私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
30日でわかる聖書 マタイの福音書(10)12使徒の派遣
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
この章はクリスチャン生活の方向性を示している。
「マタイ10章 12使徒の派遣」
イントロ:
1. 文脈を確認してみよう。
(1) イエスの公生涯が始まっている。
(2) イエスに対する3つの態度
①拒否:ユダヤ人の指導者たち
②受け入れた:イスラエルの残れる者(レムナント、真の信仰者)
③迷っている:一般民衆
(3) 「羊飼いのいない羊」とは、迷っている人のこと。
(4) 「収穫は多い」
(5) 働き手の必要性。祈ることは、自らも献身すること。
(6) 12使徒の選抜と派遣。
2. これは、現代の日本の霊的状況でもある。
(1) 第一のものが第一とされていないキリスト教の状況。
(2) 聖書の個人的解釈。
(3) 新しい教え、流行。
3. ハーベストフォーラム東京の目的は、迷える羊に方向性を示すこと。
4. 12弟子の選抜
(1) 遣わされた者
(2) イエスの権威の付与
(3) 派遣に際しての指示
5. ここにある緊張感を見逃してはならない(ことの始まり)
6. メッセージのゴールは、「方向性の確認」である。
(1) 時限法(3つの理由)
(2) 警告(3つ)
(3) 弟子道(3つ)
(4) 励まし(3つ)
マタイ10章は、クリスチャン生活の方向性を示している。
Ⅰ.時限法
1. 地理的限定
(1) 異邦人の町、サマリヤ人の町に行くな。
(2) イスラエルの家の滅びた羊のところにだけ行け。
(3) 十字架と復活以降は、これが拡大する。マタイ28章の大宣教命令。
2. メッセージと奇蹟
(1) 「天の御国が近づいた」
(2) そのメッセージの正当性は、奇蹟によって証明される。
3. 生活のための必需品
(1) 時間がない。
(2) 必要は満たされる。
4. 以上の命令は、時限法である。
(1) 現代の宣教師は、生活の準備をしている。
(例話)他人の話をそばに立って聞いているようなもの。テレビ業界についての学び。
(2) 時限法の中から、普遍的な教えをくみ上げることが大切。
(3) 2人一組で派遣。神が必要を満たしてくださるなど。
(4) これ以降の内容も、ほとんどが普遍的な真理である。
Ⅱ.警告(3つ)
1. 心の持ち方
(1) 向かう先は、楽園ではなく戦場である。
(2) 蛇のようにさとく。
(3) 鳩のように素直。
(4) これは、普遍的な原則。
2. 迫害への備え
(1) すべての人が信じるわけではない(期待せよ、そして、期待するな)。
(2) 議会や会堂で鞭打たれる。
(3) 総督たち、王たちの前に引き出される。これは、異邦人伝道が始まってから。
(4) 語る言葉は、その時に与えられる。実践的訓練を受ける。
(5) これも、普遍的な原則。
3. 神だけを恐れよ
(1) 人々はイエスを、ベルゼブルと呼ぶ。
(2) 弟子たちはさらに悪い名で呼ばれる。小から大への論法。
(3) 人を恐れるな。神だけが、魂も体もゲヘナで滅ぼすことができる。
(4) 雀でさえも神の守りの中にある。ましてや。ラビ的論法。小から大へ。
①2羽で1アサリオン
②ルカ12:6 5羽で2アサリオン
(5) これも、普遍的な原則。試練に会ったなら、どういう教訓があるかを問え。
Ⅲ.弟子としての道(3つ)
1. 愛する者との敵対
(1) 剣をもたらすために来た。信じる者と、そうでない者とを二分する。
(2) イザヤ8:14の預言の成就。
(3) イエスの時代以来、ユダヤ人たちはイエスによって二分されてきた。
(4) 今も、イエスを信じたユダヤ人は迫害に会う。
(例話)フルクテンバウム師の例。
(5) これも、普遍的な原則。
2. 十字架の道
(1) 十字架を負うとは、イエスとともにこの世から拒否されること。
(2) 「わたしにふさわしい者ではない」とは、弟子となれないということ。
(3) 救いは、信仰により、恵みによる。弟子となることは、次の段階。
(4) これも、普遍的な原則。
3. 死ぬことは生きること
(1) イエスの十字架と一体となると、イエスの復活とも一体となる。
(2) パウロの体験。ガラテヤ2:20
(3) メシア的王国での報酬。
(4) これも、普遍的な原則。
Ⅳ.励まし
1. 救われる者は多い。
(1) 神は救われる者を用意しておられる。
(2) 弟子の使命は、忠実であること。
2. イエスの弟子が伝えるメッセージを信じる者は、イエスを受け入れている。
3. イエスの弟子に対して愛の行為を行った人は、報いを受ける。
(1) どんな小さな者に対しても。
(2) 救いのことではなく、メシア的王国での報いのこと。
結論
1. 11:1 指示を与え、伝道を開始している。
2. 時限法と、普遍的な真理との区別。
3. 救われただけの段階にとどまるのではなく、弟子となることを志す。
4. 主からの報いは大きい。
週間アクセスランキング
コリント人への手紙第二(13)批判する者たちへの反論10:1~18
Q421 天国でも性別は存在しますか。
イスラエル旅2023#088中川牧師とめぐる旅:【エルサレム旧市街】4つの地区とエルサレムの再統一
コリント人への手紙第二(14)パウロと偽使徒の違い(1)11:1~15
コリント人への手紙第二(12)エルサレム教会への献金(3)-喜んで与える祝福―9:1~15
Q420 頭に燃える炭火を積むとはどういう意味ですか。