Q395 神学編 解釈学のゴールとは。

  • 2024.05.09
  • スピーカー 中川健一
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395 神学編 解釈学のゴールとは

Q:解釈学のゴールとはなんですか。

A:はじめに

正しい解釈に到達したことを、どのように知るのでしょうか。解釈学のゴールについて、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、解釈学のゴールは、著者の意図を探し当てることです。

(1)著者の意図を理解したかどうかが、解釈の正しさを判断する基準となります。

(2)聖書記者たちは、聖霊の導きを受けて聖書を書きました(霊感)。

(3)真の著者は、神です。

(4)聖書記者の意図を理解することは、神の意図を理解することです。

2番目に、解釈学のゴールは、一つの意味を探し当てることです。

(1)10人いれば、10通りの解釈があるわけではありません。

(2)解釈学は、意味の単一性という原則の上に立っています。

(3)同じ箇所でも、読むたびに異なった印象を持つ場合があります。

(4)これは、意味の変化ではなく、意義の変化です。

3番目に、解釈と適用を区別する必要があります。

(1)意味は一つしかありません。

(2)適用は複数あります。

(3)私のメッセージは、意味の解説と適用から成っています。

(4)ガリラヤ湖の嵐を静めた奇跡

  ①イエスは創造主である。弟子たちはイエスというお方を恐れた。

  ②そこからの適用は、無数にあります。

解釈学のゴールは、著者の意図を探し当てることです。

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