メシアの生涯(169)—オリーブ山での説教(5)—

  • 2015.09.14
  • マタイ24章:29〜42
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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オリーブ山での説教を通して、終末論について学ぶ。

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「オリーブ山での説教(5)」

マコ13:1~37、マタ24、25、ルカ21:5~36

(朗読箇所 マタ24:29~42)

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①イエスはオリーブ山に座り、弟子たちに「オリーブ山での説教」を語る。

②福音書の中で終末論がまとまって取り上げられている箇所である。

③エルサレムの崩壊、大患難時代、携挙、再臨、メシア的王国(千年王国)

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §139 イエスはオリーブ山に座り、終末的出来事に関して弟子たちに教える。

マコ13:1~37、マタ24、25、ルカ21:5~36

    (3)弟子たちの質問

      ①「いつ、そのようなことが起こるのでしょうか」

        *エルサレム崩壊のしるしは何か。

      ②「あなたが来られる時には、どんな前兆があるのでしょうか」

  *再臨のしるしは何か。

③「世の終わりには、どんな前兆があるのでしょうか」

  *世の終わりのしるしは何か。

    (4)イエスの回答は、③、①、②の順番である。

      ①今私たちは、②の「再臨のしるし」について学んでいる。

        *マタ24:9~28で、大患難時代について2回に分けて学んだ。

      ②今回はその続きで、再臨、イスラエルの回復、携挙などについて学ぶ。

2.アウトライン

  (1)再臨のしるし(29~30節)

  (2)イスラエルの回復(31節)

  (3)いちじくの木のたとえ(32~35節)

  (4)携挙(36~42節)

  3.結論:これまでの復習

    (1)終末論の流れ

    (2)大患難時代を逃れる道

オリーブ山での説教を通して、終末論について学ぶ。

Ⅴ.回答③:再臨のしるし

  1.再臨のしるし(29~30節)

    (1)29節


Mat 24:29 だが、これらの日の苦難に続いてすぐに、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。

      ①大患難時代の最後に起こることが預言されている。

②再臨のしるしは、天体の異変である。

      ③太陽、月、星は光を放たなくなる。

        *「星は天から落ち」は、星が光を放たなくなるという意味であろう。

      ④これらの言葉は、字義通りに解釈すべきである。

        *イエスが十字架にかかった時に、全地は暗くなった。

      ⑤ヨエ2:30~31

Joe 2:30 わたしは天と地に、不思議なしるしを現す。/血と火と煙の柱である。

Joe 2:31 【主】の大いなる恐るべき日が来る前に、/太陽はやみとなり、月は血に変わる。

      ⑥海が荒れるので、人々は恐怖に襲われる(ルカ21:25~26)。

    (2)30節


Mat 24:30
そのとき、人の子のしるしが天に現れます。すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見るのです。

      ①「人の子のしるし」とは、シャカイナグローリーである。

      ②シャカイナグローリーが暗闇をかき消す。

      ③初臨の際にもシャカイナグローリーが輝いた。

        *再臨のしるしとなるシャカイナグローリーの方が、規模が大きい。

      ④地上のすべての国民が、メシアの再臨を目撃する。

        *未信者にとっては、悲しみの時となる。

      ⑤ダニ7:13

Dan 7:13 私がまた、夜の幻を見ていると、/見よ、人の子のような方が天の雲に乗って来られ、/年を経た方のもとに進み、その前に導かれた。

  2.イスラエルの回復(31節)


Mat 24:31
人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。

      ①イスラエルは約束の地に集められる。

      ②イスラエルの回復に関する旧約聖書の預言を1節にまとめたもの。

      ③イザ27:12~13

Isa 27:12
その日、/【主】はユーフラテス川からエジプト川までの/穀物の穂を打ち落とされる。/イスラエルの子らよ。/あなたがたは、ひとりひとり拾い上げられる。

Isa 27:13
その日、大きな角笛が鳴り渡り、/アッシリヤの地に失われていた者や、/エジプトの地に散らされていた者たちが来て、/エルサレムの聖なる山で、【主】を礼拝する。

        *角笛(ラッパ)が鳴り渡る。

      ④マコ13:27

Mar 13:27 そのとき、人の子は、御使いたちを送り、地の果てから天の果てまで、四方からその選びの民を集めます。

        *「地の果て」から集められてくるのは、大患難時代を生き延びたユダヤ人。

          ・彼らは、大患難時代の間に迫害のために世界各地に散らされている。

        *「天の果て」から集められてくるのは、旧約時代の聖徒たち。

        *生きているユダヤ人と復活したユダヤ人が、ともにメシア的王国に住む。

  3.いちじくの木のたとえ(32~35節)

