Q407 新約時代の埋葬法について。

  • 2024.08.08
  • スピーカー 中川健一
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407 新約時代の埋葬法

Q:新約時代のユダヤ人の埋葬法について、教えてください。

A:はじめに

 紀元1世紀頃におけるユダヤ人の埋葬法に関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、死者は速やかに埋葬されました。

(1)通常は、死亡後24時間以内に埋葬されました。

(2)暑い気候の下で24時間以上遺体を放置すると、衛生的な問題が生じます。

  ①魂は3日間死体の周りにとどまっているという教えがありましたが、埋葬を遅らせ

たわけではありません。

(3)申命記21章22~23節は、処刑された者の遺体について言及しています。

  ①「その日のうちに」「夜を越してはならない」

2番目に、埋葬は2段階で行われました。

(1)一次埋葬

  ①遺体は洗浄され、香料や香油を塗布されました。

  ②その後、リネンの布(亜麻布)で包まれ、墓の中に入れられました。

  ③イエスの埋葬も同じ方法で行われました。

(2)二次埋葬

  ①約1年後、遺体が自然に分解した後、骨が集められました。

  ②遺骨は、石製の骨壷に収められました。

3番目に、墓の種類はさまざまでした。

(1)富裕な人々は、岩をくり抜いた墓(横穴式の墓)を使用しました。

  ①家族全員の埋葬を可能にするスペースが確保されました。

  ②墓の入り口は、石の扉で封じられました。

  ③イエスは、アリマタヤのヨセフの墓に収められました。

(2)一般の人々は地上に掘られた簡易な墓を用意しました。

  ①この場合は、単なる土葬です。

(3)ローマ人の埋葬慣習には、火葬と土葬がありました。

  ①遺体は火葬された後、灰と骨が壺に収められ、墓に安置されました。

(4)ユダヤ人には火葬の習慣はありません。

  ①身体の神性さを守るため

  ②復活信仰があったため

 新約時代のユダヤ人の埋葬法は、2段階の埋葬でした。

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