Q391 女のかぶり物

  • 2024.04.12
  • スピーカー 中川健一
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391 女のかぶり物

今回は、「女のかぶり物」について補足説明を記します。

コリント人への手紙第一19回目のメッセージ(3月31日)のタイトルは、「女のかぶり物」(11:2~16)でした。配信後、適用に関する質問を何人かの方々からいただきました。確かに、メッセージの最後に語る適用の部分が情報不足でした。そこで、補足説明を以下のように追加しますので、ご覧ください。私の願いは、このテーマによって分裂や分派が起こらないようにということです。

1.1コリ11:2~16は、釈義よりも適用のほうが難しい。

(1)真剣に釈義に取り組んだ。

(2)適用に関しては、知恵が必要である。

2.適用に関して、考慮すべき点がいくつかある。

(1)1コリ11:2~16全体の文脈は、神が創造した秩序への服従である。

  ①父なる神、キリスト、男、女

  ②これは上下関係ではなく、役割の違いに基づく秩序である。

(2)かぶり物は、妻が夫の権威に従っていることの象徴である。

  ①かぶり物とは、帽子ではなくベールである。

  ②コリントでは、娼婦は、かぶり物を着けないで公の場に出た。

(3)この箇所を基にかぶり物を着ける女性の信仰は、受容されるべきである。

  ①その女性は、神の命令を真剣に受け止めている方だと類推される。

  ②特に、既婚者の女性に関しては、そう言える。

(4)内面の実質が伴っていないなら、外面を整えることには、なんの意味もない。

  ①神は、私たちの外面ではなく、内面を見て喜ばれる。

  ②妻の役割を果たしていない人がかぶり物を着けても、神は喜ばれない。

(5)かぶり物は、現代の私たちの文化の中では違和感を与える。

  ①カトリックの修道女やイスラム教徒の女性

  ②かぶり物を着けようとする女性は、周りの人への影響も考えるべきである。

(6)すべてのことを、愛の原則に基づいて判断する必要がある。

  ①主の栄光のために与えられている命令を、分派の原因としてはならない。

  ②愛の関係を確認しながら、互いの信仰を尊重すべきである。

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