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メシアの生涯(95)—山頂から麓へ—

  • 2014.02.03
  • マルコ9章:9〜13
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

イエスと弟子たちの会話を通して、終末論を整理する。

「山頂から麓へ」

§086 マコ9:9~13、マタ17:9~13、ルカ9:36

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①ペテロの信仰告白

②イエスによる十字架と復活の預言

③イエスの変貌

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

「復活とエリヤについて当惑する弟子たち」(§86)

マコ9:9~13、マタ17:9~13、ルカ9:36

    (3)山頂と麓の対比

      ①理想と現実のギャップ

      ②将来と現在のギャップ

2.アウトライン

  (1)イエスの命令:沈黙

  (2)弟子たちの質問:終末論の混乱

  (3)イエスの回答:エリヤとは誰かの解説

  3.結論:

    (1)バプテスマのヨハネに関する復習

    (2)終末論の整理

    (3)山頂から麓へ

イエスと弟子たちの会話を通して、終末論を整理する。

Ⅰ.イエスの命令:沈黙

  
1.9節

  「さて、山を降りながら、イエスは彼らに、人の子が死人の中からよみがえるときまでは、

いま見たことをだれにも話してはならない、と特に命じられた」

  
(1)弟子たちは、いまだにメシアの使命と計画を理解していない。

    ①ペテロは、信仰告白をしたが、イエスの受難を否定した。

    ②彼は、エルサレムに上らないで、この山で仮庵の祭りを祝うことを提案した。

      *恐らく、時期的には秋の祭りである仮庵の祭りが近づいていたのであろう。

      *イエスが十字架にかかる約半年前である。

  (2)イエスは、弟子たちに沈黙するように命じた。

①変貌の出来事を今言い広めると、政治的メシア像を宣伝することになる。

②沈黙の期間は、「人の子が死人の中からよみがえるときまで」である。

③つまり、変貌の出来事の意味やメシア的王国の希望は、復活という事実を通し

てしか理解されないものなのである。

Ⅱ.弟子たちの質問:終末論の混乱

  
1.10節

  「そこで彼らは、そのおことばを心に堅く留め、死人の中からよみがえると言われたこと

はどういう意味かを論じ合った」

  
(1)「そのおことばを心に堅く留め」

    
①これまで心に残らなかった復活というテーマの重要性が、分かり始めた。

    ②受難と復活に関することばが、初めて心に届いた。

  (2)彼らは、「死人の中からよみがえる」ということばの意味について論じ合った。

      ①彼らは、死後の復活を信じていた。

      ②しかし、メシアであるイエスは死ぬはずがない。

      ③イエスは、死者を甦らせてきた。

      ④イエスの変貌の姿を、今見たばかりではないか。

  
(3)彼らは、明らかに混乱している。

    ①これは、終末論に関する混乱である。

    ②そこで、エリヤに関する質問が始まる。

2.11節

「彼らはイエスに尋ねて言った。『律法学者たちは、まずエリヤが来るはずだと言ってい

ますが、それはなぜでしょうか』」

  (1)彼らは、3つの理由で、世の終わりが近いという認識を持った。

    ①山頂で、エリヤが現れた。

    ②イエスのメシア性は、シャカイナグローリーとバットコルにより証明された。

    ③イエスは死後の復活の話をされた。

  (2)彼らは、終末とエリヤの関係について質問した。

  「律法学者たちは、まずエリヤが来るはずだと言っていますが、それはなぜでしょう

か」

  
①マラ4:5~6

  「見よ。わたしは、【主】の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあな

たがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。

それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ」

②もしエリヤが先駆者として来るなら、いつ来るのか。

③エリヤが先駆者として奉仕するなら、メシアは死ななくてもよいのではないか。

Ⅲ.イエスの回答:エリヤとは誰かの解説

  
1.12節

  「イエスは言われた。『エリヤがまず来て、すべてのことを立て直します。では、人の子

について、多くの苦しみを受け、さげすまれると書いてあるのは、どうしてなのですか』」

  
(1)イエスは、先ずエリヤが来て、すべてを立て直すということを認めた。

    ①「Elijah is coming …」

    ②これは、将来のことである。

  (2)だからと言って、メシアの受難の必要性がなくなるわけではない。

