成長したクリスチャンになるための3原則

  • 2010.11.09
  • スピーカー 中川健一
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出エジプト記にある金の子牛事件と幕屋建設の記事を通して、成長したクリスチャンになるための3原則が語られます。クリスチャンとして成長したい方、必聴です。信徒の成長を願う牧師、教職者の方々にもおすすめします。

成長したクリスチャンになるための3原則

イントロダクション

1.はじめに

(1)現在、出エジプト記の講解メッセージを続けている。

①48回目を終えた。

②32章以降の金の子牛事件が印象に残った。

③幕屋建設の途上で起こった妨害事件

④モーセの執りなしの祈りによって、神は裁きを思い直された。

  (2)金の子牛事件と、幕屋建設の対比

①出32:1~6

②出35:20~29

2.アウトライン

  (1)自発的であること

  (2)奉仕に必要な知識を持っていること

  (3)幻を持っていること

このメッセージは、金の子牛事件から教訓を学ぼうとするものである。

Ⅰ.自発的であること

   1.金の子牛事件の場合、命令されている。

①アロンが民に命じて、金を捧げさせた。

  2.幕屋建設の場合、民が自発的に捧げた。

①神は、自発的な捧げ物以外は受け取らない。

②その結果、あり余るほどの捧げ物があり、途中でストップするほどであった。

  3.インターネット時代

①飴とムチの時代は終わり、創造性の時代に入った。

②強制されてする仕事は疲れるが、自分から進んでする仕事は疲れない。

③強制されたクリスチャン生活は疲れるが、自発的なクリスチャンは喜びで満ちる。

  4.人間理解の基本は、「自発的」ということである。

①神はなぜ人間を、罪を犯すものとして創造したのか。

②イエスはなぜイスカリオテのユダに、「あなたがしようとしていることを、今すぐし

なさい」と言われたのか。

③愛の自発性:キルケゴールの例話:貧しくなった王子の話

Ⅱ.奉仕に必要な知識を持っていること

   1.金の子牛事件の場合、アロンに任せきりである。

①アロンが金の子牛を作り、民がそれを礼拝した。

  2.幕屋建設の場合、すべての民が参加した。

①金の子牛事件では、捧げたものは金だけであった。

②幕屋建設では、15種類の品物が捧げられている。

③誰もが参加できる。

④自分の能力に応じて参加できる。

⑤出35:25 女たちの働き。労働を提供した。

⑥キリストのからだなる教会のイメージがある(エペ4:16)。

  3.知恵と英知と知識の霊で満たされた人が、神によって用意された。

①ユダ族のフルの孫、ベツァルエル

②最小部族のダン部族出身、オホリアブ

③心に知恵のある多くの工人

  4.一般社会でも、創造的な仕事は基本的な技能の上に成り立つものである。

  5.現代の日本のキリスト教界の問題点

①講解メッセージを語らない説教者

②指導者に任せ切りの信徒

③聖書を学ばない信者

④人間に都合のよい神を作りだす信者

Ⅲ.幻を持っていること

   1.金の子牛事件の場合、幻を持っていなかったために好き勝手に振舞った。

  2.幕屋建設の場合、少なくともモーセだけは幻(神の意図)を見ていた。

  3.出エジプト記のクライマックスは、40:30~37である。

(1)雲が幕屋をおおった。

(2)【主】の栄光が幕屋に満ちた。

(3)出エジプトの目的は、神を知ることである。

(4)神を体験的に知らなければ、約束の地は祝福の地とならない。

(5)シャカイナグローリーが民を約束の地へと導く。

  4.クリスチャンの自己認識

(1)神とともに天の都を目指して歩む者である。

(例話)スターバックス

(2)自らのブランド・イメージを失うようなことがあってはならない。

結論:成長に必要な3つの要因

  (1)自発的であること

  (2)奉仕に必要な知識を持っていること

  (3)幻を持っていること

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