私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q306 『中川牧師の一日一章』第2巻のデザインについて教えて下さい。
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306 『中川牧師の一日一章』第2巻のデザインについて
Q:『中川牧師の一日一章』第2巻を購入しました。読むのが楽しみです。表紙のデザインですが、うっすらと数字が配置されていますね。249/929/1189となっています。この意味について教えてください。
A:はじめに
第2巻をお買い上げくださり、ありがとうございます。表紙に書かれた数字には、意味があります。豆知識も含めて、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、数字は聖書の章数を示しています。
(1)1189は、聖書全巻の章数です。
(2)929は、旧約聖書の章数です。
(3)249は、ヨシュア記から歴代誌第二までの歴史書の章数です。
(4)第2巻『歴史書』は600ページを越える分厚い書になりました。
2番目に、ヨエル書とマラキ書の章数に注目しましょう。
(1)ヨエル書は、日本語聖書では3章ですが、ヘブル語聖書では、4章です。
(2)マラキ書は、日本語聖書では4章ですが、ヘブル語聖書では、3章です。
(3)差し引き「0」になりますので、旧約聖書の章数929は変わりません。
(4)こうなった理由は、七十人訳聖書がヨエル書を3章、マラキ書を4章としたから。
(5)日本語聖書は、七十人訳聖書の区分を採用しました。
3番目に、章や節の区分は、今から500年ほど前にできたものです。
(1)聖書の原典には、章と節の区分はありません。
(2)章の区分は、1227年にできたと言われています。
①カンタベリーの大主教スティーブン・ラントンが、聖書を章に区分しました。
②1382年に出版された「ウィクリフ英語聖書」が、その区分を採用しました。
(3)次に、節が区分されました。
①1448年、ユダヤ人ラビのナタンが旧約聖書に節をつけました。
②1555年、ロベール・エティエンヌ(別名ステファナス)が新約聖書に節つけました。
参考になる聖句
「聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です」(2テモ3:16)
章や節の区分は完璧ではありませんが、聖書を読む際に役に立ちます。
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