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メシアの生涯(176)—過越の食事(4)—

  • 2015.11.02
  • ヨハネ13章:21〜30、マタイ26章:27〜29
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

過越の食事の中に隠されたキリストを発見する。

「過越の食事について」の動画をYou Tubeにアップロードしました。
You Tubeのリンク先です。

「過越の食事(4)」

ヨハ13:21~30、マタ26:27~29

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①木曜日に、ペテロとヨハネは過越の食事の準備をした。

    ②日没後(金曜日)、過越の食事が始まった。

    (2)過越の食事の手順(ロバートソンの順番とは異なる)

      ①食前のことば

②第一の杯

      ③洗足とユダの裏切りの予告(1)

      ④カルパス(野菜)とユダの裏切りの予告(2)

      ⑤2枚目の種なしパン(マッツァ)

      ⑥ハロセットとユダの裏切りの予告(3)

      ⑦第三の杯

      ⑧偉大さに関する教え

      ⑨ペテロの拒否の予告

      ⑩ハレル(賛美)

  (3)A.T.ロバートソンの調和表

    §146bと148c 

2.アウトライン

(1)ハロセットとユダの裏切りの予告(3)(ヨハ13:21~30)

    (2)第三の杯(マタ26:27~29)

  3.結論:

    (1)ヨハ13:30の意味

    (2)「契約の血」の意味

(3)新しい契約の意味

    (4)聖餐式の意味

過越の食事の中に隠されたキリストを発見する。

Ⅵ.ハロセットとユダの裏切りの予告(3)(ヨハ13:21~30)

  
1.テーブルの上に用意された食事(出エジプトを記念する食物)

    (1)小羊のロースト

    (2)種なしパン(マッツァ)

    (3)カルパス(野菜。パセリやレタス)

    (4)ハロセット

①(リンゴ、ナッツ、蜂蜜、シナモン、レモンジュース、ワイン)

②レンガを作る粘土の色をしている。

    (5)マロール(苦菜。西洋わさび)

      ①奴隷時代に流した涙を思い起こす。

    (6)ハロセットの食べ方

      ①主人が客全員にハロセットを配る。

      ②マッツァの小片でハロセットを鉢から取り出す。

      ③ハロセットの上にマロールを少量乗せる。

      ④別のマッツァの小片をその上に乗せ、サンドイッチ状のものを作る。

      ⑤それを、それぞれの客に配る。

  2.21~22節


Joh 13:21
イエスは、これらのことを話されたとき、霊の激動を感じ、あかしして言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ります。」

Joh 13:22 弟子たちは、だれのことを言われたのか、わからずに当惑して、互いに顔を見合わせていた。

    
(1)ヨハネの福音書は、イエスが「神の子」であることを強調している。

      ①イエスは神である。

      ②イエスはユダの裏切りを知っておられた。

      ③それでも、人としてのイエスの心は、大きく動揺した。

    (2)「あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ります」

      ①これは、ユダの裏切りの3度目の予告である。

②これは、ユダに与えた最後の悔い改めの機会である。

      ③ユダは、それに応答しなかった。

    (3)弟子たちは当惑した。

      ①ユダが裏切り者だとは誰も考えなかった。

      ②ユダは巧妙に、自分の本音を隠していた。

  
3.23~24節

Joh 13:23 弟子のひとりで、イエスが愛しておられた者が、イエスの右側で席に着いていた。

Joh 13:24 そこで、シモン・ペテロが彼に合図をして言った。「だれのことを言っておられるのか、知らせなさい。」

    
(1)イエスと弟子たちの位置関係

      ①「イエスが愛しておられた者」とは、ヨハネのことである。

②右端からヨハネ、イエス、ユダ、…最後にペテロ。

      ③ヨハネが1番目の上席、ユダが2番目の上席に着いていた。

    (2)ペテロは、イエスに聞くようにと、ヨハネに合図を送った。

      ①この時弟子たちは、二振りの剣を用意していた。

      ②恐らくペテロは、裏切り者を追放しようとしたのであろう。

  
4.25~27節

Joh 13:25 その弟子は、イエスの右側で席に着いたまま、イエスに言った。「主よ。それはだれですか。」


Joh 13:26
イエスは答えられた。「それはわたしがパン切れを浸して与える者です。」それからイエスは、パン切れを浸し、取って、イスカリオテ・シモンの子ユダにお与えになった。


Joh 13:27
彼がパン切れを受けると、そのとき、サタンが彼に入った。そこで、イエスは彼に言われた。「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」

    
(1)ヨハネはイエスに質問した。

      ①これは、密かな質問である。

    (2)イエスもまた密かに答えたことであろう。

      ①わたしがハロセットを与える者である。

      ②イエスは、友情のしるしとしてユダにハロセットを与えた。

      ③この行為が裏切り者を特定するものとなった。

    (3)「そのとき、サタンが彼に入った」

      ①聖書の中で最も恐ろしい言葉である。

      ②ユダは、完全にサタンの手先となった。

    (4)「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい」

      ①すべての状況を支配しているのは、サタンではなくイエスである。

      ②「なんぢが爲すことを速かに爲(な)せ」(文語訳)

