Q379 先祖の罪や咎について祈る必要はあるか

  • 2024.01.25
  • スピーカー 中川健一
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379 先祖の罪や咎について祈る必要はあるか

Q :悔い改めの祈りについて、教えてください。3代、4代前の先祖の罪や咎についても、執りなしの祈りをする必要はありますか。毎日1時間以上、それについて祈らなければ清くならないと言われました。

A :はじめに

 結論から言いますと、この教えは信者を束縛するものであって、聖書的ではありません。その理由を、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、この教えは、出エジプト記20章4~6節から出ています。

  (1)十戒の第2戒は、偶像礼拝を禁止しています。

(2)「わたしを憎む者には父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、わたしを愛し、

わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである」

2 番目に、この教えは、聖句の意味を誤解しています。

  (1)「父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし」

    ①父の犯した罪のゆえに子が罰を受けることはない。

②しかし、先祖の罪の悪影響は、子孫に及ぶ。

③【主】は、罪の悪影響を3代か4代でとどめてくださる。

  (2)「恵みを千代にまで施す」

①先祖の良い影響は、子孫にまで及ぶ。

    ②良い影響は、【主】の恵みによって長く続く。

3番目に、この教えは、イエス・キリストの十字架の軽視につながります。

(1)イエス・キリストは、私たちの罪のために死んでくださいました。

(2)イエス・キリストを信じた人は、罪赦され、神の怒りから解放されました。

(3)毎日1時間以上、先祖の罪のために祈らなければ清くならないというのは嘘です。

(4)もしそうなら、イエス・キリストの十字架は不完全だということになります。

(5)私たちは、イエス・キリストにあって義とされています。

(6)罪を犯したときは、それを告白することによって清くされます。

 イエス・キリストを信じた人は、あらゆる呪いから解放されています、

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