パートⅠ.葛藤の舞台設定2章 悪魔の国の始まり

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聖書は、「神の国と悪魔の国の葛藤」というテーマを軸に読み解くことができる。創造主である神は、被造世界に対して最善の計画を持っておられる。それを阻止しようとして暗躍するのが悪魔である。この世になぜ悪が存在するのか。その答えは、神と悪魔の葛藤の中にある。

パートⅠ.葛藤の舞台設定

2章 悪魔の国の始まりイントロダクション

  1.「神の国と悪魔の国の葛藤」というテーマを軸に、聖書の解説を試みようとしている。

    (1)「神の国と悪魔の国の葛藤」というテーマは、聖書の歴史哲学の中心である。

  2.本シリーズの目次

    パートⅠ.葛藤の舞台設定

      1章 「神の国の始まり」

      2章 「悪魔の国の始まり」

    パートⅡ.旧約時代

    パートⅢ.中間時代

    パートⅣ.新約時代

    パートⅤ.公認教会の時代

    パートⅥ.ルネサンスと宗教改革の時代

    パートⅦ.近代における背教の時代

    パートⅧ.自由主義神学の時代

    パートⅨ.グローバリズムの時代

    パートⅩ.神の国の完成

  3.2章のアウトライン

    (1)サタン(悪魔)の野望

    (2)サタンによる天的領域の支配

    (3)サタンによる地上的領域の支配

悪魔の国の始まりについて学ぶⅠ.サタン(悪魔)の野望  1.
悪魔の国の王であるサタンとは何者なのか。

    (1)黙20:2

Rev 20:2 彼は、竜、すなわち、悪魔でありサタンである古い蛇を捕らえて、これを千年の間縛り、

    (2)悪魔に関して4種類の言葉が出て来る。

①竜(ドラゴン)

②蛇(オフィス)

③悪魔(ディアボロス)。「誤った証拠をもって責めてくる者」という意味。

④サタン(サタナス)。これも同じく「糾弾する者」という意味である。

        *聖書は悪魔を竜や蛇にたとえたり、悪魔やサタンと呼んだりしている。

    (3)かつてサタンは、神によって創造された最高位の天使のひとりであった。

      ①彼は、自らの力と美を過信し、自分も神のようになりたいと思った。

②イザ14:12~14、エゼ28:11~17、1テモ3:6

    (4)堕落する前のサタン

「守護者ケルブ」と呼ばれていた。

「全きものの典型」であり、「知恵に満ち、美の極みであった」

③エデンに置かれ、9つの宝石が彼を覆っていた。

*大祭司の胸当ての12の宝石と対比されるものである(出28:17~20)。

④恐らく彼には、天の聖所において、祭司的役割を与えられていたのであろう。

2.サタンは、神に反抗し、自らが支配する王国を造ろうとした。

  (1)その結果、「守護者ケルブ」が、サタン(敵対者)と呼ばれるようになった。

  (2)しかし、サタンには神のように無から有を創造する力はなかった。

①彼は、創造主ではなく、被造物である。

②彼が採り得る唯一の方法は、神が創造した「神の国の臣民」を誘惑し、「悪

魔の国の臣民」に作り替えることだけである。

    (3)サタンはこの作業を2段階で行った。

①天的領域を支配するために、天使たちを誘惑した。

②地上的領域を支配するために、人間を誘惑した。

Ⅱ.サタンによる天的領域の支配  
1.サタンは、天的領域を支配するために天使たちを誘惑した。

(1)黙12:4

Rev 12:4
その尾は天の星の三分の一を引き寄せて、それらを地に投げ落とした。また竜は、子を産もうとしている女の前に立ち、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた。

      ①天の星とは、天使のことである。

      ②サタンは、神について嘘を吹聴し、天使の3分の1を自分の側に付けた。

③その結果、天使の3分の1がサタンに従い、堕落した。

④これらの堕天使たちは、悪霊と呼ばれるようになった。

2.サタンは、悪霊どもを組織化し、戦略的に神の国とその臣民たちを攻撃し始めた。

  (1)今やサタンは、「悪霊どものかしら」(マタ12:24~26)と呼ばれている。

(2)また、「空中の権威を持つ支配者」(エペ2:2)として暗躍している。

Eph 2:1 さて、あなたがたは自分の背きと罪の中に死んでいた者であり、

Eph 2:2
かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。

  3.信者は霊的戦いに勝利するために、「神のすべての武具を身に着け」る必要がある。

Eph 6:11 悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。

  4.天使の3分の1は堕落したが、残りの3分の2は堕落しなかった。

    (1)彼らは、神に忠実な神の国の臣民たちである。

「聖なる御使いたち」(マコ8:38)

「選ばれた御使いたち」(1テモ5:21)

