私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
コリント人への手紙第二(3)計画延期に関する弁明―厳しい手紙の結果―2:5~17
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厳しい手紙の結果について学ぶ。
コリント人への手紙第二 3回
計画延期に関する弁明―厳しい手紙の結果―
2 :5~17
はじめに
1.文脈の確認
(1)イントロダクション(1:1~11)
(2)パウロを疑う者たちへの回答(1:12~7:16)
①計画変更についての弁明(1:12~2:17)
*計画変更の理由(1:12~2:4)
*厳しい手紙の結果(2:5~17)
②奉仕の本質の解説(3:1~6:10)
③信頼回復の訴え(6:11~7:16)
2.注目すべき点
(1)パウロは、厳しい手紙を書いた後の自分の気持ちを吐露する。
(2)パウロの牧会者として配慮が、随所に見られる。
①罪を犯した者の名前を伏せている。
②処罰の目的は、信仰の回復であることを知っている。
③悔い改めた人の心情をよく理解している。
3.アウトライン:厳しい手紙の結果
(1)処罰された人の扱い(5~11節)
(2)計画変更後の旅(12~13節)
(3)キリストにある勝利(14~17節)
4.結論:信頼できる奉仕者の4つの特徴(2:17)
厳しい手紙の結果について学ぶ。
Ⅰ.処罰された人の扱い(5~11節)
1.5節
2Co 2:5
もしある人が悲しみをもたらしたのなら、その人は私を悲しませたのではありません。むしろ、言い過ぎにならないように言えば、ある程度まで、あなたがたすべてを悲しませたのです。
(1)パウロの牧会的配慮に注目しよう。
①パウロは「ある人」と言い、加害者の実名も被害者の実名も伏せている。
②誰かが罪を犯せば、それは教会全体に悲しみをもたらす。
③それは、パウロ個人に対する罪ではなく、教会全体に影響を及ぼすものである。
(2)悲しみをもたらした人とは誰か。
①文脈上、1コリ5:1に出てくる人物である可能性が大である。
②彼は、近親相姦の罪を犯していた。
1Co 5:1
現に聞くところによれば、あなたがたの間には淫らな行いがあり、しかもそれは、異邦人の間にもないほどの淫らな行いで、父の妻を妻にしている者がいるとのことです。
2.6~8節
2Co 2:6 その人にとっては、すでに多数の人から受けたあの処罰で十分ですから、
2Co 2:7
あなたがたは、むしろその人を赦し、慰めてあげなさい。そうしないと、その人はあまりにも深い悲しみに押しつぶされてしまうかもしれません。
2Co 2:8
そこで私はあなたがたに、その人へのあなたがたの愛を確認することを勧めます。
(1)これまでに起こったこと
①コリント教会は、罪人に対する懲戒を実施し、彼を除名した。
②除名された人は、悔い改め、主との和解に導かれた。
③懲戒が本来の効果を発揮した。
(2)今後、教会として為すべきこと
①その人にとっては、多数の人から受けた除名処分で十分である。
*この処分は、過半数の会員の賛成によって実行された。
②いつまでも今の状態を継続すべきではない。
③その人が深い悲しみに押しつぶされないように、行動を起こすべきである。
*その人を赦し、慰めてあげる。
*その人への愛を確認する(教会に受け入れる)。
(3)今日の教会へのチャレンジ
①聖書は神のことばであると認めながら、それを実行していないことが多い。
4.9節
2Co 2:9
私が手紙を書いたのは、あなたがたがすべてのことにおいて従順であるかどうか、試すためでした。
(1)「私が手紙を書いた」とは、「あの手紙」(厳しい手紙)(3~4節)であろう。
①罪人に対する懲戒を実施するかどうかを試すためだけではない。
②パウロの判断に従うかどうかを試すためでもある。
③彼らは、パウロの判断を受け入れた。
④つまり、パウロの使徒としての権威を認めたということである。
⑤次に実行すべきは、悔い改めた人を受け入れることである。
5.10~11節
2Co 2:10
あなたがたが何かのことで人を赦すなら、私もそうします。私が何かのことで赦したとすれば、あなたがたのために、キリストの御前で赦したのです。
2Co 2:11
それは、私たちがサタンに乗じられないようにするためです。私たちはサタンの策略を知らないわけではありません。
(1)パウロとコリントの信者たちは、一致している。
①彼らが悔い改めた人を赦すなら、パウロもそうする。
②その人がパウロに個人的に謝罪すべきことがある場合でも、パウロは赦す。
③それは、コリントの信者たちとの一致を示すためである。
④その赦しは、キリストの御前で行われるものである。
(2)サタンの策略
①懲戒を実行せずに、罪をそのまま放置する。
*これは、不道徳による教会の汚染であり破壊である。
②悔い改めた人を赦さない。
*これは、過剰な悲しみによる信者の破壊である。
Ⅱ.計画変更後の旅(12~13節)
1.12~13節
2Co 2:12
