的な父の顕現を期待した。

      ①あるいは、シャカイナグローリーの現れを期待した。

      ②彼は、イエスの教えと業が父なる神の啓示であることを理解していない。

    (2)神を見たいというのは、人類の普遍的欲求である。

      ①この欲求が間違った方向に進むと、偶像礼拝につながる。

  2.9~11節


Joh 14:9
イエスは彼に言われた。「ピリポ。こんなに長い間あなたがたといっしょにいるのに、あなたはわたしを知らなかったのですか。わたしを見た者は、父を見たのです。どうしてあなたは、『私たちに父を見せてください』と言うのですか。


Joh 14:10
わたしが父におり、父がわたしにおられることを、あなたは信じないのですか。わたしがあなたがたに言うことばは、わたしが自分から話しているのではありません。わたしのうちにおられる父が、ご自分のわざをしておられるのです。


Joh 14:11 わたしが父におり、父がわたしにおられるとわたしが言うのを信じなさい。さもなければ、わざによって信じなさい。

    (1)イエスは、神の顕現は不要だとピリポを諭す。

      ①ピリポは長期間イエスといっしょにいたが、イエスの本質が見えていなかった。

      ②イエスを見た者は、父を見たのである。

    (2)イエスと父の神秘的つながりを示す証拠

      ①イエスの人格(イエスは父におり、父はイエスにいる)

      ②イエスのことば(イエスが語ることばは、父のことばである)

      ③イエスの業(イエスが行う業は、父が行っている業である)

Ⅳ.祈りが聞かれるという約束(12~14節)

  
1.12節


Joh 14:12
まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行うわざを行い、またそれよりもさらに大きなわざを行います。わたしが父のもとに行くからです。

    (1)使徒たちは大きな業を行うようになる。

      ①質的な意味ではない。

*イエスが行ったよりも奇跡の度合いが高いということではない。

      ②量的な意味である。

        *ペテロのメッセージで、3,000人が救われた。

        *教会の誕生や世界宣教

    (2)これが可能になるのは、イエスが昇天し聖霊を送るからである。

  2.13~14節


Joh 14:13
またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。

Joh 14:14 あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。

    
(1)祈りの方法が新しい形に変化した。

      ①旧約時代には、祈りは仲介者なしに、直接神に向けられた。

      ②教会時代には、イエスを通して父なる神に祈る。

      ③イエスは、私たちの大祭司である。

    (2)「わたしの名によって」とは、呪文のようなものではない。

      ①キリストの代理人として祈り、行動することである。

      ②つまり、神の御心の沿った祈りのことである。

      ③そのような祈りは、聞かれる。

      ④キリストの名によって祈るためには、聖書研究が必要である。

結論:二階部屋での説教の意義

  1.メシアの働きの移行

    (1)メシアの働きには3つのものがある。

      ①預言者、②祭司、③王

    (2)イエスは、預言者の働きを終えて、祭司としての働きを開始しておられる。

      ①イエスの祭司としての働きは、今も続いている。

      ②再臨の時に、王としての働きが始まる。

  2.律法の時代から恵みの時代への移行

    (1)律法の時代

      ①イエスが十字架上で死なれた時に終わった。

      ②イエスは、律法の要求をすべて満たされた。

    (2)恵みの時代

      ①聖霊降臨により始まった。

      ②教会の誕生と聖霊の内住

    (3)二階部屋での説教は、移行期に語られた。

      ①律法の時代が消え去って行く。

      ②恵みの時代が近づいてくる。

        *使徒たちへの励ましは、恵みの時代を前提としたものである。

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