私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q379 先祖の罪や咎について祈る必要はあるか
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379 先祖の罪や咎について祈る必要はあるか
Q :悔い改めの祈りについて、教えてください。3代、4代前の先祖の罪や咎についても、執りなしの祈りをする必要はありますか。毎日1時間以上、それについて祈らなければ清くならないと言われました。
A :はじめに
結論から言いますと、この教えは信者を束縛するものであって、聖書的ではありません。その理由を、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、この教えは、出エジプト記20章4~6節から出ています。
(1)十戒の第2戒は、偶像礼拝を禁止しています。
(2)「わたしを憎む者には父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、わたしを愛し、
わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである」
2 番目に、この教えは、聖句の意味を誤解しています。
(1)「父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし」
①父の犯した罪のゆえに子が罰を受けることはない。
②しかし、先祖の罪の悪影響は、子孫に及ぶ。
③【主】は、罪の悪影響を3代か4代でとどめてくださる。
(2)「恵みを千代にまで施す」
①先祖の良い影響は、子孫にまで及ぶ。
②良い影響は、【主】の恵みによって長く続く。
3番目に、この教えは、イエス・キリストの十字架の軽視につながります。
(1)イエス・キリストは、私たちの罪のために死んでくださいました。
(2)イエス・キリストを信じた人は、罪赦され、神の怒りから解放されました。
(3)毎日1時間以上、先祖の罪のために祈らなければ清くならないというのは嘘です。
(4)もしそうなら、イエス・キリストの十字架は不完全だということになります。
(5)私たちは、イエス・キリストにあって義とされています。
(6)罪を犯したときは、それを告白することによって清くされます。
イエス・キリストを信じた人は、あらゆる呪いから解放されています、
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