Q410 サタンがユダに入ったとはどういう意味ですか。

  • 2024.08.29
  • スピーカー 中川健一
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410 サタンがユダに入ったとは

Q:ヨハ13:27に、「そのとき、サタンが彼に入った」とあります。これはどういう意味ですか。

A:はじめに

 サタンとは悪魔のことです。サタンは、人間を全面的に支配することができます。サタンがユダを支配するために用いたステップを、3つ申し上げます。

1番目に、サタンはユダの心に「思い」を入れました。

(1)それは、イエスを裏切ろうという思いです(ヨハ13:2)。

(2)この段階では、まだ単なる思いですから、ユダはそれを拒否することができました。

(3)イエスはユダの心の中をご存じでしたが、彼の足を洗い、食事を与えました。

2番目に、ユダはその「思い」と戯れました。

(1)彼は、イエスを裏切ろうという思いを捨てませんでした。

(2)食事中に、イエスはこう言われました。

「あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ります」 (マタ26:21)

(3)弟子たちは、こう言いました。

「主よ、まさか私ではないでしょう」(マタ26:22)

(4)ユダだけは、「主」ということばを使いませんでした。

「先生(ラビ)、まさか私ではないでしょう」(マタ26:25)

3番目に、サタンはユダの心に入りました。

(1)ユダには、サタンに心を開いたという道徳的責任があります。

(2)サタンは、ユダを完全に自分の支配下に置きました。

(3)ここにはいくつかの教訓があります。

  ①サタンは、同意なしには、人を支配することができない。

  ②サタンは、徐々に支配力を強めてくる。

  ③最も暗い時でも、神の計画は進んでいる。

(4)イエスはユダに言われました。

「あなたがしようとしていることを、すぐしなさい」(ヨハ13:27)

  ①十字架の時が来ました。

 サタンの支配は、徐々に強まってきます。

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