    ①メシアの受難は、明確に預言されている。

      *「書いてある」

      
*「It is written」で、聖書に書かれているということ。

②詩22篇、イザ53章など参照。

    (3)エリヤが先駆者として到来するということと、メシアの受難とは、どのようにし

て調和させられるのか。

2.13節

「しかし、あなたがたに告げます。エリヤはもう来たのです。そして人々は、彼について

書いてあるとおりに、好き勝手なことを彼にしたのです」

  
(1)イエスは、エリヤはすでに来たと言われた。

    ①「しかし」は、ギリシア語の「アッラ」で強意。

②イエスは、バプテスマのヨハネのことを言っている。

    ③「そして人々は、彼について書いてあるとおりに、好き勝手なことを彼にした

のです」

④エリヤは、アハブとイゼベルによって苦しめられた。

⑤バプテスマのヨハネは、ヘロデ・アンティパスとヘロデヤによって殺された。

    (2)マラ3:1

「『見よ。わたしは、わたしの使者を遣わす。彼はわたしの前に道を整える。あなたが

たが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使

者が、見よ、来ている』と万軍の【主】は仰せられる」

①メシアの先駆者に関する預言は、2つある。

  *マラ3:1は、無名の先駆者に関する預言。

  *マラ4:5~6は、エリヤに関する預言。

②先駆者が2人備えられているのは、メシアの初臨と再臨があるからである。

③バプテスマのヨハネは、エリヤの霊と力で奉仕した。

結論

  1.バプテスマのヨハネに関する復習

(1)天使ガブリエルが語ったザカリヤへの預言

「彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、

逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するの

です」(ルカ1:17)

      ①バプテスマのヨハネのは、エリヤの霊と力で先駆者としての奉仕を展開する。

    (2)ヨハネ自身は、自分がエリヤだとは思っていなかった。

「また、彼らは聞いた。『では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。』彼は言

った。『そうではありません。』『あなたはあの預言者ですか。』彼は答えた。『違いま

す」(ヨハ1:21)

    (3)しかしイエスは、ヨハネ自身が気づいていなかったことを示された。

    「バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められています。そし

て、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。ヨハネに至るまで、すべての預

言者たちと律法とが預言をしたのです。あなたがたが進んで受け入れるなら、実はこ

の人こそ、きたるべきエリヤなのです」(マタ11:12~14)

  ①もしユダヤ人たちがメシア的王国の提案を受け入れていたなら、バプテスマの

ヨハネはエリヤの役割を果たしたことになっていた。

      ②しかし彼らはそれを拒否したので、メシア的王国の成就は先延ばしになった。

  2.終末論の整理

    (1)バプテスマのヨハネがメシアの先駆者として奉仕した。

      ①マラ3:1の成就

      ②しかし、エリヤが苦しめられたのと同じように、ヨハネも苦しめられた。

③最後は、ヘロデ・アンティパスとヘロデヤによって殺された。

    

    (2)イエスは、神の小羊として現れ、メシアとして奉仕した。

      ①もしユダヤ人たちがイエスを受け入れていたなら、メシア的王国は成就してい

た。

      ②しかし、彼らはイエスを拒否した。

      ③イエスは、十字架にかかり、復活された。

      ④そして、教会時代が始まった。

    (3)終わりの時に、預言者エリヤが先駆者として奉仕をする。

      ①エリヤの奉仕は有効で、人々は霊的覚醒を経験するようになる。

    (4)その時イエスは、栄光の王として再臨し、地上にメシア的王国を樹立する。

  3.山頂から麓へ

    (1)山頂にいては、麓の苦しみを思う。

    (2)麓にいては、山頂の祝福を思う。

    (例話)被災地に残された犬

    「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜

が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく。雌牛と熊とは共に草をはみ、その子

らは共に伏し、獅子も牛のようにわらを食う。乳飲み子はコブラの穴の上で戯れ、乳

離れした子はまむしの子に手を伸べる。わたしの聖なる山のどこにおいても、これら

は害を加えず、そこなわない。【主】を知ることが、海をおおう水のように、地を満

たすからである」(イザ11:6)

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