    (1)32~33節


Mat 24:32 いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。


Mat 24:33 そのように、これらのことのすべてを見たら、あなたがたは、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。

      ①いちじくの木は、この文脈ではイスラエルのことではない。

        *「いちじくの木や、すべての木を見なさい」(ルカ21:29)

        *葉が出て来ると、夏が近いことが分かる。

      ②「これらのことのすべてを見たら」とは、マタ24:4~28の内容である。

        *つまり、大患難時代のことである。

        *この預言はまだ成就していない。

      ③ユダヤ人たちにとって重要なのは、「荒らす憎むべき者」の出現である。

      ④それから再臨までは3年半である。

    (2)34~35節


Mat 24:34 まことに、あなたがたに告げます。これらのことが全部起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。

Mat 24:35 この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。

      ①イエスのこのことばは、イエスと同時代のユダヤ人に対するものではない。

        *彼らは不信仰な世代であり、御国は彼らから取り去られた(マタ21:43)。

        *彼らもまた神の裁きを経験する。

      ②イエスのことばは、大患難時代を通過するユダヤ人への励ましである。

        *大患難時代の後半は3年半であることが分かるので、忍耐できる。

      ③イエスのことばは、信用できる。

  4.携挙(36~42節)

   (1)36節


Mat 24:36 ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます。

      ①「ただし」(but, however)は、ギリシア語で「peri de」である。

      ②これは、話題を変える時の言葉である。

      ③パウロは、コリント人への手紙第一でこれを多用している。

        *「さて、〇〇についてですが」

      ④この聖句から、別のテーマに移行している。携挙というテーマである。

      ⑤携挙が大患難時代の後に起こるということではない。

        *イエスは、出来事を時間順に教えているわけではない。

      ⑥携挙の時は、誰も知らない。

      ⑦再臨の時は、分かる。

        *反キリストとイスラエルが契約を結んでから7年後

        *「「荒らす憎むべき者」が現れてから3年半後

(2)37~39節

Mat 24:37 人の子が来るのは、ちょうど、ノアの日のようだからです。


Mat 24:38 洪水前の日々は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は、飲んだり、食べたり、めとったり、とついだりしていました。


Mat 24:39 そして、洪水が来てすべての物をさらってしまうまで、彼らはわからなかったのです。人の子が来るのも、そのとおりです。

      ①携挙は突然起こる。

      ②ノアの洪水が来る直前の状況が例に上げられる。

        *人々は、なんの疑いもなく日常生活を送っていた。

      ③携挙も、人々がなんの疑いもなく日常生活を送っている時にやって来る。

      ④メシアの再臨は、大患難時代の後にやって来る。これが大きな違いである。

  (3)40~42節

Mat 24:40 そのとき、畑にふたりいると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。

Mat 24:41 ふたりの女が臼をひいていると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。

Mat 24:42 だから、目をさましていなさい。あなたがたは、自分の主がいつ来られるか、知らないからです。

    ①信者と未信者が分離される。

    ②信者は天に上げられ、未信者は地上に残される。

    ③地上に残された者は、大患難時代を通過する。

    ④「目をさましていなさい」とは、教会時代の信者に対する勧めである。

結論:

1.終末論の流れ

(1)エルサレムの崩壊

(2)世の終わりのしるし

      ①世界戦争、飢饉、地震

      ②「そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです」

    (3)携挙

    (4)大患難時代

      ①前半の3年半

      ②後半の3年半

    (5)再臨

      ①直前に天変地異が起こる。

      ②メシアはシャカイナグローリーとともに来られる。

      ③イスラエルは約束の地に回復される。

    (6)千年王国

  2.大患難時代を逃れる道

(1)ルカ21:35~36

Luk 21:35 その日は、全地の表に住むすべての人に臨むからです。


Luk 21:36
しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」

    (2)「その日」とは、大患難時代のことである。

      ①地上のすべての人がそれを経験する。

      ②不信仰に対する裁きである。

    (3)しかし、大患難時代を逃れることは可能である。

      ①救いを得たものは、人の子の前に立つことができる。

      ②救いは、信仰と恵みによって与えられる。

      ③信仰の内容は、「福音の三要素」である。

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