(2)神による天的領域の支配は、これらの天使たちを臣下として今も続いている。

Ⅲ.サタンよる地上的領域の支配  
1.次にサタンは、地上的領域を支配するために、人間を誘惑して堕落させた。

  (1)創3:1~5

Gen 3:1
さて蛇は、神である【主】が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。「園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。」

Gen 3:2 女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。

Gen 3:3
しかし、園の中央にある木の実については、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と神は仰せられました。」

Gen 3:4 すると、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。

Gen 3:5 それを食べるそのとき、目が開かれて、あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです。」

  2.サタンは蛇を通して、先ずエバを堕落させ、次にアダムも堕落させた。

    (1)サタンの誘惑の中心は、次の言葉に集約される。

「あなたがたは決して死にません。それを食べるそのとき、目が開かれて、あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです」

    (2)サタンは、「神のようになろう」という野望を抱いたので堕落した。

①イザ14:12〜14

    (3)人間もまた、同じ野望を抱いたために誘惑に乗り、堕落した。

  3.神への反抗(堕落)は、いくつかの悲劇的な結果をもたらした。

    (1)人間は、罪を犯した瞬間に霊的に死んだ(創2:16~17)。

①霊的死とは、神との関係の断絶のことである。

②それまで人間の内側には、「神を慕い求める性質」があったが、その性質が

変質し、人間は神に敵対するようになった。

③パウロは、ロマ8:7でこう書いている。

Rom 8:7 なぜなら、肉の思いは神に敵対するからです。それは神の律法に従いません。いや、従うことができないのです。

      ④神に敵対する性質のことを、神学的には「全的堕落」という。

    (2)人間は、すぐに肉体の死を迎えたわけではないが、堕落した瞬間から、死に

至る劣化のプロセスが始まった。

①人間は病気だけでなく、事故、災害、暴力などによっても死ぬようになった。

Rom 5:12
こういうわけで、ちょうど一人の人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして、すべての人が罪を犯したので、死がすべての人に広がったのと同様に──

    (3)神の代理人(代官)として地上を管理する特権に、変化が生じた。

①サタンが「この世の神」(2コリ4:4)となった。

②人間は、神の御心に沿って地上を統治するのではなく、自然界を搾取するよ

うになった。

③さらに、人間の堕落は自然界にのろいをもたらした(創3:17~18)。

④ロマ8:19~22

Rom 8:19 被造物は切実な思いで、神の子どもたちが現れるのを待ち望んでいます。

Rom 8:20 被造物が虚無に服したのは、自分の意志からではなく、服従させた方によるものなので、彼らには望みがあるのです。

Rom 8:21 被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由にあずかります。

Rom 8:22 私たちは知っています。被造物のすべては、今に至るまで、ともにうめき、ともに産みの苦しみをしています。

    (4)人間は、神の国の臣民から、悪魔の国の臣民になった。

      ①アダムが神に反抗した結果、アダムの子孫たちはすべて(キリストを除い

て)、霊的に死んだ状態で、神に敵対する性質を宿して誕生するようになった。

②生まれながらの人間は、新しい生まれ変わりを経験しない限り、悪魔の支配

に従って生きることしかできないのである。

③新しい生まれ変わりとは、霊的新生体験のことである。

④エペ2:2

Eph 2:2
かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。

      ⑤サタンの嘘を信じ、霊的闇の中を歩いている人間は、やがてサタンと同じ裁

きを受けることになる(黙20:10、15)。

    (5)サタンは、「この世を支配する者」となった(ヨハ12:31、14:30、16:11)。

①それゆえサタンはキリストに、次のような提案をすることができた。

Luk 4:5 すると悪魔はイエスを高いところに連れて行き、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せて、

Luk 4:6 こう言った。「このような、国々の権力と栄光をすべてあなたにあげよう。それは私に任されていて、だれでも私が望む人にあげるのだから。

Luk 4:7 だから、もしあなたが私の前にひれ伏すなら、すべてがあなたのものとなる。」

結論
1.ここまでの段階では、サタンは、神の国を破壊し、悪魔の国を造るという当初からの目的をある程度達成したかに見える。
(1)彼は、天的領域と地上的領域に、自らが支配する国を造った。(2)堕落した人間は、サタンの目的に従って利用される存在となった。
2.かつては愛と恵みに富んだ神の支配下にあった人間が、神が創造した素晴らしい被造世界を破壊することしか考えないサタンの支配下に入った。
(1)人間がサタンの嘘に惑わされて重大な失敗を犯したことは、明白である。
  3.神は、直ちにサタンを粉砕することもできたはずであるが、そうはしなかった。(1)神は、堕落した人間を愛し、彼らを救おうとされた。(2)神は、天地創造の前から人間を救う計画を立てておられた。(3)今後私たちは、神の国と悪魔の国の葛藤がどのように進展していくのかを学ぶことになる。
  4.聖書は、最後は神の国の勝利で終わることを約束している。

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