      ③「do quickly」(KJV、ASV)

      ④「あなたがしようとしていることを、もっと早くしなさい」の意。

      ⑤ユダヤ人の指導者たちは、イエスの逮捕を過越の祭り以降に予定していた。

      ⑥しかし、神の小羊イエスは、過越の祭りの間に死ぬ必要があった。

  
5.28~29節

Joh 13:28 席に着いている者で、イエスが何のためにユダにそう言われたのか知っている者は、だれもなかった。


Joh 13:29
ユダが金入れを持っていたので、イエスが彼に、「祭りのために入用の物を買え」と言われたのだとか、または、貧しい人々に何か施しをするように言われたのだとか思った者も中にはいた。

    
(1)ヨハネによる回顧

      ①弟子たちは、ユダが裏切り者であることに気づいていなかった。

      ②ヨハネ自身も、気付いていなかった。

    (2)「あなたがしようとしていること」という言葉の誤解があった。

      ①祭りのために入用の物を買う。

      ②貧しい人々への慈善を行う。

      ③仲間は欺けても、イエスを欺くことはできない。

  
6.30節

Joh 13:30 ユダは、パン切れを受けるとすぐ、外に出て行った。すでに夜であった。

    
(1)ユダが出て行ったタイミング

      ①食事の途中である。

      ②第3の杯を飲む前である。

      ③時は夜であった。ヨハネの福音書では、特別な意味がある。

Ⅶ.第3の杯(マタ26:27~29)

  
1.27~28節

Mat 26:27 また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。「みな、この杯から飲みなさい。

Mat 26:28 これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。

    (1)過越の食事の4つの杯

      ①感謝の杯(祝福の杯)

      ②裁きの杯

      ③贖いの杯

      ④賛美の杯

    (2)①と②は食事の前に、③と④は食事の後に飲んだ。

      ①これは、第3の杯である。

      ②ルカ22:20

Luk 22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。

      ③贖いの杯は、過越の子羊の流された血を象徴している。

      ④この杯は、神の小羊イエスの血を象徴するものとなる。

    (3)「契約の血」

      ①イエスの血潮は、新しい契約のしるしである。

      ②ぶどう酒は、イエスの血潮の象徴である。

      ③イエスの血潮は、罪の赦しのために流されるものである。

  2.29節


Mat 26:29
ただ、言っておきます。わたしの父の御国で、あなたがたと新しく飲むその日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」

    
(1)父の御国

      ①メシア的王国のことである。

      ②これは、メシア的王国が設立される前の最後の過越の食事である。

結論:

  1.ヨハ13:30の意味

  「ユダは、パン切れを受けるとすぐ、外に出て行った。すでに夜であった」(ヨハ13:30)

    (1)「夜」の象徴的意味

①他の福音書であれば「夜」というのは単なる時間の情報である。

②ヨハネの福音書には、「光と闇の葛藤」というサブテーマがある。

    (2)ヨハ3:18~19

    「御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかった

ので、すでにさばかれている。そのさばきというのは、こうである。光が世に来てい

るのに、人々は光よりもやみを愛した。その行いが悪かったからである」

    (3)ヨハ8:12

    「イエスはまた彼らに語って言われた。『わたしは、世の光です。わたしに従う者は、

決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです』」

(4)ヨハ1:5、12:35、12:46参照

(5)ユダは、光を拒否してやみの中を歩むことに決めた。

  2.「契約の血」の意味

    (1)「これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるも

のです」(マタ26:28)

      ①異邦人には理解しがたい言葉である。

      ②イエスは、旧約聖書に出て来る血の契約を前提にこの言葉を語っている。

      ③血の契約は、最も厳粛な契約である。

    (2)アブラハム契約は血の契約である。

    「さて、日は沈み、暗やみになったとき、そのとき、煙の立つかまどと、燃えている

たいまつが、あの切り裂かれたものの間を通り過ぎた」(創15:17)

(3)シナイ契約は血の契約である。

「そこで、モーセはその血を取って、民に注ぎかけ、そして言った。『見よ。これは、

これらすべてのことばに関して、【主】があなたがたと結ばれる契約の血である』」(出

24:8)

  3.新しい契約の意味

    (1)イエスの血潮が流されたことによって結ばれた最も厳粛な契約である。

    (2)イエスの血潮は新しい契約のしるしとなった。

    (3)エレミヤが預言していた契約である。

      ①エレ31:31~37

      ②心にキリストの律法が書き記される契約である。

      ③聖霊の内住が成就する契約である。

  4.聖餐式の意味

    (1)パンは、アフィコーメンの儀式で用いられる真ん中のマッツァである。

    (2)ぶどう酒は、第3の杯(贖いの杯)である。

    (3)過越の祭りが予表していたことはすべてイエス・キリストにあって成就したこ

とを記念し、また宣言しているのである。

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