Q408 人間の理性を越えた教理とは。

  • 2024.08.15
  • スピーカー 中川健一
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408 神学編 人間の理性を越えた教理

Q:聖書には、矛盾だと思われる教理がいくつかあります。人間の理性を越えた教理にどう向き合えばよいですか。

A:はじめに

 このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、三位一体の教理があります。

(1)「神は唯一であり、3つの位格において存在しておられる」

(2)3つの位格とは、父なる神、子なる神、聖霊なる神のことです。

(3)この教理は、1=3と教えているのであり、人間の理性では理解できないものです。

(4)相反する内容が、ともに明白に教えられているなら、両方とも受け入れる必要があ

ります。

(5)これは、人間の有限性を認めることでもあります。

(6)将来、新しい啓示が与えられたなら、理解できるようになります。

2番目に、キリストの2性があります。

(1)キリストは人であり、神であります。

(2)2つの性質は、混ざることなく、調和をもってキリストのうちに存在しています。

(3)それゆえ、キリストは100%人であり、100%神であると言えます。

(4)この教理を受け入れる方法は、三位一体の場合と同じです。

3番目に、神の主権と人間の自由意志の関係があります。

(1)神は、主権をもって歴史を導いておられます。

(2)神は、救われる人をあらかじめ選んでおられます。

(3)と同時に、人間は、信仰によって神に応答するように命じられています。

(4)この教理を受け入れる方法は、三位一体の場合と同じです。

2つの相反する教理が教えられているなら、両方とも受け入れる必要があります。

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