私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.110 神様はなぜアブラハムにイサクを捧げよと命じたのか。
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アブラハムが一人息子のイサクを生贄として捧げる場面は、旧約聖書の中でも大変有名です。
最終的には神の介入があり、イサクは屠(ほふ)られずに済んだのですが、なぜ神は、そんな恐ろしいことを命じたのでしょう。さっそく見てみましょう。
Q. 質問
Q:クリスチャンではない甥から質問を受けました。「イサクを生贄に捧げる話は、自分の息子より神様を選んだのはすごいなと思った。でも、なんで神様はそんなことさせるんかと思った」
A. 回答
A:これは、アブラハムの信仰を訓練するための最終段階で起きたことです。いつものように3つ申し上げます。
1.神は、神のことばに信頼することの重要性を教えようとされました。
(1)神のことばを信頼することは、神の人格を信頼することです。
(2)アブラハムは、神のことばに従ったので、
「【主】の山に備えあり」という祝福を体験しました。
2.神は、復活の希望を教えようとされました。
(1)イサクを捧げたら、子孫の約束は成就しないことになります。
(2)葛藤の中でアブラハムが見出したのは、「復活の希望」でした。
(3)彼は、イサクは復活するという確信をもってモリヤの山に上りました。
3.神は、ご自身の愛を教えようとされました。
(1)神は、ご自身のひとり子を犠牲にすると決めておられました。
(2)同じレベルの愛をアブラハムが示すことを要求されました。
(3)しかし、最後はイサクを殺さなくてもよいようにされました。
(4)アブラハムはイサクを捧げようとしたので、神の友と呼ばれるようになりました。
参考になる聖句
「彼は、神には人を死者の中からよみがえらせることもできる、と考えました。それで彼は、死者の中からイサクを取り戻したのです。これは型です」(ヘブ11:19)
神はアブラハムの信仰を訓練された。
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