私がキリストの福音を伝えるためにトロアスに行ったとき、主は私のために門を開いておられましたが、
2Co 2:13
私は、兄弟テトスに会えなかったので、心に安らぎがありませんでした。それで人々に別れを告げて、マケドニアに向けて出発しました。
(1)計画変更のテーマに戻る(4節とつながる)。
①パウロは、コリント訪問の計画を変更した。
②この変更は、厳しい姿勢でコリントを訪問することを避けるためであった。
(2)計画変更後の旅
①パウロは、エペソからトロアス(海に面した西端の町)に行った。
②そこでテトスに会う予定であった。
③テトスからコリント教会に関するニュースを聞く予定でいた。
④トロアスで予期せぬ祝福が与えられた。
*伝道の扉が開かれたのである。
⑤しかし、心の安らぎがなかったので、マケドニアに向った(海を渡った)。
*テトスに会えなかった。
*コリント教会への責務が、重くのしかかっていた。
⑥宣教の機会を放棄してまで、コリント教会の霊的戦いに参加しようとした。
Ⅲ.キリストにある勝利(14~17節)
1.14節
2Co 2:14
しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。
(1)不安な状態から感謝の心への飛躍
①パウロは突然、神への感謝を口にする。
②どこに遣わされようとも、そこにはキリストにある勝利が用意されている。
(2)凱旋将軍の行列がたとえとして用いられる。
①凱旋将軍は、捕虜を最後尾に従えながら、都の大通りを行進する。
②香をたく者たちが、行列の両側を行進する。
③町中が、彼らがたく香の芳しい香りで満ちる。
(3)主イエスは、征服者として、トロアスからマケドニアまで行進される。
①パウロは、その行列に加えられている。
②主イエスは、どこに行こうとも、ご自身のしもべたちを通して働かれる。
③神は、パウロの宣教を通して、キリストを知る知識の香りを放ってくださる。
④パウロは敗北者ではなく、キリストにあって勝利者である。
2.15節
2Co 2:15
私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。
(1)凱旋行列に伴う香りは、2つの効果を発揮する。
①勝者にとっては、栄光ある勝利のしるしとなる。
②敗者にとっては、呪いのしるしとなる。
(2)福音の使者たちは、2つの役割を果たす。
①救われる人にとっては、栄光ある未来の保証となる。
②滅びる人にとっては、呪いの前兆となる。
(3)いずれの場合も、神に栄光が帰される。
①前者の場合は、神の愛と恵みがたたえられる。
②後者の場合は、神の聖と義がたたえられる。
3.16節
2Co 2:16
滅びる人々にとっては、死から出て死に至らせる香りであり、救われる人々にとっては、いのちから出ていのちに至らせる香りです。このような務めにふさわしい人は、いったいだれでしょうか。
(1)福音の使者の2面性
①クリスチャンは、滅びる人々にとっては、死から出て死に至らせる香りである。
②救われる人々にとっては、いのちから出ていのちに至らせる香りである。
(2)福音の伝達は、永遠の結果をもたらす厳粛な責務である。
①パウロの叫びは当然である。
②「このような務めにふさわしい人は、いったいだれでしょうか」
③パウロは、神の恵みのゆえに、自分たちこそ、その務めにふさわしいと言う。
4.17節
2Co 2:17
私たちは、多くの人たちのように、神のことばに混ぜ物をして売ったりせず、誠実な者として、また神から遣わされた者として、神の御前でキリストにあって語るのです。
(1)多くの人たちとは、偽教師たちである。
①彼らは、信者たちを惑わせ、パウロの使徒職に疑問を抱かせようとしている。
②彼らは、神のことばに混ぜ物をして売っている(宗教を商売にしている)。
③彼らは、ワインを水で薄めるように、神のことばを誤った教理で薄めている。
*恵みに律法を混ぜている。
(2)パウロは、偽教師のようではない。
①偽教師は、利己的動機から語る。
②パウロは、真実だけを語る。
③パウロは、すべてのキリストのしもべが真似るべき手本である。
結論:信頼できる奉仕者の4つの特徴(2:17)
2Co 2:17
私たちは、多くの人たちのように、神のことばに混ぜ物をして売ったりせず、誠実な者として、また神から遣わされた者として、神の御前でキリストにあって語るのです。
1.「誠実な者として」
(1)純粋な動機を持つ者
(2)透明な奉仕をする者
(3)隠し事がない者
2.「神から遣わされた者として」
(1)神から派遣された者
(2)神のことばだけを語る者
(3)神から奉仕のための力を受ける者
3.「神の御前で」
(1)神がともにおられることを知っている者
(2)神に対する説明責任を感じている者
(3)神の目に隠されたものは何もないことを知っている者
4.「キリストにあって語る」
(1)キリストの御名によって語る者
(2)キリストの権威によって語る者
(3)キリストの代理人として語る者




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